3月28日・29日東京ドームでは、メジャーリーグ開幕戦「オークランド・アスレチックスVSシアトル・マリナーズ」 が開催されました。日本のプロ野球ではセパ12球団で、4人もの新監督が誕生しました。マクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングが昨年11月に実施した「2011年スポーツマーケティング基礎調査」では、プロ野球チームのファンは、3685万人。プロ野球チームを応援している人は、全体の41.7%で、昨年から4.4ポイント増加。人気チームをみると「読売ジャイアンツ」(987万人)がトップ。次いで「阪神タイガース」(702万人)、「中日ドラゴンズ」(415万人)、「福岡ソフトバンクホークス」(333万人)という結果に。ちなみにWBC日本代表のファンは2709万人、メジャーリーグのファンは512万人でした。しかし、ワールドカップ効果やアジアカップの優勝などで、サッカー日本代表チームのファンは4717万人(昨年比908万人増)、また女子ワールドカップで優勝した「なでしこジャパン」のファンは3909万人となり、いずれも、プロ野球人気を上回っています。ファンの数だけみると、プロ野球よりもサッカー日本代表の方が多いという結果が出ましたが、「好きなスポーツ」または「よく見るスポーツ」では、最も好きなスポーツでは、8年連続で「野球」(16.6%)がトップ。次いで「サッカー」(12.0%)、「ゴルフ」(5.0%)と続いています。よく見るスポーツについても、8年連続で「野球」(42.9%)が1位。しかし、2位の「サッカー」(42.2%)は昨年から6.2ポイントも増加しており、野球と同じレベルになってきています。
マクロミル・三菱UFJリサーチ&コンサルティング「2011年スポーツマーケティング基礎調査」
さて、3685万人のファンが応援しているプロ野球とコラボレーションしたプロモーションが展開されています。
■プリモ・ジャパン「史上初!!パ・リーグ6球団横断 始球式プロポーズ!」
宝飾品専門店「アイプリモ」を運営するプリモ・ジャパンは、プロ野球パ・リーグ6球団と共同で、始球式でのプロポーズイベントを実施します。パ・リーグの全6球団を横断した同様のイベントは初めてのこと。婚姻件数が減少するなか、思い出に残るプロポーズの演出を通じて知名度を高めることで、「アイプリモ」への集客につなげていこう、という戦略です。具体的には、4月25日の楽天ーオリックス戦から始め、7月までに各球団の本拠地の球場で1回ずつ実施。「アイプリモ」の店舗で申し込みを受け付け、期間中に同社指定の店舗で打ち合わせが可能かどうかなどを審査して各1組、計6組を選出。始球式では、選ばれたカップルがグラウンドに登場し、男性が「ストライクをとったら結婚してください」と求婚。ストライクだったら、女性に婚約指輪を差し出し、改めてプロポーズ。観客にも応援してもらい、球場を盛り上げていこうという企画です。また本イベントに合わせ、公式Facebook上にて抽選で10万円相当のダイヤモンドを10名様に、各球団プレミアムグッズが当たるプレゼントキャンペーンを3/21~7/7まで実施しています。
■日本コカ・コーラ「ジョージア片手に、プロ野球を語ろう。GEORGIA BASEBALL PARK」
そして、もうひとつのプロ野球とのコラボレーション企画がNPB(日本野球機構)のパートーナーであるコカ・コーラのジョージア「ジョージア片手に、プロ野球を語ろう。GEORGIA BASEBALL PARK」です。このプロモーションでは、6月17日までプロ野球の勝利チームを予想して的中すると、抽選で「マイチームのジョージアオリジナル球団グッズ」などが毎日抽選で120名に当たる「プロ野球 勝敗予想チャレンジ」。また、「選手一人一人がベストを尽くし、与えられた役割をまっとうすることで、チームを勝利に導く。チームのために最も貢献した魂あふれるプレー」をファンの投票により選ぶ、ファン参加型のNPB承認・特別表彰「ジョージア魂賞」を展開。さらに、ジョージアのサイトでは、6人の選考委員がバトンを繋ぐ「リレーコラム」など、プロ野球ファンにはうれしい、充実したコンテンツに満ち溢れています。
(2012/4/9)