■日本体育協会「フェアプレイで日本を元気に」キャンペーン
「3・11」の東日本大震災後、さまざまな「日本を元気に」するキャンペーンが展開されました。そのひとつに昨年7月から始まった日本体育協会の「フェアプレイで日本を元気に」キャンペーンがあります。日本体育協会は、昨年創立100周年の節目の年にあたり、体育、スポーツの価値、そして日本体育協会の方向性を明確に示す機会に、とこのキャンペーンを始めました。「あなたの〝フェアプレイ宣言〟が日本を動かす一歩になります」というメッセージとともに、『5年間で100万人!』という目標を掲げています。私は、スポーツを愛する者として、何ごとにも全力で取り組み、精神・肉体ともに成長させることに努めます。そして、フェアプレイを通じて思いやり、誇り、努力、勇気を最大限に発揮し、その力を人に、地域に、社会のために生かしていきます。そのための具体的な行動として、「握手をする、あいさつをする、ありがとうと言う」の3つを実践していくことを宣言しましょう、という活動です。そして、「フェアプレイ宣言」すると、宣言した人の名前と宣言ナンバーの入ったフェアプレイ宣言書がダウンロードできます。2012年1月末現在で2,000人強の人が宣言しています。
また、日本観光振興協会が「がんばろう!日本 日本を元気に、旅で笑顔に」という観光促進キャンペーンを展開しています。日本観光振興協会は、昨年4月21日に観光関係者約1,000人が集まり、「がんばろう東日本宣言」を発しています。『観光』は旅行業、宿泊業、輸送業、飲食業、土産品業など、極めて裾野が広い産業ですし、経済効果も極めて大きいものです。観光庁では、平成20年度において、二次的な経済波及効果を含む生産効果は、国内生産額972.0兆円の5.3%の51.4兆円、雇用効果は総雇用 6,445万人の6.7%の430万人と推計しています。
■日本観光振興協会「がんばろう!日本 日本を元気に、旅で笑顔に」
そんな「観光」を促進する注目のキャンペーンが、1月に2つ実施されています。ひとつは神戸市主催の「KOBE de 清盛2012」。NHKの大河ドラマ「平清盛」の放送を契機に開催する「KOBE de 清盛2012」。平清盛の史跡情報など神戸の歴史的価値を中心に、平清盛ゆかりの地”神戸”の魅力ある観光資源を情報発信し、「平清盛」を感じてもらう、と同時に、神戸の魅力をより多くの方に伝えることを目的としています。「KOBE de 清盛2012」観光キャンペーンは、1月21日から翌年の2013年の1月14日までの1年間。開催場所は、神戸市内各地。清盛ゆかりの地である港エリアには平清盛と神戸の歴史を学び、楽しめる「ドラマ館・歴史館」を開設。また、平清盛を核とした神戸の歴史的価値を市内外で発信、その他、平清盛関連のイベントをはじめ、市内各地で歴史・文化イベントを実施します。
■神戸市「KOBE de 清盛2012」
そして、もうひとつの注目の観光キャンペーンがJRグループ共同キャンペーン「ケータイ戦国スタンプラリーで日本を巡ろう、楽しもう!」です。これは、青森県から鹿児島県まで新幹線がつながって1周年を迎えることを記念するとともに、国内観光地などのさらなる活性化を図ることを目的に、日本全国の駅や観光施設を巡るモバイルスタンプラリーです。昨年夏に実施した、6社共同キャンペーン「つなげよう、日本。旅する笑顔を東北の力に」で好評だった「JRグループvsケータイ国盗り合戦 夏の陣2011「琥珀城と100の密書」の〝冬の陣〟、期間は3月31日まで全国のJRの主な駅プラス都道府県の各観光施設、計100カ所で開催します。100カ所の対象スポット制覇を狙う個人戦に加え、“源氏”と“平氏”に分かれ、味方同士で協力して勢力を高めていく団体戦もあります。参加特典は、100カ所をすべてを攻略した方から抽選で1名に「純金100グラム」、2名に「純金10グラム」、48カ所の観光施設全スポットを攻略した方から抽選で50名に「オリジナルグッズ」をプレゼント。また攻略したスポットの数に応じて「限定アバター」などの特典が獲得できます。
■JRグループ「ケータイ戦国スタンプラリーで日本を巡ろう、楽しもう!」
(2011/01/29)