SANYO「聖闘士星矢25周年記念 ギリシャ旅行プレゼントキャンペーン」
博報堂DYメディアパートナーズと博報堂は、エンタテインメントやスポーツなど計9ジャンルのコンテンツに対する生活者の消費行動の実態を把握する「コンテンツファン消費行動調査」を実施し、その調査結果を7月に発表しています。調査対象ジャンルは、「バラエティ・ドラマ」、「アニメ・特撮」、「マンガ・小説」、「映画」、「音楽」、「ゲーム」、「美術展・博覧会」、「スポーツ」、「特定のタレント・人物」。この調査は、業界団体別の出荷・売上データなど既存のコンテンツ関連調査では把握できなかった、生活者のコンテンツ消費実態に本格的に迫った国内初の調査です。
この調査では、「複数のコンテンツジャンルにまたがった消費」「多様な項目にまたがった消費」、さらに「有料・無料にまたがった消費」と、日本のコンテンツファンの意欲的な“またがり消費”の特徴が明らかになりました。“またがり消費”3つの特徴は、以下のとおりです。「複数のコンテンツジャンルにまたがった消費」では、利用層一人あたり平均4.2ジャンルのコンテンツを利用。支出額の合計は年間74,502円。「多様な項目にまたがった消費」では、.パッケージ、グッズ、イベント、動画配信など多様な項目にまたがっており、従来のパッケージ消費から、ロケ地旅行・イベントなどのライブ体験型コンテンツ消費まで項目が多様化しています。さらに、「有料・無料にまたがった消費」では、「ファン=お金を使う」とは限らない、という調査結果に。「プロ野球」「Jリーグ」では約6割強、「ドラマ・バラエティ」では約5割、「アニメ・特撮」では約3割のファンがコンテンツを無料で楽しんでいる、というデータが出ています。
(参考資料)
博報堂DYメディアパートナーズ
さて、庶民の身近な娯楽施設として、日本の国内各地にくまなく存在しているエンタメ施設のひとつが「パチンコ」です。しかし、娯楽の多様化や、古臭いイメージによる若者離れ、法改正によるギャンブル性の低下による客離れ、社会問題視された「パチンコ依存症」などが指摘され、ピークの参加人口からは年々減少しています。そんな「パチンコ」業界では、『タイアップ機』といわれているパチンコ台が大きなポジションを占めています。『タイアップ機』とは、漫画やアニメ、特撮、またはハリウッド映画といったキャラクターもの、歌手や俳優、女優などの芸能人とタイアップして、その知名度を活用した機種のこと。2003年に発売されたパチスロ“北斗の拳”は空前の大ヒット人気機種となりパチスロを打ったユーザーが原作コミックスや愛蔵版などを買い求めるという現象が起きました。
そして、この夏は、KYORAKUとSANYOの2大パチンコメーカーが懐かしのテレビアニメを活用したキャンペーンを展開。KYORAKUは、「びっくりぱちんこ 銀河鉄道999」のリリースを記念した「ミス・メーテルコンテスト」。総勢30名美女が永遠のマドンナ・メーテルの称号をWeb上で競うコンテストを展開しています。そして、SANYOは、「聖闘士星矢25周年記念 ギリシャ旅行プレゼントキャンペーン」と称し、聖闘士星矢の原点、サンクチュアリを巡ろう!とWebからの応募者から抽選で「アテネ(ギリシャ旅行)」をペアでプレゼントするキャンペーンを実施しています。いずれも、それらの作品に慣れ親しんだファン層をパチンコへの新規ユーザーとして取り組む宣伝効果を狙っています。
2009年6月に日本38都道府県、120館で公開され、その年の8月に興行収入30億円を突破した「エヴァンゲリオン新劇場版:破」にシリーズ初登場したキャラクター“真希波・マリ・イラストリアス”のフィギュアが抽選でもらえるキャンペーン。対象商品についている応募券5枚集めて応募すると、抽選で100名に当たる!
(2011/09/03)