自宅待機を強いられたニューヨーカーがどのように過ごしているか。様々なバーチャル・イベントを紹介します。病院ではオンライン診察も始まりました。ニューヨークの小学校や中学校,高校は休校にはなっているがZoomアプリを使っての授業が毎日行われている。また、非常時のビジネスに結びつけるチャンスもでてきている。
子供&ファミリー向け
●リンカーン・センターでは、新型コロナウィルス(COVID-19)による市民の自宅待機の期間中、ウエブで参加できる子供のためのホーム・コンサートを開催。
劇場、コンサートホール、芸術学校、図書館等を含む総合芸術施設であるリンカーン・センターでは、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響による閉鎖期間中に外で遊べない子供やその家族が楽しく過ごせるためにパフォーマンスを同サイト(リンカーン・センター・アット・ホーム)で配信している。番組は同センターのWEBサイトやYouTube、Facebookのページで公開され、オンデマンドでも視聴できる。大人向けのプログラムもある。今後、過去数十年に同センターで記録されたパフォーマンスのアーカイブの提供も予定している。
詳細はこちらから
エンターテイメント
●ブロードウエイ・ミュージカルのネット配信
現在ニューヨークでは、ブロードウエイの劇場は全て閉鎖されているが、会員制の舞台映像配信サービス「ブロードウエイHD」を利用すれば、過去のブロードウエイのミュージカルや舞台を観ることができる。渡邊謙が主演した「王様と私」の舞台も観ることができる。またバレエ「白鳥の湖」やシェークスピア劇もある。会費:月額$8.99、年会費:$99.99。
詳細はこちらから
●メトロポリタン・オペラの無料配信「ナイトリー・メット・オペラ・ストリーム」
ニューヨークのオペラシーズンは9月末から5月の始めまでだが、今年は新型コロナウィルス(COVID-19)拡大の影響で3月12日からシーズンの終わりまで全ての演目は中止となった。メトロポリタン・オペラでは無料配信「ナイトリー・メット・オペラ・ストリーム」を行っている。演目はサイトで確認できる「メット・オペラ・オン・デマンド」のアプリでも視聴が可能だ。
詳細はこちらから
非営利団体
●ジャパン・ソサエティ
芸術、ビジネス、教育分野において年間100本以上のイベントを行っているジャパン・ソサエティは新型コロナウィルス(COVID-19)拡大の影響で、5月末まで休館となっているが、ホームページやSNSを通して様々な活動を行っている。
例えば語学センターでは、日本語クラスの他に、4月9日から日本人向けの英会話教室「2020 Late Spring English Courses」(初級、中級、上級)を開講した。受講はアプリ「Zoom」を使用することとしている。 会費:ジャパン・ソサエティー会員$210 一般$230
詳細はこちらから
ビジネス関連
●コロンビア大学図書館員が3Dプリンターで防護マスクを制作。
コロビア大学の図書館で3Dプリンターを使った仕事をしていた女性スタッフのもとに、New York-Presbyterian Hospital.の医師から3Dプリンターでフェイス・シールド(防護マスク)を作れないかとの連絡があり、開発に取り組むことになった。その結果、この女性スタッフが作った防護マスクは再利用、洗浄も可能で、米国立衛生研究所によって承認されることになった。3Dプリンターの会社Tangible CreativeTangible Creative(https://tangiblecreative.com/)やMakerBot(https://www.makerbot.com/)もこの女性スタッフに協力を行っている。
詳細はこちらから