東北6祭りが集結!鎮魂と復興を期して「東北六魂祭2016 青森」
東北が心ひとつに、東日本大震災で犠牲となられた方への鎮魂と早期復興への願いをこめて。東北各県の6つの夏祭りが集結する「東北六魂祭」は、震災直後の2011年仙台市でスタート。2012年盛岡市、2013年福島市、2014年山形市、2015年秋田市と巡回、年を追うごとに盛り上がりを増し、そして東北6市を一巡する2016 年、最終の地・青森市で盛大に開催された。今年のテーマは「跳」の一文字。「東北地方の災を跳ね飛ばし、さらなる跳躍を願う」思いを表現した。メインイベントは「青森ねぶた祭」「秋田竿燈まつり」「盛岡さんさ踊り」「山形花笠まつり」「仙台七夕まつり(仙台すずめ踊り)」「福島わらじまつり」の6祭りが一堂に会する「東北六魂祭パレード」。今回はこれらに加えて青森県被災地の復興の証として、「八戸三社大祭」が初参加した。その他の市内の各会場でも多彩な催しが実施された。同祭は東北を一巡する今回、「東北六魂祭最終の地」として開催されたが、来年以降の継続を望む地元の声も大きいという。
なお、11月には、東京の新橋、虎ノ門地区で開催される「TOKYO SHINTORA MATSURI」の中で東北六魂祭パレードが行われる予定である。
「TOKYO SHINTORA MATSURI」についてはこちらから。
イベントで見る北海道新幹線開業までの道のり
2016年3月26日に北海道新幹線が開業した。新青森カラ新函館北斗、148.8キロを整備計画が決まったのは45年前。東京−新函館北斗は最速4時間2分で運行され、東北や関東とのビジネスや観光の拡大が期待できる。地域の活性化を期待する北海道民にとっては悲願の開業だった。
JR北海道は、北海道新幹線の開業式典と出発式を新函館北斗駅、木古内駅、奥津軽いまべつ駅で開催。 その他の駅、仙台・盛岡・新青森駅でも、それぞれ出発式が行われた。
同様に東京駅21番ホーム上でも東京発の一番列車の出発式が行われ、早朝にもかかわらず新幹線を見ようと多くの人が訪れた。出発式にはJR東日本の冨田哲郎社長や石井啓一国土交通相らが出席。 また、ゲストとしてお笑いコンビのサンドウィッチマンが登場した。
冨田社長は「JR東日本がスタートしたとき、東北新幹線は盛岡までだった。東日本大震災でストップした時期もあったが、そうした苦難の時期を乗り越え、今日いよいよ北海道の地に新幹線が乗り入れる」と語った。多くの人に見送られる中、はやぶさ1号は出発した。一日を通して、駅のホームでは新幹線の写真を撮ろうという人が足を運んでいた。
北海道新幹線の開業に合わせ、関係する地域で多くのイベントが行われていたことはいうまでもない。今回は北海道新幹線開業までの道のりを盛り上げたイベントや、現在・これから行われる北海道関連のイベントを紹介する。
千石船東廻り航路文化交流事業
江戸時代に活躍した千石船を復元した「みちのく丸」で太平洋岸5都県8港を周航し、千石船の文化を伝えるとともに、震災復興へ取り組む被災地を励まそうという大掛かりなプロジェクト。船内見学会や「展帆(てんぱん)」などを開催、船に掲げた横断幕へ復興を応援するメッセージを書き込んでもらいながら周航し、最終寄港地の東京・有明埠頭での記念式典では、寄港地の首長から受け取った復興へかけるメッセージを復興大臣へ届けた。
Cycle Aid Japan2012東日本復興支援サイクリング
走ることで復興支援につなげる、東日本(青森、宮城、福島、茨城、千葉)を舞台とした総コース距離約1,000kmの大規模なサイクリング大会。各地からの参加者をつのって各コースを走り、その風土に触れてもらうとともに、被災地の観光復興を促すかつてないスケールのチャリティイベントをレポートする。 (続きを読む…)