インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」は、「gooリサーチ」登録モニターの中からソーシャルメディアの公式アカウントを保有し、通常業務で運用する立場にある企業の担当者を対象に「企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査を6月に実施し、その調査結果を公表しました。この調査は、2010年7月に行った調査「企業におけるTwitter活用調査」、および2010年11月に行った調査「企業におけるソーシャルメディア活用状況に関する調査」に続く、第3回目調査として位置づけ、第3回の調査は、日本の企業で取り組みが本格化しつつあるソーシャルメディアのマーケティング活用の実態について把握することを目的としています。
公表された調査結果によりますと、活用しているソーシャルメディア上位3位は、「YouTube(54.6%)」「ブログ(53.6%)」「Twitter(42.9%)」。Twitter公式アカウントと併用しているソーシャルメディアのうち、増加したのは「Facebook」のみで第2回調査から10ポイント以上伸ばし 41.5%でした。ソーシャルメディアの運用目的は、「広報活動」「企業全体のブランディング」「キャンペーン利用」が多く、『企業PR』の手段として重視されているようです。また、「製品・サービス改善(顧客の声を取り入れる)」などソーシャルメディアを通じた消費者との対話によって、自社の満足度向上につなげる取り組みを行う企業も増加しています。今後活用したいソーシャルメディアは「Twitter(68.8%)」で、以下、「Facebook(44.3%)」 「YouTube(28.1%)」「ブログ(26.9%)」と続いています。
gooリサーチ 第3回「企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査結果
さて、企業が活用しているソーシャルメディアで1位でした「You Tube」で、ある自治体の『観光PR動画』が人気を集めています。その『観光PR動画』を発信している自治体は愛知県で、愛知県が今年4月から県のホームページで公開している「デートde知多あるき」です。萌(も)えキャラのグループ「知多娘」とともに知多半島の名所を巡る内容で、公開から5カ月余りで17万アクセスを記録しています。その「知多娘」とは、知多半島出身の知多みるく(22)、東海しゅう(21)、大府あかね(16)など、愛知県の5市5町の特徴を生かした12人もの女性キャラクター。動画では、視聴者とデートしながら各自治体を案内しており、キャラクターが視聴者に好意を寄せているような発言をするなど疑似恋愛を楽しめるようになっています。
この「知多娘」を考案したのは、半田市にあるNPO法人「エンド・ゴール」で、厚生労働省の委託事業として、若者向け就職支援事業のPR用に2009年開発。これがインターネット掲示板で話題となり、声優を地元の女子高生らから選んでイベントも開催。事業への参加者は以前の5倍になり、その「知多娘」の話題性に県が着目し、県の「観光PR」に採用されました。動画の波及効果は大きく、知多半島観光圏協議会は今年7月に「知多娘」を使った観光ポスターを作成。また、名古屋鉄道は今夏、「知多娘」の動画を金山駅(名古屋市)のモニターで流しました。さらに開発したNPOでは「知多娘」のCDを発売し、今後コミックも販売する予定だそうです。
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(2011/10/14)