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IMAX®シアター 都内に初登場 ユナイテッド・シネマとしまえんで、新感覚映像を体感

2009年頃から台頭してきているIMAX®デジタルシアター(以下アイマックス)が、2011年5月20日、東京都23区内で初めて「ユナイテッド・シネマとしまえん」(東京・練馬)に導入され、話題を呼んでいる。同社、ユナイテッド・シネマ株式会社が運営する映画館では、札幌、浦和、岸和田、キャナルシティ13(福岡)を入れて5館目となる。

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スクリーンの仕組み

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映写機

遊園地・豊島園に隣接するユナイテッド・シネマとしまえんは、2004年7月にオープンした都内最大級のシネマコンプレックス(複合型映画館)。9スクリーン、1,907席規模を誇る単体の映画上映施設で、映画離れに歯止めをかけた先駆け的存在といっても過言ではない。オープン当初から映像に合わせて振動するウィンブルシートなど、映画館の新しいあり方を模索・提案してきた。商業的施設と隣接せず、映画単体に絞り込んだところも、生粋の映画ファンを呼び戻した一因かもしれない。また、1階のエスカレーター下にあるインフォメーションコーナーには、企業向け多目的スペースが提供されており、これまで自動車メーカーの車両展示や、パンフレットの配布、サンプリング等が行なわれてきた。

そのユナイテッド・シネマとしまえんに導入されたアイマックスは、カナダのIMAX社が開発した上映システムで、従来の映画フィルムよりもサイズが大きいため、より高画質な映像を記録・上映することができる。第1弾の上映「パイレーツ・オブ・カリビアン ー生命の泉ー」は、“臨場感のある迫力の映像”などと大反響だった。アイマックスは、大きく湾曲したスクリーンを採用し、2台の映写機で上映される。高画質で明るく鮮明な映像が視野いっぱいに広がり、より深く映画の世界に入り込むことができる。さらに3D映画になれば、それはもう鑑賞というよりも“体感”といったほうがよさそう。入場料は、大人2,000円、3D映画は2,200円と、200~400円割高だが、入場者数は飛躍的に増加の一途をたどっているという。ちなみに世界では北米を中心に、おおよそ450館ほどのアイマックスデジタルシアターがあるそうで、まだまだこれから増加する気配。映画界も新時代の幕開けが静かに始まっているようだ。

(2011年9月30日 小松静)

 

問い合わせ

ユナイテッド・シネマとしまえん
24時間テープ案内
tel:03-5912-9800