東北から世界へ、復興への想いと感謝のメッセージを発信し続ける「東北絆まつり2018盛岡」
東北絆まつりは、2011年から2016年までに東北6市を一巡した「東北六魂祭」の後継として昨年、仙台で初開催され、今回は盛岡で同第2回が開催された。
東北6まつりが参加するパレードがメーンイベントであることは毎年と同様だが、今年の特徴は、岩手県に33ある全市町村が物産・飲食ブースや伝統芸能などで参加したこと、パレードを中継するパブリックビューイングを4つの会場に設置し、人の集まる場を分散させたことなどだ。6年前の東北六魂祭と比較して約25%増の30.3万人の来場があったが、祭り会場に過度な混雑やトラブルはなく、充実した内容で来場者の満足度は高かったようだ。
まつりを主催する東北6市は復興五輪と位置付けられている東京五輪で感謝のメッセージを発信する準備を進めているとのことで、東北六魂祭、東北絆まつりで繋いできた絆は東京五輪へと引き継がれていきそうだ。
千石船東廻り航路文化交流事業
江戸時代に活躍した千石船を復元した「みちのく丸」で太平洋岸5都県8港を周航し、千石船の文化を伝えるとともに、震災復興へ取り組む被災地を励まそうという大掛かりなプロジェクト。船内見学会や「展帆(てんぱん)」などを開催、船に掲げた横断幕へ復興を応援するメッセージを書き込んでもらいながら周航し、最終寄港地の東京・有明埠頭での記念式典では、寄港地の首長から受け取った復興へかけるメッセージを復興大臣へ届けた。
未来を咲かせるプロジェクト
デジタルハリウッド大学が綾里小学校(岩手県大船渡市)で開くワークショップの2回目を、NTTドコモの絵画コンテスト「ドコモ未来ミュージアム」の活動の一環として開催。綾里小学校の生徒と首都圏の子どもたちが、タブレット端末で絵を描いて綾里の「未来地図」を完成させ、その様子を2元中継してコミュニケーションを図った。デジタルを駆使し、2会場で一体感のある授業を実現したことがポイント。
Cycle Aid Japan2012東日本復興支援サイクリング
走ることで復興支援につなげる、東日本(青森、宮城、福島、茨城、千葉)を舞台とした総コース距離約1,000kmの大規模なサイクリング大会。各地からの参加者をつのって各コースを走り、その風土に触れてもらうとともに、被災地の観光復興を促すかつてないスケールのチャリティイベントをレポートする。 (続きを読む…)