SHIBUYA109がファッションスナップの撮影イベントを開催

祝日のイベントは街行く若者の注目を集めていた

東京をアジアのクリエイティブ・ハブとする｢CREATIVE TOKYO｣構想に賛同

若者のファッションの発信基地、SHIBUYA109（株式会社東急モールズデベロップメント）で3月20日（火・祝）、プロカメラマンが来店したオシャレな女の子のスナップを撮影するというユニークなイベント、「SHIBUYA109 FASHION SNAP」が開催された。SHIBUYA109前のイベントスペースにはカメラマンがスタンバイ。たまたま来店して本イベントを知ったり、わざわざこのために訪れたという女の子たち約200人が順次、「109」などのロゴ入りボードの前に立ち、思い思いのポーズをとった。

公式通販サイト「SHIBUYA109 NET SHOP」の人気コンテンツ「109SNAP SHOT」で、来店者のファッションスナップを掲載しているSHIBUYA109だが、こうしたイベントを開くのは初めて。東京の春を盛り上げるクリエイティブ・イベントのプラットフォーム、「TOKYO SPRING」に参加し、本イベントを企画した。「TOKYO SPRING」は経済産業省が推進する、東京をアジアのクリエイティブ・ハブとする構想「CREATIVE TOKYO」のアクションのひとつ。「SHIBUYA109 FASHION SNAP」もアジアへの情報発信を旨とし、撮影したリアルクローズは「109SNAP SHOT」、ファッション誌ViViの増刊号（4月27日発売）やMXTVなどの国内メディアだけでなく、中国の放送局やファッションサイト、mixi・Facebook・twitterなどのSNSを通じて世界へ発信される。

また、当日は109MEN’S館内でも同様のイベント「109MEN’S FASHION SNAP」を開催したが、その様子も「109MEN’S NET SHOP」やSNSで発信、「MEN’S KNUCKLE」誌面で紹介される。

SHIBUYA109のファッション性を世界へ向けて発信

株式会社東急モールズデベロップメント経営企画本部事業推進広報部長の根本正氏（以下同）はSHIBUYA109がターゲットとする10代～20代前半の若者の来店の動機付けにしたいと話す一方、「イベントとして情報を集中させることで、SHIBUYA109を活用されている方とSHIBUYA109のファッション性を世界へ向けて発信していこうということ。アジアの特に若い方々に、“日本に来た時はSHIBUYA109”という形でご来店いただけるとありがたいですね」と期待を寄せる。

SHIBUYA109は「一般で売れているブランドを扱うのではなく、『SHIBUYA109』発のブランドやファッションを追求し、若者へのファッションの発信において常に先頭を走っていく施設」。CECIL McBEEなど、SHIBUYA109から人気ショップに成長したブランドも多く、これまで様々な流行をリードしてきた。「SHIBUYA109 FASHION SNAP」は同施設の「ファッション性」を伝えることで、「TOKYO」のファッション文化の魅力を世界へ発信、消費の活性化や観光客誘致につなげていこうというイベントだ。

渋谷ではこの時期、「TOKYO SPRING」参加イベントとして、渋谷・原宿の約250店舗が同時に特別企画を展開する「渋谷ファッションフェスティバル」（3月19日～3月25日）、リアルクローズ最高峰のファッションショー「東京ランウェイ2012 S／S」（3月20日）などのイベントが行われ、いつにも増して“ファッションの街・渋谷”を感じさせる。SHIBUYA109の単発イベントとしてではなく、こうしたイベントと同時期に情報発信することで、相乗効果も期待できそうだ。

（2012年3月20日（火・祝）　安江めぐみ）