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日本最大級のアニソンイベント 観客動員記録をさらに更新

日本最大級のアニソンイベント 観客動員記録をさらに更新

2日間で40組のアーティストが競演した今年の「アニサマ」。来場者数は過去最高の約54,300人(2日間)を記録した

 

日本最大級のアニソンイベント 観客動員記録をさらに更新

初日は田村ゆかり&May'nのナンバーでスタート。登場した瞬間から会場のボルテージは急上昇

いわゆる「アニソン」、アニメソングのライブイベントがここ数年盛り上がりをみせている。ライブハウス規模からホールクラスまで、全国各地で大小様々なイベントが行なわれ、多くのアニメファンが足を運んでいる。

新規の大型イベントも東京と大阪でそれぞれ立ち上がった。東京は、東京国際フォーラムで8月13日(月)に行なわれた「ジャパンアニソンカップ」(http://anisoncup.jp/)。大阪は、8月3日(金)~5日(日)に大阪城西野丸庭園にて行なわれた「nonstop アニソントレイン祭」(http://anitore.me/)。前者は昭和のアニメを語る上で欠かすことのできない漫画家の永井豪さんがゲストで登場したり、後者はコスプレでの参加を促したりと、それぞれ個性を打ち出し、盛況のうちに幕を閉じた。

そんななか、大型アニソンイベントの先駆け的存在である「Animero Summer Live 2012-INFINITY∞-」がさいたまスーパーアリーナにて2日間にわたって開催。合計約54,000人以上ものファンが熱狂した。

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2日目のトリを務めたのは茅原実里さん。アニメ「境界線上のホライゾンII」のOP「ZONE//ALONE」など4曲を披露

このイベントは2005年にスタート。もともとは(株)ドワンゴと文化放送との共催イベントとして代々木第一体育館で開催され、その後日本武道館での開催(2回)を経てさいたまスーパーアリーナに場所を移し、現在に至る。その間、2010年には大阪、東京でそれぞれ「アニサマ Girls Night」と題した女性限定ライブを行なったほか、2011年には初の海外公演を上海にて開催。約8,000人を動員し、日本のポップカルチャーの高い人気ぶりをあらためて印象付ける結果となった。さらに今年5月には横浜でゲームソングを中心とした関連イベントも実施し、こちらも好評を博した。
現在は(株)ドワンゴの関連会社である(株)MAGES.と(株)文化放送が共催。昨年は過去最大の動員数となる約53,500人(2日間)を集め、今年はそれをさらに上回る来場者数を記録した。

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森口博子さんが登場するとひと際大きな声援が会場を包み込んだ。「機動戦士Zガンダム」の主題歌となったデビュー曲「水の星へ愛をこめて」などを熱唱 ※写真はすべてⓒAnimelo Summer Live 2012/MAGES.

アニソン中心のアーティストや声優のほか、今年で言えば森口博子さん、織田哲郎さんといったお茶の間でもおなじみのアーティストも参加することや、レコード会社やレーベルの枠組みを超えた多彩な出演陣が好評の大きな要因だ。また、1日あたり40曲以上が聴ける“お得感”、主催の関連企業である(株)ドワンゴモバイルの携帯サイト「アニメロ」との連動(最新情報、待受画像・着うた配信など)、「ニコニコ生放送」での過去映像放送など、多角的な展開もこのイベントの強み。

 

日中国交正常化40周年記念として10月27日(土)に予定されていた2度目の上海公演は安全を優先とし、延期になってしまったが、アクシデントなく開催されていたら成功していた可能性は非常に高かった。日本のアニソンが海の向こうでも十分アピールできるコンテンツであるということが証明できる機会だけに、ぜひ実現してほしいものだ。

そしてメインの「Animero Summer Live」もあと2年で10回目を迎えようとしている。音楽コンテンツが全体的に不調ななか、一部アイドルとアニメ関係は根強い支持があるだけに、アニソンライブイベントの代表格である本イベントがどのような方向性を今後示していくのか興味深いところだ。
(2012年8月25日(土) 鈴木隆文)

 

 

【タイトル】Animero Summer Live 2012-INFINITY∞-
【日程】2012年8月25日(土)~8月26日(日)
【会場】さいたまスーパーアリーナ
【主催】(株)MEGES./(株)文化放送
【協賛】カラオケの鉄人/グッドスマイルカンパニー/ブシロード
【後援】アニプレックス/インデックス/SMEレコーズ/キングレコード/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント/DIVEⅡentertainment/5pb/フライングドッグ/ポニーキャニオン/ランティス/ワーナー・ホーム・ビデオ 他(50音順)
【企画】アニサマプロジェクト実行委員会
【協力】さいたまスーパーアリーナ
【入場料】前売り8,500円(全席指定)
【チケット販売窓口】チケットぴあ/ローソンチケット/CNプレイガイド/イープラス/ちけっとぽーと/携帯サイト会員向け限定販売
【来場者数】約54,300人(2日間)
【URL】http://anisama.tv/