2017年10月9日、東急池上線が好きなだけ無料で乗り放題という「10月9日池上線フリー乗車デー」が開催された。
池上線全駅で当日フリー乗車券を配布し、当日は池上線全線が乗り降り自由となった。
洗足池公園のボートが無料、黒湯温泉などの対象銭湯では手ぶらで入浴のできる手ぬぐいやタオルを進呈など沿線のイベント会場などでは「1日フリー乗車券」を提示すると受けられるさまざまな特典が用意された。
そのほかにも、池上線にゆかりのあるアーティストのライブや、戸越銀座商店街名物のコロッケプレゼント、有名棋士と対局できる縁台将棋大会、当日限定レモンサワーの販売、スタンプラリーなど数多くのイベントが開催された。
東急電鉄によると、地元の商店街や豊かな自然、歴史、名所史跡など、池上線沿線ならではの魅力に触れてもらい、沿線地域の活性化につなげることを目的とし、電車を1日無料で利用できる取り組みは首都圏の鉄道会社では初ということ。
また、東急電鉄は「今後も行政機関や地元の施設やお店、お客さまと連携して、池上線沿線のさらなる『生活名所』の発掘や周知を行うとともに、沿線の魅力を生かしたさまざまなイベントなどを継続的に実施していくことで、池上線沿線を活性化したい」としている。
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＊「『生活名所』プロジェクト」
東京都品川区の五反田駅と、大田区の蒲田駅を結ぶ池上線は東急のほかの路線と比べ、低い認知度、希薄なイメージが課題であった。東急電鉄の認知率調査では、東横線が75.7％、田園都市線が74.0％、池上線が54.3％という結果も出ている。そうした状況を改善すべく、東急電鉄は、池上線沿線には「観光名所」は少なくとも戸越銀座商店街、洗足池公園、黒湯温泉など「生活名所」が多いことをアピール。それらに触れてもらって認知度とイメージを高め、沿線地域を活性化することを目的に、2017年9月6日（水）から「『生活名所』プロジェクト」を開始している。
本プロジェクトでは、池上線が通る品川区・大田区などの行政機関、地元商店街や沿線住民の方、企業と連携し、池上線沿線ならではの人情感や下町情緒などの魅力が詰まった地域資源を「生活名所」候補として15カ所選定するとともに、9月6日（水）から、専用ＷＥＢサイトや池上線各駅でのポスター掲出により、沿線の魅力を広く周知している。今後も行政機関や地元の方々と連携して、池上線沿線のさらなる「生活名所」の発掘や周知を行うとともに、沿線の魅力を生かしたさまざまなイベントなどを継続的に実施していくことで、池上線沿線の魅力を高めていく。
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