【イベント】
●メーシーズの花火大会
毎年7月4日の独立記念日に開かれるNY夏の風物詩「メーシーズの独立記念日花火大会」。1976年から続く花火大会だが今年はコロナ禍で中止。しかし、6月29日~7月1日までの期間にマンハッタン、スタテンアイランド、ブルックリン、ブロンクス、クイーンズの5区で実施すると23日にビル・デブラジオNY市長が発表。三密を避けるために打ち上げ場所は事前には発表しない。例年は約30分間にわたり7万発以上の花火が打ち上げられるが今年の5区での打ち上げ時間はそれぞれ約5分間だという。7月4日に各区の花火をまとめた映像とゲストのパーフォーマンスを一緒にNBC放送で放映予定。
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●グランド・セントラル駅でピアノ・コンサート
NY都市圏交通公社(MTA:Metropolitan Transportation Authority )が、マンハッタンの中央駅、グランド・セントラル駅でピアノ製造会社の「スタインウェイ・アンド・サンズ」と共催で23日にピアノ・コンサートを行った。演奏したのは世界的に有名なマンハッタンのジュリアード音楽学院の学生。パンデミックで心が疲れているニューヨーカーを優しい音色で癒してくれた。駅の利用者はたちどまりピアノの美しい音色を楽しんだ。コンサートはペン駅でも行われた。関連記事はこちらから。
(写真:石黒かおる)
【バーチャルイベント】
●ダンス・ウィーク
NYのリンカーンセンターのオンラインが過去40年間の舞台上演から「厳選した作品」を配信。NYシティバレエやアメリカン・バレエ・シアターのクラシックからアルビン・アイリー・アメリカン・ダンスシアター、バレエ・ヒスパニコなどコンテンポラリー作品まで、一流のダンス・カンパニーの過去の舞台を期間限定で視聴できる。
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●ガバナーズ島のバーチャルツアー
ガバナーズ島は1783年~1966年まで、アメリカ陸軍駐屯地で軍隊の訓練場として戦時中は戦略的防衛拠点でもあった島。1996年まではアメリカ沿岸警備隊の施設として活用されたがその後、島の再開発計画が行われ2005年に公共利用のため開放された。今年はコロナ禍で閉鎖されているため、デジタルで島の魅力を楽しめる「Governors Island at Home」を展開。
島の歴史、自然、ビジュアルアート、子供向けモート・ラーニング・コンテンツ、野鳥観察動画、バーチャルウォーキングツアー、アートギャラリーのオンライン展示など、多くのコンテンツを配信。(例年は夏季限定で一般開放される人気スポット)
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●ニューヨーク・ジャパン・ソサエティがバーチャル日本酒テイスティング
今月、NYのジャパン・ソサエティで日本酒輸出協会との共催でバーチャル日本酒テイスティングセミナー「Annual Sake Lecture & Tasting: Sake Etiquette:LIVE WEBINAR & VIRTUAL TASTING」が行われ、日本酒の「注ぎ方や飲み方のマナーや杯の説明」のほか酒蔵の日本酒紹介もあった。
同協会では、1997年より毎年NYでの日本酒の啓蒙活動の一環として、日本酒の講演会と利き酒を行っている。毎年日本全国の約15蔵の造り酒屋が参加して行われ約300人の参加者で賑わう人気イベントだ。今年は23年目を迎えるが、コロナ禍の影響で開催ができなくなり「You Tube」でウェビナー開催に移行した。通常は有料イベントだか、今回は無料で提供。視聴者は米国内だけに留まらず日本はもとよりオーストラリアやハンガリーからもあり852人が参加した。ジャパン・ソサエティの担当者も予想を上回る参加者の数と米国外からの参加者がいたことにも驚いているとコメント。
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【マスク】
●聴覚障害者のための透明なマスクを高校生が開発
高校の女子生徒たちが友人の聴覚視聴者のために口の回りを透明にしたマスクを発案。封筒に透明なビニールの窓が付いた郵便物にアイディアを受けたという。今年4月には「Read My Lips Masks」という非営利会社として誕生。マスクは二層式洗濯機で洗える。サイトでは寄付も募っている。
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