自宅にいながら幸せな時間を花嫁とともに過ごす
業界初のiPad™活用 新サービス 「おうちde結婚式」
ヒルトン東京は、2011年1月よりApple社の情報端末機“iPad”を活用した業界初の新サービス「おうちde結婚式」をスタートさせている。結婚式を生中継した映像を、自宅にいながらI Padで見られるというものだ。
コンラッドおよび、ヒルトンのサービススタッフが、当日出席することができないゲストの自宅にかけつけ、i Padのセットアップから、テーブルセッティング、料理にいたるまで、すべてを請け負う。チャペルや宴会場のようすを映像で見ながら、会場で提供されている婚礼コース料理をシェフが特別にアレンジしたものを自宅で食べることができるのだ。i Padによる会場と自宅の双方のコミュニケーションも可能。「おうちde結婚式」は、まさに自宅にいながら主役の二人と幸せな時間を共有することができる画期的なウェディングサービス。料金は2名より35万円〜(税金・サービス料込)で、会場専用カメラマン1名、ケータリング料理(ドリンク含む)、シェフ1名、サービススタッフ1名、テーブル・椅子・リネン等テーブルセット一式、i Pad™・カメラ・PC等通信に必要な機材の貸し出しの費用が含まれている。
ヒルトン東京広報部の中村氏に尋ねたところ、「ゲストの中でも高齢の祖父母に出席してもらいたいけれど、遠方に住んでいたり、体が不自由で参加できなかったり、との声を以前から多々いただいていたためこのような企画がうまれました。今後高齢化に向けて、ますますニーズは広がるかと思います」と話してくれた。なるほど、かわいがってきた孫の結婚式を見たいと願う高齢層は今後ますます増えそう。披露宴のお色直し退場の際に、祖父母と一緒に歩く花嫁花婿が多いところをみても、人生における幸せの時間を共有することは双方にとって大事なこと。距離的な問題や健康上の理由からそれが叶えられないのは、なかなかあきらめきれないだろうと想像する。映像をあとから見られるといえばそうなのだが、かけがえのない時間を遠方からでもリアルタイムで共有できるという点に、最新技術を投入する意味が大いにあると思われる。また、昨今の挙式事情もかつてとは大分変化してきており、宴会場サイドもこれまで以上に主役の二人の意見を取り入れて、自由度の高いパーティー(イベント)をするようになってきているため、こうしたサービスがあるかないかで、そこの宴会場のスタンスがみえやすく、“ハレの日”を安心して任せられるという要因のひとつにもなりそうだ。中村氏も「よりカスタマイズされたプロデュースを心がけています」とのこと。サービス提供会場は、現在のところ北からヒルトンニセコビレッジ、ヒルトン東京、ヒルトン東京ベイ、コンラッド東京、ヒルトン名古屋、ヒルトン大阪、ヒルトン福岡シーホークの7カ所。今後、ブライダルフェアにおける案内や、メディア露出をしていくことにより認知度を上げていくという。
ヒルトングループでは、ほかにもホテルのコンシェルジュデスクにて、独自のワールドワイドiPadアプリケーションを用い、近隣の観光スポットの紹介、お薦めレストラン、コンビニエンスストアやATMの場所などを閲覧できるサービスを実施している。これからも活用方法は多岐に広がっていきそうだ。
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(2011年6月17日 小松静)