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イベントレポート


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「宇宙」がテーマのテーマパークとして1990年に開園

北九州市で27年親しまれた「スペースワールド」が2017年大晦日に閉園~ファイナルマンスは各種のお別れイベントを開催

北九州市八幡東区のテーマパーク「スペースワールド」は、1990年に八幡製鉄所の遊休地を活用してオープンした。その名の通り宇宙をテーマとしたストーリー性のあるテーマパークで、特色として以下があった。
1 「ザターン」「タイタン」「ヴィーナス」の大型で最新鋭の三大ジェットコースター
2 「月の石」などの博物館展示
3 オリジナルキャラクターによる歌やダンスのステージレビュー
4 宿泊施設を併設

バブル景気の当時多かった自治体と大手企業が出資する第三セクターによる地域振興事業だった。開園後10年ほどは年間来場者数が200万人と好調だったが、2000年代に入ると入場者数が減少して経営難に。2005年に営業権が加森観光に譲渡された後は、年間フリーパスの値下げ、プールやスケート場の新設、「ツボ押しコースター」「お経」「おもしろ動画」などシャレのきいた企画などで人気を盛り返していた。しかし、再建から10年が経過し、地権者と運営会社との間で土地の更新契約が合意できなかったことから遂に閉園にいたったようだ。

「福岡で遊園地といえばスペワ」と地域の人に親しまれてきた同園には、10月頃から多くの人が詰めかけた。2017年12月は多数のファイナルマンス・イベントを開催。最終日の12月31日はスペースシャトルを背景に盛大な花火イリュージョンが夜空を彩り、新年明けて午前2時までファンとともに最後の宴を楽しんだ。 (続きを読む…)

2017年12月01日 ~ 2017年12月31日