【NYのドライビング・シアター事情】
●ロング・アイランドの公園やビーチでもドライビング・シアターが復活
NY市の郊外、海沿いの街ロング・アイランドでもドライビング・シアターが復活。市の数箇所の公園で家族向けの映画を週末の土日に上映している。主催者は感染防止のためなるべく車からは出ないようにスナックとドリンクは自分で用意しゴミは持ち帰り、トイレは緊急の時以外は使わないようにと呼びかけている。米国では50年代に流行ったドライビング・シアターは時代ともに廃れたがコロナウイルスをきっかけに復活した。
屋外のスクリーン機器レンタル会社には自治体やカントリークラブ、学校、個人で家族や友人と庭で楽しみたい人からこれまでにないほどの問い合わせが殺到しているという。雑音の多いジェネレーターの古い映画の画面ではなく、最近のスクリーンは金属製のフレームでできており、空中で8フィートまで上げることができる。 米国ではレンタル業界の価格は季節性と需要によって異なり価格は会社によって異なるが、25フィートのスクリーン、プロジェクター、FMカーラジオにオーディオを放送するための30フィートのアンテナなど、基本的なセットアップは1泊あたり約2,000ドル。 映画のレンタルにはさらに400ドルほどだという
テレビで紹介された、ロング・アイランドのドライビング・ムービー・シアターについてはこちらから。
アウトドア・ムービー・レンタル会社の紹介はこちらから。
【ニューヨークのマスク事情】
●ニューヨークにマスクの自動販売機
今では、マスク無しには外出できないNYにマスクの自動販売機が登場。KN95マスク1枚3ドルのほか、3枚、5枚、10枚セットなどを販売。発案者はもともと不動産業界で働いていた男性。コロナ禍でNYでもマスクの入手が困難になったことからマスクを購入できるサイトRapidMask2Goを立ち上げました。そしてニューヨーカーが必要な時に手軽に買えるように自動販売機を設置しました。今後はNY市とも協力して市内に台数を増やしていく予定。
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【バーチャルイベント】
●バーチャル「ミュージアム・マイル・フェスティバル」
NYでは毎年6月の第2火曜日に5番街にある美術館の共催で82丁目から105丁目までが6pmから9pmまで歩行者天国となり、美術館に無料で入館可能な「ミュージアム・マイル」が開かれる。ことしはコロナ禍で美術館は閉館されていたが、6月9日にバーチャルで8つの美術館が参加して行われた。ハッシュタグ#VirtualMuseumMileを使い、ツイッター、インスタグラム、フェイスブックなどでも行われ、バーチャルツアーや、ライブ・ミュージックなどもあった。
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●オンラインライブ「SummerStage Anywhere」
NY夏の風物詩として毎年セントラル・パークで開かれる「サマー・ステージ」は、今年はコロナ禍で開催できないことから
「SummerStage Anywhere」と題して、オンラインで行っている。6月6日から毎週末7pmからオンラインで視聴が可能。スケジュールはサイトで確認できる。
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●NYCプライド2020
NYでは毎年6月末に同性愛者の人たちの人権や法的権利を求めるプライト・パレードが5マンハッタンの5番街で盛大に行われる。1969年から始まった恒例のイベントで毎年多くの参加者や見物人で賑わう。今年は、コロナ禍で6月26日(金)の5pmから8pmまでバーチャルで開催。
イベントはFacebook と YouTube配信する。事前の登録でイベントの最新情報を受け取れる。視聴は無料。
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●オンライン・プライド・イベント「グローバル・プライド2020」
世界中のLGBTIを結ぶ初めてのオンライン・イベント。コロナ禍でイベントが中止となっているかな、27日・0:00amから23:59pmまでオンラインで世界を結ぶ24時間のライブストリーミング。世界のリーダーや人権活動家などがメッセージを発信するほか、映画やパフォーマンス、音楽などのイベントが盛りだくさん。出演者は、次期大統領候補のジョー・バイデン氏、歌手のオリビア・ニュートン・ジョン、ジョージ・マイケル氏ら。Facebookからイベントに登録すれば、最新情報が届く。視聴無料。
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●NOT THE MERMADE PARADE
NYの夏の風物詩で37年続いているコニーアイランドのマーメード・パレードは、今年はコロナ禍で中止。その代わりとしてオンラインでライブ・イベントが20日に開かれた。イベントの目玉はコニーアイランド・サーカスの「蛇使い」や「炎をためる男」などの大道芸のパフォーマンス。無料。
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【その他】
●7月4日のNYの独立記念日の名物イベント、「ホットドック早食いコンテスト」は観客無しで開催。
紹介記事はこちらから。
●毎年、8月末から9月初めにかけて開かれるテニスの4大大会の「US オープン」今年は観客無しで開催。
詳細はこちらから。
●NYでBelmont Stakesの競馬が再開。
紹介記事はこちらから。
●既に先にお伝えしたオバマ前大統領とミッチェル夫人、レディ・ガガさんらも参加して行われた、オンライン卒業式「Dear Class of 2020」は下記のサイトで見ることができる。
紹介映像はこちらから。
【NY市の再開第2段階への移行に伴うビジネス関連情報】
6月18日に発表された、再開の第2段階に関する方針。
ニューヨークは22日(月)から経済再開の第2段階へと移行。15万人から30万人が業務に復帰する見込み。再開が許可された事業は下記。
・ オフィスワーク
・ 店内での小売り
・ ヘアサロン、理髪店
・ 店外での飲食(アウトドア・ダイニング)
・ 自動車販売、リース、営業
・ 商業ビルの運営
・ 不動産業、賃貸、清掃
「レストラン開店の基本原則」
・ 安全を徹底する
・ 他者と一定の距離を確保できるようにする
・レストラン開店(アウトドア・ダイニング)のためのルール
・ 店先の道路(Side Walk)でサービスを提供する場合には、人が往来できる スペースを確保する。
・ 道路上(Curb Side/Roadway)でサービスを提供する場合には、歩道との境界にバリケードやプランターを配置する。
「事業主への支援」
・ 再開の第2段階に移行する事業主に200万枚のマスクを配布。
・ 事業主に個人防護具(PPE)などの販売業者を斡旋。