土佐の「おきゃく」2011、今年も開催

高知で2006年からスタートした大規模“食”イベントが今年も開催！！

商店街アーケードに皿鉢が展示される「南国土佐皿鉢祭」

「おきゃく」は、B級グルメやご当地グルメとは少々違う切り口で、高知ならではの「宴会」にフォーカス。お座敷遊び体験や商店街をあげての酒宴など、斬新な企画が展開するイベントだ。9日間の会期中には、大小多数のプログラムがそれぞれ独立採算制で展開するとあり、観光客はもちろん、地元の市民もおおいに楽しめそうな構成になっている。

なお、高知では同じ3月に「志国高知 龍馬ふるさと博」（2011年3月5日～2012年3月31日）が開幕、お隣の愛媛では「めいじ体感　松山博」が2012年1月末まで開催中だ。ブームによる地域の盛り上がりを一時的にしないための、継続的なイベント展開、また、単年度で終わらせず、じわじわと進化を続けるためのイベント事例としても、一見の価値がありそう。

＜以下、事務局リリースより＞

高知の酒食、文化、人情を楽しむ、9日間。40以上のイベントを期間中に次々と開催！

お座敷遊びを気軽に体験できる「土佐のお座敷体験、土佐の酒肴」

高知では“宴会”のことを“おきゃく”といいます。うれしいとき、悲しいとき、何かにつけてご近所さんや親族、友人が集まり、皿鉢料理を囲んで催す酒宴、おきゃく（お客）。それは、酒と料理に心もほぐれて、隣り合わせた知らない人とも自然と打ち解けあえる場。みんなで気持ちを共有し、絆を深め、縁を結ぶ大切な機会といえます。土佐の「おきゃく」は、街や地域を大きな宴会場に見立て、料理・酒・歌・踊り・アート・スポーツなど趣向を凝らしたさまざまな催しで盛り上がる大宴会のような、高知のお祭りです。高知を元気に、楽しくしたいという想いで2006年にスタートしました。

開催は6回を迎えます。「宴〜うたげ〜」「ラリー」「ツアー」「市〜マーケット〜」「音楽・踊り」「アート＆カルチャー」「スポーツ」の多彩なジャンルにおよそ50ものイベントが盛り沢山。なかでも、2009年から始まった「日本一の大おきゃく」は、土佐の街中で大宴会を開く注目の催し。土佐の食材を使ったメニューと日本最大級のスケールで、高知の「おきゃく」をお楽しみいただきます。また、高知にゆかりのあるゲストを迎えてトークと料理を楽しむ「土佐の夜楽」や、よさこい鳴子踊りが見られる「よさこい春の舞」、可杯や菊の花といったお座敷遊びを気軽に楽しめる「土佐のお座敷遊び体験、土佐の酒肴」等…高知の“おもしろい”と“おいしい”を存分に味わえるプログラムが揃っています。

開催経緯など

昨年の「日本一の大おきゃく」で撮影した写真をモチーフにして作成したポスター

高知県は豊かな自然といにしえからの文化・風習が色濃く残る、とても面白い風土。さらに、海・山・川の産物を活かした食文化も魅力の1つ。しかし、観光地として全国へアピールする決定力のなさがたびたび言われてきました。夏の「よさこい祭り」に続く魅力あるコンテンツづくりを模索するなか、既存のイベントや人的資源の中から魅力的なものを一堂に集めるという発想にたどり着きました。つまり、大きなお皿に旬の食材と地域の特色ある料理が盛られた皿鉢料理のようなイベントを目指そうという考え方です。単年度の事業で終わらせず、初めは小さくても、徐々に育てて、大きく実を結ぶようにしようという覚悟のもと、土佐の「おきゃく」がスタート。2006年には30だったイベント数は、2010年、2011年と、ほぼ50になりました。独立したイベント同士がコラボや連携を模索しながら進化しています。

さらに今年は、高知県が実施する観光プロジェクト「志国高知 龍馬ふるさと博」のオープニングを飾るイベントの1つにも位置づけられています。旅のアンケート調査で、地元ならではのおいしい食べ物が多かったという項目において全国1位に輝いた高知県。地元ならではの美味しいものが味わえるのはもちろんのこと、熱血土佐人が知恵と汗をしぼった企画が目白押しです。

開催概要

問い合わせ

土佐の「おきゃく」事務局
〒780-0805　高知県高知市東雲町3-10-4F
TEL.088-884-0989
FAX.088-885-1100
E-mail　office@tosa-okyaku.com
URL　http://www.tosa-okyaku.com/