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イベントレポート一覧へ
「ちょもろー」とは、「ちょっと先のおもしろい未来」を表す言葉。その体験ができるイベントが、東京・竹芝エリアで開催された。
東京の海の玄関口であり、世界とつながる空の玄関口「羽田空港」にも直結する竹芝エリアは、日本が世界に誇る新しい文化や産業の発信地になろうとしている。
官・民・学が連携して、「デジタル×コンテンツ」のエネルギーを集結し、「ちょもろー」をはじめ世界に誇れる魅力的な日本の姿を次々と、この地から創造していきたいと、eスポーツからアニメ、お笑い、ミュージックライブなど、ポップカルチャーやライフスタイルを変えていく最先端のテクノロジーを、「東京ポートシティ竹芝」プロジェクトの中核となる大型複合施設「オフィスタワー」内のさまざまなステージで紹介した。
竹芝エリアに「コンテンツ×テクノロジー」産業の拠点を形成する活動母体「CiP協議会」は、2019年に「City&Tech委員会」を設立。
2020オリパラに合わせて、ロボット、AI、IoT、5G、8Kといった先端技術を集積させた都市をつくり世界に示そうと、竹芝でのテクノロジーの集約実装に向けた活動を進めてきた。今回、そのショーケースとして、スマートシティのテクノロジ一の一部が体験できる展示を実施した。
前日7/2(金)には、「ちょもろー前日祭」と称したフライングLIVE配信イベントを、ちょもろーの舞台となる「東京ポートシティ竹芝」のポートスタジオから配信。
最新の映像技術をフル活用するための配信の仕組みや活用機材の紹介等、オンライン配信の舞台裏をトークセッション形式で紹介した。
ちょもろー開催期間中には、オープニングイベント「ちょもろー出発式」から始まり、吉本芸人によるお笑いライブ、世界オタク研究所が開催するアカデミックセッション、eスポーツイベントなど、さまざまなイベントの生配信を実施。来場しなくとも、色々なジャンルの“ちょもろー”な世界を楽しむことができた。
東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー、ウォーターズ竹芝、竹芝地区船着場・干潟
コロナ禍でも動員を確保、「大ゴジラ特撮王国 ~オールゴジラ大集結!!~ in 東京ドームシティ」
ハリウッド映画『ゴジラvsコング』の公開、新作TVアニメ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』の放送・配信を記念して、ゴジラの歴史を体感できるイベント「大ゴジラ特撮王国 ~オールゴジラ大集結!!~ in 東京ドームシティ」が開催された。
本展は、ゴジラ生誕60周年を記念し、2014年に全国で開催された「大ゴジラ特撮展」の進化形。これまでのゴジラ映画を年代順に網羅し、1954年に公開されて大ヒットを記録した『ゴジラ』から、2021年までに公開された映画作品を全て、紹介。最大級のゴジラ・テーマパークとして、歴代のオールゴジラが大集結し、長きにわたって愛されるゴジラのこれまでの足跡にフォーカスした。
見どころは、映画の一場面を再現したリアルな大規模特撮ジオラマや、東宝が所有する貴重な公式所蔵品の展示。また、「ゴジラというキャラクターのストーリーを語る」をテーマに、ゴジラというキャラクターが生まれてから現代に至るまで、どのような形で世間に受け入れられてきたのか、その沈没も含めて、解説した。
『ゴジラ』の精神は、国内で復活し、最大のヒットとなった第29作『シン・ゴジラ』(2016年公開)、新機軸のアニメーション作品『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』(2021年3月25日配信開始&4月1日テレビ放送開始)に至るまで受け継がれており、ハリウッド版『ゴジラvsコング』も公開が決定されるなど、これまでにない規模の展開を見せている。
会場では、全3部作構成となるゴジラのアニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』の紹介のほか、YouTubeオリジナル人形劇番組『怪獣人形劇 ゴジばん』も特別展示。今なお、多くのクリエイターがゴジラに向き合い、作品をつくり続けており、特撮映画の枠を飛び越えて展開する「ゴジラの今」が感じられるコンテンツも取り上げた。
本イベントは、緊急事態宣言下でのスタートとなり、出足は鈍ったものの、週を追って来場者数が増加。マニアなゴジラファンから、カップル、夫婦、小さな子ども連れのファミリー、若い女性も訪れ、幅広い層に好評だった。
緊急事態宣言明けのファイナルウィークには、大ゴジラ特撮王国特製ステッカーを配布するなどのスペシャル企画を展開。会場内の特設エリアにて、ゴジラゆかりの映画監督である手塚昌明氏と浅田英一氏が特別に来場し、思い入れのあるゴジラ作品などについて語るスペシャルトークイベントも実施した。
そのほか、東京ドームシティ内のフード&コミュニティ空間『Hi!EVERYVALLEY(ハイ!エブリバレー)』を、「ゴジラパーク」としてラッピング。イルミネーションゴジラの点灯や、キャンドルワークショップもあった。(C)TM & TOHO CO., LTD
東京ドーム Gallery AaMo
ユニクロの公園一体型大型店舗で開催「RE.UNIQLO サステナクイズラリー withドラえもんサステナモード」
「PLAY」をコンセプトに、ユニクロ、ジーユーとして、初めて屋上に公園を設置した大型店舗となる「ユニクロPARK 横浜ベイサイド店」で、親子でたのしく“サステナビリティ”が学べるクイズラリー形式のイベントが開催された。ユニクロの店舗でのこのような子ども向けのサステナビリティに特化したイベントの開催は、初となる。
ユニクロでは、2021年3月、世界中の未来をより良いものに変えていくため、ユニクロのグローバルサステナビリティアンバサダーにドラえもんが就任。サステナビリティへの取り組みをドラえもんと共に分かりやすく、楽しく、明るく伝える活動を行っていくことを発表した。
サステナビリティへの取り組みを加速させる決意を緑のロゴに込め、「ドラえもん」も緑色のサステナモードにチェンジ。今回のイベントを開催することとなった。
本イベントでは、「ユニクロPARK」に、約50体のサステナモードにチェンジした緑色のドラえもんが登場。屋外あそび場を回遊し、展示されたドラえもんの中からクイズのヒントと答えを探し出す特別イベントとなっていた。
クイズラリーの開催によって、地球環境への配慮をはじめ、地球・社会・人にとってより良い未来を目指すことや、ユニクロで購入した商品を回収し、難民支援を目的としたリユースや、新たな商品へのリサイクルを目的としたユニクロの活動「RE.UNIQLO(リ.ユニクロ)」への理解を促進した。本イベントは、今後、アレンジを加えて、他店舗でも展開していく意向だ。
ユニクロPARK 横浜ベイサイド店
スーパードライの世界観を体験、アサヒビール茨城工場「スーパードライミュージアム」オープン
スーパードライの世界観を体感できるアサヒビール茨城工場「スーパードライ ミュージアム」が4月20日にオープンした。茨城工場は設備工事を行い、従来の工場見学をミュージアムにリニューアルオープン。スーパードライの歴史やこだわりが五感で楽しめる体験型施設とした。
コロナウイルスの感染予防対策として、催行人数11名の少人数制で実施。1時間のツアーはドライクルーが施設を案内する、ほぼ貸し切り状態。土日の予約枠はすぐ埋まる人気ツアーとなっている。
コロナ禍において来場予約は、茨城県・東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・群馬県・栃木県・山梨県在住者に限定。 政府の緊急事態宣言が発出された地域(東京都)在住者の来館は、宣言発出終了まで断っている。居住地確認のため、電話での事前予約受け付けとなる(※インターネットでの予約は不可)。
ミュージアムでは、スーパードライの歴史や、製造工程を見ることができるだけでなく、スーパードライの特徴であるキレ・辛口・鮮度へのこだわり、製造のスピード感、工場できたてのスーパードライを飲む体験を5感で体験することができる。
見どころとなる新たなコンテンツは、立体的となる4面の大型スクリーンで楽しめる「SUPER DRY GO RIDE(スーパードライ ゴーライド)」。まるで自分が缶ビールに乗ったような感覚で?!ビールを缶に詰める工程を臨場感たっぷりの映像で体感できる。
高さ60メートル地点にある「SUPER DRY HALL」では、ビールを味わうだけでなく、できたての生ビールを自分でサーブする「スーパードライのサーブ体験試飲コーナー」もある。
何度でも来たくなる、周りの人に伝えたくなるワクワクする施設として、随時、企画展の更新なども行っていく予定だ。
アサヒビール茨城工場
東北・新潟のプロモーション連携事業「芭蕉の辻プロジェクト」推進のための拠点施設「CROSS B PLUS(クロス ビー プラス)」オープン
昨年の秋に誕生したオフィスビル、新仙台ビルディングの1階に、複合施設「CROSS B PLUS」がオープンした。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行を経験し、域内の交流人口拡大を含めた地域経済発展・地方創生に向けた取り組みが急務となっている今、株式会社仙台ビルディング、株式会社河北新報社、株式会社第一広告社の3社は、同施設を拠点に、「東北・新潟のプロモーション連携拠点を目指す」ことをコンセプトに掲げたプロジェクト「芭蕉の辻プロジェクト」を始動させた。
「CROSS B PLUS」は、仙台市中心部の「芭蕉の辻(ばしょうのつじ)」に位置している。
「芭蕉の辻」は、仙台城下町時代、商業経済の要所であった場所。幕府が町民に情報を伝える手段として高札が設置され、「札の辻(ふだのつじ)」とも呼ばれ、情報発信拠点の役割も担っていた。現代に至るまで、商業・金融の中心として栄えてきている。
施設名称は、東北・新潟の人・モノ・情報が“クロス”し、芭蕉の辻(“B”)で、新たな価値が生まれる(“PLUS”)施設となる、という意味を持つ。
古くから商業や情報発信の拠点として栄えていた「芭蕉の辻」において、オンラインとオフラインの辻として、巨大な2面のLEDデジタルサイネージやキッチン機能を活かし、自由な発想で利用ができるイベントスペースを展開。ライブキッチンや、オンラインセミナー等でも使用できる撮影・配信設備を完備した。
また、東北・新潟の新聞社や自治体と連携し、記者会見やPRイベントの開催などを国内外に発信。東北・新潟の情報発信拠点となることを目指す。
本プロジェクトでは、「CROSS B PLUS」を中心に、「イベントスペース事業」「メディア・PR事業」「デジタル事業」「カフェダイニング・クラフト事業」「SDGs推進事業」の5つの事業を展開予定。施設は、東北や新潟の食材や伝統工芸品を手掛けるカフェ・クラフト事業として、イベントスペース、キッチンスペース、ビール醸造所、菓子製造所を常設。
イベントスペースとして開放しつつ、メディア・PRや、本プロジェクト公式サイトで情報発信を行うデジタル事業と連携し、単なるイベント開催に留まらない情報発信の場を提供していく。
事業の詳細やイベントスペースの活用例、東日本大震災から10年がたち、今後の10年を見据えて展開される仙台市の「都市再構築プロジェクト」の背景等を伝える。