4月11日、東京メトロ銀座線にレモン色のレトロな外観が目を引く新型車両「1000系」が運行を始めました。始発の浅草駅には、1番列車に乗ろうと、カメラを持った鉄道ファンが詰め掛けました。また、ホームで行われた出発式には、女優の武井咲さんも駆けつけ、初運行を祝いました。この1000系は、約1年間は1編成のみで、1日10往復程度の運行を予定しており、運行ダイヤは東京メトロのホームページで公開。銀座線は、2016年度までに順次、38編成すべてを1000系に切り替える予定だそうです。
東京メトロの銀座線は、昭和2年に「東洋初」の地下鉄として、浅草と上野の間で開業。
その後、銀座、新橋と路線を延ばし、昭和14年には今と同じ浅草と渋谷を結びました。ドイツ・ベルリンの当時の地下鉄の色と同じレモンイエローで、地下でも映える色だったため取り入れたということです。当時の鉄道車両は、木製が主流でしたが、地下で火災にならないように鋼鉄製の車体が採用されました。また、赤信号で進んだ場合に自動でブレーキがかかる「ATS=自動列車停止装置」も日本で初めて導入されました。当時の最先端技術を取り入れた車両として、平成21年には、銀座の時計塔とともに近代化産業遺産に認定されています。そして、4月11日に登場した新型車両にも、レモンイエローの車体だけでなく、最先端の技術を取り入れる姿勢が引き継がれています。カーブが多い銀座線をよりスムーズに走れるように、新型車両には車輪が自動的にハンドルを切るように動く、最新の技術が採用されました。また、ヘッドライトや車内照明に環境にやさしいLED照明が取り入れられています。
東京メトロ「銀座線新型車両1000系デビュー」
■ネスレ「三陸鉄道キット、ずっとプロジェクト~キットカット キット、ずっと号」
さて、昨年3月の大震災で、鉄道にも多くの被害があった東北・三陸地方では、鉄道の本格的な復旧を祝い、大手企業が支援したプロジェクトが進行しています。
プロジェクト名は、「キット、ずっとプロジェクト」。岩手県の三陸地方で地元住民の足でもあり、貴重な観光資源でもあった「三陸鉄道」。大震災により線路や駅舎を失い、現在も一部の区間のみで運行を強いられており、2014年に完全運行再開を目指しています。そんな「三陸鉄道」の存在と魅力を日本国内はもちろん、世界に向けて発信することで、認知の拡大とさらなる観光振興を中心とした沿線地域全体の活性化を図ることを目的として立ち上げられたプロジェクトです。「キット、ずっとプロジェクト」実行委員会は、岩手県三陸鉄道強化促進協議会、三陸鉄道、そして、春の受験シーズンのキャンペーンで有名な「キットカット」を販売しているネスレ日本。その他、岩手県三陸鉄道沿線にある各観光協会や運行再開の起点となる田野畑村の方々、及び久慈工業高校の生徒さんなどにより構成されています。
プロジェクトでは、「三陸鉄道」の本格的な復旧の第一弾となる4月1日(日)の陸中野田-田野畑間の運行再開を記念して、3月30日(金)からコラボレーション商品「キットカット キット、ずっと号」を発売。商品の内部は、三陸鉄道 久慈駅 橋上駅長監修のもと、三陸鉄道の観光向けお座敷列車「さんりく・しおかぜ号」の雰囲気をそのまま楽しめるよう、細部まで再現しています。また商品パッケージ(外観)は、「三陸鉄道」が4月1日から一部で運行を開始する車両「キット、ずっと号」をイメージしたサクラアートのデザインを施しています。商品内容は 「キットカット ミニ」10枚に加えて、組立式の備品類やキャラクター人形、さらに「三陸鉄道」で利用できる300円相当の乗車券(切符)を同梱しています。「三陸鉄道」とネスレは、この商品の販売を通して「さんりく・しおかぜ号」と「キット、ずっと号」の魅力を伝え、多くの方に本物の「三陸鉄道」を見に足を運んでいただきたいと願っています。なお、「キットカット キット、ずっと号」は、「三陸鉄道」及びネスレのオンラインショップで1,000個限定での予約販売です。
(その他の鉄道会社キャンペーン)
東急電鉄「東急線早起き応援キャンペーン」
期間中、7:00までに東急線各駅改札をPASMOで入場された方に、もれなくTOKYUポイントプレゼント!さらに、4月から毎月10日以上「早起き乗車」された方の中から抽選でホテル宿泊券も当たる!
(2012/4/16)