サービスエリアがエヴァンゲリヲンとコラボ
東名高速道路 足柄サービスエリアで、人気アニメ「エヴァンゲリオン」と中日本高速道路がコラボしたイベント「NERV 中日本 EVANGELION 足柄」が開催される。開催期間は7月17日から12月23日。
今年は本作の劇中年と同じ西暦2015年であり、20周年。今回のイベントはこれを記念し、物語の舞台である第3新東京市(足柄下郡箱根町)に程近い東名高速道路 足柄サービスエリアで開催されることとなった。
期間中、館内では6メートルを越える世界最大のエヴァンゲリオン初号機立像が展示される他、アニメとコラボした限定フードや限定グッズの販売等、様々な企画が実施される。
近年、サービスエリアをただの休憩場所ではなく、商業施設として見直す動きがでてきている。地域の特産物を扱ったものや、スタンプラリー等の小規模なイベントも少なくない。しかし、今回のような大規模なイベントは少なく成功に期待がかかる。
今後、車でのアクセスが容易で、メインにも寄り道にもなるサービスエリアや道の駅等は、中・大規模イベントの開催地として注目に値するだろう。
http://sapa.c-nexco.co.jp/special/eva_ashigara/index
広島東洋カープの関連商品が続けて登場
宝積飲料は広島カープを応援する飲料3種類を発売した。3月に発売したカフェオレに続く第二弾となる。
「カープ女子」という言葉にも表れているように、近年広島カープの人気は急上昇中。去年に引き続き、広島県内企業だけでなく、県外含む多くの企業がカープとのコラボ製品を販売している。
県内企業ではメガネの田中チェーンがカープ応援サングラスを先月販売するなどしている。渋谷に本社を置く奇譚倶楽部は、人気シリーズ「コップのフチ子」とカープをコラボさせた。
カープの人気に注目しているのは企業だけではない。広島水道局はカープのマンホールを設置して話題を呼んだ。
カープ人気は県内にとどまらない。地域経済にとっては、カープ目当てでやってきた観光客を、いかに他の製品・観光スポットに目を向けさせていくかが勝負となるだろう。
静岡トヨペット「宝探し」で集客狙う
静岡トヨペットは静岡県内での宝探しイベントを開催すると発表した。
宝の地図に描かれた謎を解きながら、21地域に隠された宝箱を見つけ出す。謎解きの過程で県内の特徴ある建物や歴史の魅力を体験できるように工夫した。
イベントの参加に必要な冊子は同社の35店舗で配布する。暗号や謎を解いた人には店舗で商品を贈る。抽選で県内の特産品を送ることで、地域の活性化も狙う。
子育て世代などの新客層を取り込むことが狙いの本イベントは、夏休み中の子どもに来てもらうために9月まで実施する。
本イベントの企画・運営を行うタカラッシュは、同様の宝探しイベントをテーマパークや地域で数多く開催している。夏休みということもあり、複数の地方で宝探しイベントが開催される。
地域の活性化のためにこのようなイベントを利用したいと考える地方自治体も少なくない。実際、本イベントは県庁の後援・静岡新聞の共催で行われる。
http://www.takarush.jp/promo/toyopet/index.html
Suica等のICカード、使えない地域解消へ
国土交通省は、「Suica(スイカ)」や「PASUMO(パスモ)」などのICカードが使えない地域を解消するために地方の鉄道やバス会社でも参加しやすい交通系ICカードの「共通システム」を開発支援することを決めた。
主要な10の交通系ICカードを全国で相互に共通利用できるようにするシステム作りが柱となる。
4月1日現在でICカードが全く使えないのは青森、秋田、福井、鳥取、島根、徳島の6県、独自カードはあっても相互利用はできないのは愛媛、高知、宮崎、沖縄の4県だ。
地方の公共交通機関が独自に発行したカードでは、主要なICカードのシステムを経由する必要があり、費用負担も大きく普及の障害になっていた。新しい「IC乗車券共通システム」は、地方の独自カードのシステムと主要なカードのシステムを直接接続することでコストを低減し、普及を促進させる。
カードが使えるエリアを拡大することで、地方交通の格差解消・活性化だけでなく、訪日客が地方を訪れる際の利便性向上にも繋がる。
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo12_hh_000083.html
外国人に浴衣をレンタル
高島屋新宿店では、7月19日~8月10日までの間、外国人客向けに浴衣をレンタルする期間限定サービスを開始する。
浴衣を着てのショッピングを楽しんで貰う。着付けは外国語が話せる専門の担当者が行う。
「茶の湯体験」も用意されており、呉服サロンにある和室でお茶をたて、参加者に振舞い、日本語と英語でお茶の歴史などを紹介する。
この催しでは、外国人客に日本を知ってもらい、再度日本に来てもらおうという狙いがあるのだろう。
実際、少子高齢化が進む中、売り上げの底上げはインバウンド頼みといった面もある。外国人客に日本ブランドは人気で、需要が高いのも事実だ。
東京オリンピックの開催により、今後外国人向け市場が拡大することは間違いない。百貨店間では既にこの市場での競争が過熱しているが、今後他業種にも飛び火していくことは間違いないだろう。
http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/topics/other.html#os32921