「年明けうどん」と「ご当地どんぶり選手権」
2012年が始まりました。新春早々からコンビニ各社では熱い戦いが演じられています。2009年から本場讃岐で始まった「年越しそばを食べたら、次に『年明けうどん』をたべよう!」キャンペーンが、2012年いよいよコンビニに飛び火しました。「年明けうどん」とは、元旦から15日までに食べるうどんのことで、純白で清楚なうどんを年の初めに食べることにより、その年の人々の幸せを願うもので、さぬきうどん振興協議会が2009年から始めました。
そして、2012年コンビニエンスストアではローソンとスリーエフが全国で、ファミリーマートが中国・四国地方限定で「年明けうどん」を展開。「年明けうどん」は古来より長寿を祈る縁起物として食べられていたうどんに、紅色かまぼこや梅干しなど新春を祝う紅色の具材を加えたメニューですが、2009年より取り扱っているローソンは海老天、牛肉煮、かまぼこをトッピング。スリーエフは関西風の昆布、煮干、サバ節を使用したつゆに、梅干の紅、蒸し鶏の白を盛り付けて、また、ファミリーマートでは紅白2種類の麺を使用したとのこと。
さぬきうどん振興協議会が中心となって運営している「年明けうどん普及委員会」が2011年2~3月について行った調査によると、2011年の“年明けうどん”は47都道府県で実施され、79%の事業者が「来年(2012年)も取り組む」と回答。年の初めにうどんを食ようという、うどん県のプロモーションは大成功しているようです。
さて、年の始めのビッグなイベントとしておなじみの「ふるさと祭り東京」。今年も1月7日〜15日まで東京ドームでの開催です。日本の〝元気〟と〝うまい〟が大集結したこのお祭り。なかでも、注目は「全国ご当地どんぶり選手権」。今年3回目となる今回は、出展希望の「ご当地どんぶり」が多く、10月に埼玉県で予選会が開かれるほどの規模にまでなりました。予選会では、全国各地から集まった「ご当地どんぶり」が激戦を繰り広げ、見事に勝ち残った「9どんぶり」が本戦へとコマを進めました。それら の「ご当地どんぶり」に、第2回大会で優秀な成績をおさめたものなど5種類が加わり、合計16品の「ご当地どんぶり」が、ナンバーワンの座と賞金総額100万円をかけて9日間の熱いバトルを繰り広げます。
ちなみに昨年のグランプリは「うにめし丼」、準グランプリが「白エビかき揚げ丼」。これらを含む合計5品のシードどんぶりに10月の予選を勝ち抜いた「ソースかつ丼」「元祖博多めんたい重」など9品、そして主催者推薦の「八戸ばくだん」「油麩丼」の2品も加わってのバトルグルメ合戦。なお、グランプリを決めるのはイベント開催期間に来場した人々です。会場で気になる「ご当地どんぶり」を食べて(1杯500円のハーフサイズで提供)、おいしかったものに投票。投票数がいちばん多かった「ご当地どんぶり」が栄光のグランプリを獲得します。
(2012/01/14)