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コラム・特集

秋葉原ウォッチ~秋葉原駅構内の体験型イベント例~

今や家電だけではなく、アニメ文化の聖地としても世界中から注目を集め、外国人観光客が数多く訪れるビジネスの街としても注目を浴びている秋葉原。そんな秋葉原駅電気街口改札内の通路中央には、イベントスペースが設置されており、日々様々なイベントが行われているのをご存知だろうか?

どのイベントも常に人で賑わっているのだが、はたしてその人気の秘訣とは何か?
本日は3つの事例を紹介し、イベント成功の鍵を探っていく。

1.EPSON エヴァンゲリオン×スマートキャンバス 商品体験イベント「アキバ体験」

「時感旅行」をコンセプトに、時間の変化とともに様々なグラフィックをディスプレイで表示するEPSONの腕時計「スマートキャンバス」。

この人気シリーズが新たにコラボレーションしたのが、不動の名アニメ「エヴァンゲリオン」。エヴァンゲリオンを代表する印象的なシーン、圧倒的な世界観をグラフィックで表現した、ファン待望のアイテム。

2016年1月28日の発売に先駆け、12月8日(火)~12月11日(金)にJR秋葉原駅構内でイベントを実施した。
劇中で使用されたBGMや、渚カヲルと碇シンジが連弾するピアノの鍵盤をモチーフにした製品ディスプレイなど、エヴァンゲリオンの世界観を凝縮したブースを設置。ブース裏側には実際の商品をイメージさせる、レンチキュラー付きチラシを並べ、背景のビジュアルも日によって変わる仕様にし、注目を浴びた。
秋葉原ウォッチ~秋葉原駅構内の体験型イベント例~
秋葉原ウォッチ~秋葉原駅構内の体験型イベント例~

※EPSON エヴァンゲリオン×スマートキャンバス 商品体験イベント「アキバ体験」
http://www.epson.jp/products/smartcanvas/evangelion_event/

2.宇宙戦艦ヤマト2199Concert2015×ヤマト音楽団大式典2012 サウンド付広告

12月14日~20日の期間には、JR秋葉原駅構内総武線の二階通路にはヤマトの大看板が登場。
こちらは12月24日発売の「宇宙戦艦ヤマト2199Concert2015×ヤマト音楽団大式典2012のBlu-ray特別セット」の広告。

特筆すべきはサウンドが流れていること。スピーカーからはアニメの主要キャラクター・沖田艦長のセリフが流れるなど、思わず足を止めてしまう内容になっていた。

秋葉原ウォッチ~秋葉原駅構内の体験型イベント例~

※宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会 公式ツイッター
https://twitter.com/new_yamato_2199

3.有馬記念 歴代優勝馬占い

12月27日に開催された競馬レース、第60回 有馬記念(G1)の開催を記念して、ベルサール秋葉原では、12月21日~12月27日の期間、競馬を楽しめる様々なアトラクションが用意された。

その一環として、秋葉原駅構内では「有馬記念 歴代優勝馬占い」のブースを設置。
ディスプレイの前で顔認証をすると、有馬記念の歴代優勝馬が映し出され、その馬に例えて2016年の運勢を占ってもらうというもの。
結果はQRコードで読み取れ、詳しい内容とともに歴代優勝馬の映像も観れる、競馬ファンには嬉しいイベント。

秋葉原ウォッチ~秋葉原駅構内の体験型イベント例~

※JRA ARIMAEN 公式HP
http://www.jra.go.jp/arimaen2015/
※秋葉原の情報サイト 1UP情報局
http://www.kk1up.jp/archives/n46129.html

 
以上、見てきたように秋葉原駅構内のイベントは、単に広告的なPRをするのではなく、参加・体験型のユーザーインセンティブが多いイベントとなっているのが特徴だ。それゆえ人気を博しているのだろう。

このような、幅広い層に利用され、終日通行量が非常に多い場所では、イベントの実施方法で効果が何倍も変わってくるといえる。これからイベントを実施する際は、是非とも参考にしたい案件であった。