平昌オリンピック・パラリンピックで開催される多彩な文化イベント（180219）

オリンピック・パラリンピックではスポーツ競技の他に様々な文化イベントが併催されることになっている。2012年のロンドン大会では開催前から開催期間中までの愛でに約15万件の音楽、演劇などの文化イベント開催されている。2020年東京大会においても、多くの文化イベントの取り組みが始まっている。
現在開催されている平昌大会でも多くの文化イベントが開催されている。

平昌オリンピックが開催されている平昌と江陵が位置する江原道（カンウォンド）ではオリンピック期間中と前後に41のプログラムからなる文化イベントを開催している。
韓国の自治体は特別市・広域市・特別自治市・道・特別自治道に区分けされており、オリンピックが行われている平昌は江原道の平昌郡、江陵は江原道の江陵市である。
イベントは江原道が主体となり「平昌、文化を加える」をスローガンに掲げ582億ウォン（約59億6千万円）を投じて、5分野の41プログラムからなる。
五輪期間中には「毎日文化がある、誰でも参加できる、文化遺産になる五輪」との戦略で専門的で体系的なプログラムを推進する。

２月２日に江陵市で「文化オリンピック開幕式」が開催された。開幕宣言と共に文化オリンピック参加者の公演から始まり、江原道の絶景・人々の喜怒哀楽と先端技術を融合して表現した公演「フォーシーズンズファンタジー（4 Seasons Fantasy）」が披露された。
平昌オリンピック・パラリンピック開催期間中には競技が行われる施設やその他の施設で様々なイベントが開催される。

スピードスケートやフィギュアスケートなどが行われる「江陵オリンピックパーク」では、韓国クラシック音楽界で有名な演奏者たちと２０１４年ソチ冬季オリンピックを開催したロシアの音楽家たちが協演する「２０１８平昌冬音楽祭」が開かれる。野外ではフラッシュモブ・パントマイムやアカペラなどが行われ、江陵アートセンターでは国立バレエ団・国立現代舞踊団・国立合唱団など韓国を代表する芸術公演団の公演が行われる。
開閉会式が開かれる平昌大関嶺（テグァルリョン）面横渓（フェンゲ）里一帯と江陵市ソルヒャン樹木園では「体験ができるニューメディア・アート特別展（A Mysterious Forest）」が開催され、江原道の美しい冬の森が楽しめる。

開閉会式が行われるオリンピックスタジアムがある平昌オリンピックプラザでは、韓国を代表する芸術家の作品（絵画・彫刻・設置美術など）が鑑賞できる。また、平昌冬季オリンピックで具現化される ＩＣＴ（情報通信技術）５大サービス（５Ｇ・モノのインターネット・ＵＨＤ・人工知能・仮想現実）や多様なロボットが展示されている。
当日（競技）券の購入者は、平昌オリンピックプラザと江陵オリンピックパークで開かれる様々な文化イベントを無料で観覧できる。

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