個性的な店舗がひしめく裏原宿に12月6日、ひときわユニークなショップがオープンした。世界中で愛されるファッションドール、バービーのフラッグシップショップ「Barbie HARAJUKU」だ。ファサードには、大きな瞳、グラマラスな唇、波打つ金髪と、あのバービーのビジュアルが登場。2階のウインドー越しに4体のバービーがお目見えするなど、キャッチーな外観が人目を引いている。
「Barbie HARAJUKU」は、バービーをテーマにした国内で初めてのフラッグシップショップ。アパレルではこれまで、サンエーインターナショナルがジュニアサイズを取り扱う「Barbie Kids」を全国展開してきたが、2012年1月に撤退。小売業のi-cornがバービーのライセンサー、マテル・インターナショナルと契約し、フラッグシップショップの運営に乗り出した。「世代を超えて愛されるバービーが、あらゆる女性へ夢や希望を与えられる存在になる」(i-corn)店舗を目指すという。
43坪の店内は3フロア構成。1階にドール、バック、アクセサリー、コスメ、ステーショナリー、中2階にアパレルなど、約700アイテムを扱う。Tシャツ、ルームウェア、トートバッグ、アクセサリーなど、オリジナルアイテムも豊富。来春には本格的なアパレルラインも立ち上げる。ターゲットは20代を中心に、10代から40代以上の女性と幅広い。店長兼バイヤーの佐野良子さんは、「バービーファンはもちろん、ファッションが大好きなお客様にご来店いただきたい」と意気込む。オープン前日、各媒体やブロガー、モデルなどファッション関係者約400人を招いて開催されたオープニングレセプションでは、さっそくアイテムを購入する客でレジ前に行列ができるなど、反応も上々の様子だった。
商品構成と並んで魅力的なのが、外観同様、バービーの世界観たっぷりに演出された店内。「世代を超えて女性の憧れであるバービーを表現するため、“バービーピンク”を基調にホワイトとシルバーで統一感を出し、明るくセレブな空間に仕上げました」(i-corn)。レジカウンターもピンク、天井付近の壁はピンクとホワイトのツートンカラーのストライプを使用。随所に鏡面張りを施し、什器にもライトストーンを散りばめるなど、華やかな空間はまるでパーティー会場のようだ。入り口を初め、店内のあちこちにオリジナルアイテムを着たバービーマネキンとピンクのプードルが登場するのも楽しい。
原宿と表参道が交わる裏原宿への出店は、双方の客層の取り込みが狙い。もともと広範な年代に愛されるバービーだが、幅広いラインナップ・価格帯に加え、バービーの世界観を詰め込んだ店舗は、年齢を問わず多くの女性たちから支持を集めそうだ。
Barbie HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前4-28-18
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定休
URL:http://barbiestorejapan.com/
Facebookページ:https://www.facebook.com/barbiestorejapan
運営:株式会社 i-corn(アイコーン)