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コラム・特集

「NY情報」 < Vol.39 > (21/01/25)

【オープン】

●ミュージアム・オブ・アイスクリーム「 SOHO」

昨年12月にマンハッタンのソーホー地区にミュージアム・オブ・アイスクリームがオープンした。約25000スクエアフィートの会場に13の新しいエキシビションとラウンジ、カフェ、ショップを併設しアイスクリームの歴史を学べるギャラリーや「スプリンクル・プール」、バナナがぶら下がった部屋など、インスタ映えする展示が人気。併設のラウンジやカフェ、ショップは、チケット無しでも入場可能。チケットはインターネットでの完全予約制。当日販売はない。
9:30am~9:30pmまで(火曜日定休)。$39。2歳以下は無料。
詳細はこちらから。

●ペン駅の新駅舎に3つのパブリックアートスペースが誕生
マンハッタンから他州への列車が走るミッドタウンのペン駅に今年1月1日、$16億をかけた新しい駅舎「モイニハン・トレイン・ホールがオープンした。
ここ「ジェームス・A・ファーレービル」は中央郵便局として使用し100年以上の歴史的建造物で今後はオフィスや店舗、レストランなども入店予定。秋にはフードホールのオープンも予定している。
無料のWi-Fiやアーティストによるパブリック・アートスペースも設置された。

<3つのパブリックアート>
■「ペンステーションの半世紀」と題した写真パネル。
カナダのアーティスト、スタン・ダグラスの作品。1910年に開業し1963年に取り壊されたペン駅の姿を再構築。デジタル技術と写真で、忘れられた街の歴史を鮮やかに呼び起こした作品。
■ 「ハイブ(ミツバチの巣)」
ドイツのベルリンを拠点に活動する2人のデュオ作家。マイケル・エルムグリーンとインガー・ドラッグセットの作品。天井からビル群が生えているような作品は、シカゴ、香港、クアラルンプール、ロンドン、パリのランドマークとNYのシルエットを組み合わせた作品でLEDライトで輝く。
■LEDライトで照らされた3つのステンドグラス「ゴー(Go)」
NYとセネガルを拠点に活動するアーティストケヒンデ・ワイリーの作品は天井に設置され、ブレイクダンをする黒人とラテン系の青年たちがモチーフ。伝統的なヨーロッパの天井フレスコ画をイメージし「天に昇る聖人や天使」をストリートファッションに身を包んだ青年たちに置き換えることでニューヨーカーを表現。
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【その他】

●野球ボールの「希望のツリー」
2020年東京オリンピックでの野球競技の復活を記念して、アーティスト林世宝が制作した「希望のツリー」が現在ペンシルベニア州ダルトンの街に展示されている。日本を含む世界40ヵ国以上の中・高・大学、プロ野球約900チームから寄せられた2万5000個の野球ボールとLEDライト1万個を使用した作品。高さ7m、直径2.5mメートルの円錐型で重さは約4トン。昨年東京オリンピック会場で展示予定だったが開催が延期となり展示企画が頓挫したまま現在に至っているという。展示期間は未定。
展示場所/204 Franklin Valley Rd Dalton, PA(Crystal Window & Door Systems) 
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