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大手私鉄で初めて「プラズマクラスター技術」搭載車両

「ミナミへ新しい波を起こす」をコンセプトに
ブルーとオレンジのラインがデザインされた新型特急車両、2011年秋ころデビュー!
大手私鉄で初めて「プラズマクラスター技術」搭載

大手私鉄で初めて「プラズマクラスター技術」搭載車両

客室内

大手私鉄で初めて「プラズマクラスター技術」搭載車両

外観

大手私鉄で初めて「プラズマクラスター技術」搭載車両

側面

南海電鉄は、乗客により快適な輸送サービスを提供するため、南海線に新型特急車両「12000系」を導入し、2011年秋ごろには、特急「サザン」として営業運転を開始する。

「なんば」と「和歌山市」・「和歌山港」間を往来する新型特急「サザン」は、「ミナミへ新しい波を起こす」をコンセプトに、車体には「大阪湾岸和歌山へ押し寄せる人と車両の波」と「全国からミナミへ来る人」の波をイメージしたブルーとオレンジのラインがデザインされている。秋の観光シーズンに、希望を乗せた新型車両がお目見えだ。

この新型特急「サザン」には、「プラズマクラスター技術」を大手私鉄で初めて搭載。プラズマクラスターとは、自然界にあるのと同じ+(プラス)と−(マイナス)のイオンをプラズマ放電により作り出して放出し、浮遊ウイルスの作用を抑制、カビ菌等を空中で分解・除去するというシャープ独自の技術のことで、現在3000万台が世界各国のさまざまな企業で採用されているという。JR東日本では、山形新幹線つばさに初めて搭載されているが、大手私鉄では南海電鉄が初めて。

そのほか、座席幅の拡幅や、パソコンが置ける大きさのテーブルの採用、AC電源を設置することで、車内の快適性向上を目指している。

さらに、床面の高さを低くすることで、車両とホームの段差を少なくしたほか、車いす対応のトイレを設置するなど、バリアフリー化をさらに推進するとともに、無水小便器の導入など、環境負荷低減にも配慮しているという。

深まる秋の観光シーズン、新型特急「サザン」に乗って、なんばと和歌山間を快適に過ごしたあとは、和歌山港から足をのばして徳島行きのフェリーに接続するのも楽しそうだ。

問い合わせ

南海電気鉄道株式会社
東京支社
Tel.03-3541-5477
URL http://www.nankai.co.jp/

 

(2011年4月28日 小松静)