プランナーやアートディレクター、リサーチャーなどからなる電通の社内横断組織「ギャルラボ」が、消費の主役である若い女性の7割が隠し持つという「ギャルマインド」から若者の新たな消費行動を読み解いた本、「パギャル消費 女子の7割が隠し持つ『ギャルマインド』研究」を発売。新商品開発者やマーケッターの間で話題になっています。キーワードは「パギャル」。同書の著者である電通「ギャルラボ」の西井美保子氏は「パギャル」の定義をこう説明しています。「パギャルとは、ギャルマインドをもつすべての女性を指します。見た目はいわゆるギャルでなくても、ギャルに通じるようなマインドを持っている女性は実に多く、見た目もマインドもギャルとして生きる“真ギャル”とは違って半端なギャルだから、略して“パギャル”と呼んでいます」。その代表的女性が本の表紙モデルとなっているアイドルグループAKB48の藤江れいなさんです。また、近年、つけまつげやカラコン、クルマまで、”ギャルマインド”を刺激する商品が女子の間でヒットしています。その主役が「パギャル」という女性たちです。
西井氏の調査によると、2011年に18歳～34歳までの女性800人を対象にアンケートを実施したところ、「真ギャル」が12.8％、「パギャル」は55.5％。若い女性のうち、実に7割以上がギャルマインドを持つ計算になります。さらに、この結果を人口ボリュームに当てはめると、18歳～34歳までの女性1247万人（総務省統計局調べ・2009年10月1日時点）のうち、「真ギャル」と「パギャル」を含めた「ギャル人口」は、845万人。2010年に15～49歳までの女性9000人以上を対象に行ったアンケートでは、若い女性に限らず、40代の中にも、ギャルマインドを持つ女性が1～2割存在したこともわかりました。ギャルは決してマジョリティではないですが、ギャルに共通する「ギャルマインド」を持つ女性は、大多数を占めているようです。この現代版ギャル「パギャル」たちが、日本再生の救世主となるのでしょうか。
さて、そんな女性たちを対象とした、キレイがギュッと！輝く女性のクレジットカード「JCB LINDA」を発行しているJCBが「買い物が、日本の力になる。」というテレビCMをオンエアしています。JCBは、「日本発唯一の国際クレジットカードブランド」として、会員数6,705万人、取扱店契約数1,736万件(2010年9月末現在)のグローバルカードですが、今年1月に50周年を迎えています。この50周年の節目に、さまざまなプロモーションを企画、その一環として「買い物が、日本の力になる」という新CMを制作。私たちが買い物をすると、巡りめぐって誰かが喜ぶ。買い物は、生活と笑顔を生んでいるというメッセージが込められています。出演は、ジャニーズ事務所の嵐のメンバーであり、現在は俳優としても活躍している二宮和也さん。また、CMの中では、昨年JCBのCMで話題になったあのカエルも出演しているらしいです。現在、CMは毎週月曜日10:00PM～10:54PM放送の「しゃべくり007（日本テレビ系列）」（宮崎・沖縄を除く全国）内にて放送しています。
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(2012/12/24)
