日本政府は2011年度から小学5年・6年生への英語教育を必修化し、2013年度中に低学年でも必修化することを検討しています。また、楽天をはじめ英語を社内の公用語とする企業も増えてきました。欧米や東南アジアで学びたい、学ばせたいというニーズはますます高まってくると予想されます。そんな社会ニーズを踏まえ、大手旅行各社は夏休みに合わせ、子どもが語学を学習できるツアーを拡充しています。小学校の英語教育拡大の高まりを背景に、子どもの教育に熱心な親の需要を掘り起こすことが狙いです。
■JTBワールドバケーション×ベネッセ「わいわいファミリー 英語&異文化体験プログラム」
『総合旅行産業』から『交流文化産業』へ進化し続けるJTBグループの1社、JTBワールドバケーションズは、ベネッセコーポレーションと共同開発した「英語&異文化体験プログラム」を2013年夏休みの家族向け海外旅行商品「わいわいファミリーシリーズ」に組み込み、この春から販売を開始しました。
JTBワールドバケーションズでは、「子どもが英語や異文化に触れ、興味や自信を持つような体験を早くから持たせたい」と考える保護者が増えていること。グローバル環境の中で、子どもたちが世界のどこにいても強く明るく、自分らしく生きていけるようにと、海外旅行ツアー中に英語を活用したり、異文化交流ができるプランを企画。「英語&異文化体験プログラム」では、観光地を周るスタンプラリーやイベント会場に子ども専用の買物コーナーを設けるなど、現地スタッフとの挨拶や買物などの日常のシーンで簡単な英会話ができる場面を用意。遊びながら自然に英語に触れることができ、「英語が通じた」という現地ならではの体験ができることで、英語や異文化に興味や関心が高まることが期待できます。対象方面では出発前に子ども向けガイドブック「まるわかりBOOK」を配布し、事前に旅行への期待を盛り上げて現地での学びにつなげる工夫も行なっています。
■HIS「きずなアートフェスinタイ」
一方、エイチ・アイ・エス(HIS)は、国内外で美術展覧会の企画運営などをおこなうクオリアートが実施するイベント「きずなアートフェス in タイ」に参加するツアーを発売しました。これは、日・ASEAN友好協力40周年記念事業として実施するもの。国内の絵画教室の講師や生徒、保護者をターゲットにしており、とくに夏休み期間の8月に実施することから多くの子どもたちの参加を希望しています。
この「きずなアートフェス」は、子どもたちにたくさんの感動を与え未来への希望を持ってもらいたいという思いのもと、アートを通して子どもたちの心のふれあいの場を作るため、国内外で絵画展などさまざまなイベントを開催。今回のタイのイベントでは「家族」をテーマに8月6日、7日の2日間、バンコクのバンコクアートカルチャーセンターで開催。日本の絵画教室の子どもたちによる「家族」をテーマにした絵を約8000点展示するとともに、タイの子どもたちの絵も約500点展示。ツアーでは同イベントのレセプションで開催される、現地の子どもたちの交流セレモニーに参加。絵を出展し、ツアーに参加した子ども全員には、レセプション会場で記念メダルの授与もおこないます。また、2011年の大洪水で被害を受けたバンコクの小学校を訪問し、歓迎イベントやアートのワークショップを実施するなど、現地の子どもたちとの国際交流の場も設けています。なお、ツアーの売上の一部は、大洪水で被害を受けた小学校に寄付する予定です。
(「旅」をテーマにした夏休み家族向け販促キャンペーン)
■日本旅行「夏旅キャンペーン お国巡りリレー」
全国を旅するキティちゃんと一緒に各地の魅力を探しにいこう!2013年夏、ご当地キティちゃんと各地のご当地キャラクターが日本旅行「夏旅キャンペーン」で出会います!ご当地キティちゃんコンプリートセットなど豪華賞品も当たります!プレゼントキャンペーンは9月30日まで。
■東急ホテルズ「全国東急ホテルズ 夏のファミリーキャンペーン」
全国の東急ホテルズでは、夏休みの家族旅行におすすめのプランを用意。家族向けの特別価格や、子どももよろこぶグリコのお菓子セット&トランププレゼントなどうれしい特典がもりだくさん。キャンペーン期間は9月30日まで!
(2013/07/31)