日産 JAXA×こどもみらいセレナ「星にねがいを!」プロジェクト
8月1日、細川律夫厚生労働相は参院東日本大震災復興特別委員会で震災によって両親を失った震災遺児は、7月29日現在で229人に上ることを明ら かにしました。父親、母親のどちらかを失い、ひとり親家庭になった遺児についても初めて集計し、同日現在で1295人と公表しています。そんな子どもたち のために日本航空、ファースト・ハワイアン・バンク、スタジオリム・ハワイ、ハワイ日米協会の有志が立ち上がり、今回生まれたのが「レインボー・フォー・ ジャパン・キッズ」です。活動の趣旨は、「被災した子供たちを、自然豊かな癒しの島、優しい心溢れるアロハの島ハワイに招待すること」です。このプロジェ クトは、日本の宮城県でチャリティーライブなどをしている社団法人「みやぎびっきの会」との協力により実現したそうで、びっきの会代表理事で歌手のさとう 宗幸さんと声優の山寺宏一さんが参加を呼び掛け、2011年7月27日~8月5日の8泊10日で実施されました。家族を失った20人の子供たちと災害の友 人は、ホノルル国際空港に着いたあと、ハワイのレイで迎えられました。このプログラムは一度きりではなく、1年につきおよそ3回行われると、エドウィン・ ホーキンズ(ハワイの日米協会の理事長)は述べています。
日米協会「Rainbow for Japan Kids- Japan America Society of Hawaii」
そして、いま日本の多くの企業が子どもたちに夢と希望を与えるプロモーションを展開しています。そのひとつが日産自動車がミニバン「セレナ」のプロモーションの一環として、子どもたちの未来づくりを応援するプロジェクト「星に願いを!」です。
このプロジェクトは、、「日産セレナ」が提唱する「こども みらい セレナ」のコンセプトを具体化した取組みで、七夕の7月7日から放送を開始した「日産セレナ」の新しいテレビCM「宇宙篇」に関連し、子どもたちが未来に 向けて抱く夢や願いごとを集め、実際に宇宙まで届ける活動を実施するものです。子どもたちの願いは、WEBサイトで宇宙たんざくとして公開され、 JAXA(宇宙航空研究開発機構)の協力のもと、国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士「古川聡」さんのところへ届きます。この子供たちの願いを古川 さんが宇宙で読み上げ、星に届けるというものです。
古川さんが願いごとを読み上げる模様を収めた映像は、8月7日に東北大学で開催される、『宇宙子どもワークショップ in 仙台たなばた』内で放送、またインターネット上でも公開します。そのほか、「星に願いを!」プロジェクトのキャンペーンサイトでは、宇宙服のレプリカなど が当たるプレゼントキャンペーンを実施。宇宙服のレプリカは8月22日までの間、日産自動車の本社ギャラリー(神奈川県横浜市)に展示される予定です。
(子どもたちに夢と希望を与えるプロモーション)
■Honda「2011 Enjoy Honda 子どもサマーキャンプ in もてぎ」
Hondaは、モータースポーツを中心にさまざまなHondaの魅力を「みて」「あそんで」「体感できる」多彩なプログラムを「Enjoy Honda」と呼称し、ツインリンクもてぎや鈴鹿サーキット、ホンダセーフティ&ライディングプラザ九州などで実施し、昨年10周年を迎えまし た。そして、2011年の「Enjoy Honda」は、東日本大震災で被災された方の回復と被災地の一日も早い復興を願い、「ひろげよう、元気の輪」をスローガンに、被災地へ元気と希望をお届 けできるような内容で開催。この活動の第1弾として、8月1日〜4日に「2011 Enjoy Honda 子どもサマーキャンプ in もてぎ」を開催。その後は、「Enjoy Honda」に加え、「シビックワンメイクレース最終戦」や「熱気球ホンダグランプリ第4戦 2011佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」などの会場において、応援メッセージや義援金を募るほか、チャリティーオークションなどを実施する予定 です。
■Honda 「ASIMO、被災地域の子供たちを対象に特別授業を実施中」
“夢”と“あきらめない気持ち”から誕生したロボットの“ASIMO”を活用し、Hondaは「ASIMO特別授業」を東北被災地の小学生を対象に 展開。これまで福島、宮城、岩手の小学校計4校で活動を行いました。特別授業では、二足歩行技術の苦労話などを交え、何度失敗を繰り返しても、けして最後 まであきらめる事なく夢に向かって挑戦を続けた結果、誕生した“ASIMO”の開発秘話などを紙芝居や実演を交えて子どもたちに伝えています。ASIMO が登場すると、子どもたちからは大きな歓声があがり、ASIMOと一緒にダンスをおどったり、サッカーボールを蹴ったり、飲み物を運ぶ実演などが行われま した。また、ASIMOからクイズが出されると、子どもたちは一生懸命考え、答えに一喜一憂するなど、初めて目にした本物のASIMOを前にとても熱心 に、そして興味深く授業を受けていました。
■グアム政府観光局「グアムを満喫!ホテル発 充実キッズプログラム」
日本からわずか3時間半で行けるリゾート地・グアムでは、各ホテルがこの夏の期間限定で実施している子どもたち向けのスペシャルプログラムが数多く あります。なかでも「ウェスティンキッズ・サマーキャンプ」は、「子供たちの国際交流」を実践するプログラムです。日本から参加の子どもたちは、グアムの 豊かな自然の中でローカルの子供たちと一緒に楽しいアクティビティーに参加。さまざまな事に共に取り組むことで、自然にお互いの言葉や文化の違いを理解 し、「子供たちの国際交流」を体験することができます。
(2011/08/10)