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コラム・特集

変貌する首都圏の各地域 【渋谷】(200114)

若者が集う街渋谷では、JR渋谷駅を中心として東急グループ、JR東日本らによる再開発がすすんでいる。
2019年11月1日渋谷スクランブルスクエア第1期(東棟)が完成し、渋谷スクランブルスクエア、渋谷ヒカリエ、渋谷ストリームがデッキでつながり利便性が拡大した。2020年1月3日には銀座線渋谷駅のリニュアルが行われJRとの乗り換えが容易になり、さらに利便性が増した。
2019年11月30日、相鉄線とJR直通線(埼京線)が開業。これにより東横線と合わせて横浜~渋谷間の利便性が向上した。2020年春には、埼京線ホームは現在の位置より山手線ホームと並列される。
また、2019年12月5日に開業した渋谷フクラス1階のバスターミナルからは羽田、成田両空港へのリムジンバスが乗り入れ、渋谷から空の便へのアクセスも向上した。

また、渋谷から少し離れるが、表参道にある現在休館中の「こどもの城」が2023年には「都民の城」としてリノベーションしオープンし、一味違った集客拠点として期待できる。

渋谷駅周辺地区の再開発は2023年渋谷駅桜丘口地区、2024年渋谷二丁目17地区が完了、2027年にはスクランブルスクエアが全面完成予定。これらの複合施設の開発やアクセス面の強化を進めることにより国際的な観光文化都市渋谷の実現を目指している。
東急グループの渋谷再開発についての詳しい情報はこちら

 

変貌する首都圏の各地域 【渋谷】(200114)

東急グループ渋谷開発情報サイトより
 

2019年 11月1日 渋谷スクランブルスクエア第1期(東棟)完成
2019年 11月30日 相鉄線とJR直通線(埼京線)が開業
2019年 12月5日 渋谷フクラス開業
2020年 1月 渋谷スクランブルスクエア東棟と銀座線が接続
2020年 渋谷スクランブルスクエア東棟とJRが接続
2023年 渋谷駅桜丘口地区開発終了
2023年 都民の城完成
2024年 渋谷二丁目17地区開発終了
2027年 渋谷スクランブルスクエア全面完成

 

○2019年 11月1日 「渋谷スクランブルスクエア第1期(東棟)完成」
「データ」
渋谷駅直結・直上渋谷エリアで最も高い230m
地上47階建ての大型複合施設。
開発主体は東急、JR東日本、東京地下鉄
「概要」
渋谷スクランブルスクエア、渋谷ヒカリエ、渋谷ストリームがデッキでつながり利便性が拡大した。
また、渋谷ストリームには2019年10月米グーグルの日本法人であるグーグル合同会社が入居した。
2020年1月には銀座線と接続した。同年春にはJRとも接続し、さらに利便性が増すこととなる。

○2019年 12月5日 「渋谷フクラス開業」
「データ」
所在地 東京都渋谷区道玄坂1丁目2番3号
敷地面積3,336㎡ 延床面積 約58,970㎡ 建物構造 地上18階 地下4階
高さ 103m 店舗数 69店舗
用途 店舗 事務所 駐車場等
開発主体は東急不動産
「概要」
渋谷駅南口前の旧東急プラザ跡地に東急不動産の大型商業施設「東急プラザ渋谷」が中心となる再開発複合施設「渋谷フクラス」。
「東急プラザ渋谷」には「都会派の感度が成熟した大人たち」をコンセプトに69店舗が出店し、オフィスゾーンの中にはIT企業大手のGMOインターネットグループが入居。また1階の一角には羽田空港、成田空港を行き来する空港リムジンバスがが乗り入れるバスターミナルが設置された。
渋谷フクラスについてはこちら

〇2023年  「渋谷駅桜丘口地区開発終了」
「データ」
用途 事務所、店舗、住宅、生活支援施設、起業支援施設、教会、駐車場
敷地面積 約17,000㎡ 延床面積 約241,400㎡
開発主体は東急不動産
「概要」
A街区、B街区、C街区からなりA街区にはA1棟、A2棟の2棟の複合ビル、B街区にはB棟の複合ビル、C街区には教会の建設が予定されている。
各棟の中・高層部にハイグレードオフィス、低層部にまちの賑わいを創出する商業施設、さらに住宅を整備することで渋谷駅南西部に広がる桜丘地区の玄関口として渋谷全体の魅力向上に貢献する。
渋谷駅桜丘口開発についてはこちら

〇2023年  「都民の城完成」
「データ」
地上13階、地下4階 敷地面積9,924㎡
開発主体は東京都
「概要」
2019年9月に東京都が旧こどもの城の土地と建物を取得。低層部を先行して改修し東京2020大会に利用。その後、リノベーションし都民の城として活用する計画。
コンセプトは「遊び・学び・仕事を通じて子供をはじめとした都民が交流し成長できる場」

○2024年 「渋谷二丁目17地区開発終了」
「データ」
渋谷ヒカリエや青山通りに隣接する地上23階建ての複合施設。
延面積44,560㎡ 地上23階 地下2階 高さ120m
開発主体は東京都
「概要」
渋谷~青山エリアをつなぐ新たなネットワークを形成するとともに多様な人々や文化の交流を誘発することで渋谷駅東口エリアの活性化を目指す。
渋谷二丁目17地区開発についてはこちら

○2027年 「渋谷スクランブルスクエア全面完成」
「データ」
中央棟、西棟は2020年3月末に閉店し解体される東急百貨店東横店敷地に建設する計画
中央棟 地上10階 地下2階 高さ61m
西棟  地上13階 地下5階 高さ76m
開発主体は東急、JR東日本、東京地下鉄
「概要」
2019年に完成した東棟に続いて中央棟・西棟が完成し、街区全体が完成する。
街区全体の延床面積は270,000㎡となる。