近年、ソーシャルメディアの急速な浸透により、今までニッチであったオタクコンテンツが広く一般に波及し、映画やテレビドラマ、アニメ、バラエティといった幅広いエンターテイメントコンテンツに大きな影響を及ぼすようになっています。もともと情報感度が高く、幅広いカルチャーに精通するオタク層はコンテンツビジネスにおけるトレンド感覚にも優れており、オタクコンテンツが一般化する日本社会の中で、アウトサイドな存在からトレンドセッターへと変貌しました。15歳～39歳で「自分をオタクと思う」「他人からオタクだと言われる」人は約4割に達しています。また、電通「オタクがラブなもの研究所」が実施した「第一回オタクが好きなもの」調査では、オタクコンテンツだけでなく、ファッションやビューティー領域のトレンドにも高感度な「女性オタク」層の存在が明らかになっています。この「美オタ」層（電通オタクがラブなもの研究所が命名）は、一般の女性よりもファッション誌やビューティー誌の閲読率が高く、世の中のトレンドに対しても敏感で、美しいものに対する意識が高い一方、アニメを中心としたオタクコンテンツに関する知識も豊富で、興味・関心母体、という特徴があります。
（参考）電通「オタクがラブなもの研究所」（DENTSU OTAKU LABORATORY）ニュースリリースより
さて、「美オタ」層の中心的存在として、オタクが集まる東京・秋葉原（AKIHABARA）からグループ名が生まれたAKB48。さまざまなテレビCMやキャンペーンで大活躍中ですが、今度は、食品メーカーのある商品キャンペーンに登場しています。
世界初のカップ麺とされるロングセラー商品で、時代とともに食の多様化によってさまざまな風味の商品や、「ミニ」や「BIG」などの異なるサイズの商品も発売されている、日清食品の「カップヌードル」。この夏は、新しくて意外な、そしておいしい食べ方「ICEカップヌードルライト」を提案しています。「ICEカップヌードルライト」は、その名の通り、「カップヌードルライト」に、氷を入れて冷やして食べるというものです。その驚きの食べ方をたくさんの方に知ってもらおうと、AKB48の4人のメンバー（篠田麻里子、小嶋陽菜、大島優子、指原莉乃）が登場したテレビCM「ICEカップヌードル・サプライズリレー」編を制作、オンエアしています。このCMでは、メンバー1人が、もう1人のメンバーをターゲットにし、事前の説明なしに目の前で「ICEカップヌードルライト」を作ってサプライズ！という本当のどっきりを仕掛けます。彼女たちの素のリアクションがとても印象的なCMになっています。また、「ICE カップヌードルライト」の作り方は、とてもシンプル。用意するのは熱湯と氷だけ。麺がギリギリ漬かるまでお湯を入れ、30秒後に一度かき混ぜたら3分間待ち、そこに 氷をたっぷりと入れ、しっかりと冷えるまで混ぜて食べる、というものです。また、ホームページ上では、冷たいセリフでカップヌードルを冷やす、冷っタイピングというゲームを公開しています。ＡＫＢ48の彼女たちのユニークなセリフを楽しむことが出来るゲームです。同時に、会社の社食で「ＩＣＥカップヌードルライト」を試食できる試食キャラバンを展開。参加した企業のキャラバンイベントは、イベントレポートページで楽しむことができます。
（その他即席麺メーカー夏のキャンペーン）
■東洋水産「マルちゃん麺道楽で『“ルクエ スチームケースおじや”が1000名様に当たる！』キャンペーン」
8月10日までの期間中に対象商品のバーコード2枚を1口にして、専用応募ハガキまたは郵便ハガキにバーコードを貼り、必要事項を記入して応募。抽選で「ルクエ スチームケースおじや」を1000名にプレゼント！
■エースコック「ワンタンメンオリジナルレシピコンテスト」
エースコックの（袋）ワンタンメンを使ったオリジナルレシピを考え、キャンペーンサイトより必要事項を入力して応募。グランプリ1名には「ワンタンメン12ケース（360食）+こぶたグッズ」を進呈。その他優秀賞10名、あんふぁん賞1名を選定して賞品プレゼント！
(2012/06/25)
