人気アニメと私鉄のコラボキャンペーン ONE PIECE20th×KEIKYU120th 「真夏の京急宴線ONE PIECE列車」
アニメ『ONE PIECE(以下、ワンピース)』20周年×京急120周年を記念したキャンペーン「京急宴線 真夏のONE PIECE列車」が7月8日(月)から9月16日(月・祝)まで開催され、数々のコラボ企画が展開された。その一つが、京急〝宴〟線を巡る『ワンピース』の謎解きミッションラリー「半島ミ・ウーラの冒険」(発売金額3,500円)。京急線1日全線フリー乗車券(品川駅~泉岳寺駅間除く)を使用して、ゲームブックに書かれている指定された駅に向かい、対象のキャラクターから得られる情報を基に駅周辺で謎を解くゲームだ。参加特典として、キットの一部にもなっているオリジナルクリアファイルバッグのほか、ゲームクリアの有無に関わらず『ワンピース』キャラクターのオリジナルアクリルスタンド(非売品)をプレゼント。ゲームをクリアすると、『ワンピース』×京急〝宴〟線オリジナルグッズ(非売品)が抽選で当たる応募ハガキをもらえる。
期間中は、品川駅と羽田空港国際線ターミナル駅に、『ワンピース』キャラクターの装飾やフォトスポットが登場したほか、京急沿線の駅名看板が京急〝宴〟線仕様のオリジナル駅名看板となり、京急電鉄の3色の電車が『ワンピース』デザインの特別ラッピングで運行した。
また、京急油壺マリンパークでは、『ワンピース』に登場するさまざまな魚人・人魚のモデルとなった生物を展示するなど、水族館ならではのコラボ展を開催。京急百貨店には、【出張店 ONE PIECE麦わらストア横浜・上大岡店】が期間限定でオープンした。
三浦半島を満喫できる京急沿線のおトクなきっぷ3種(よこすか満喫きっぷ・葉山女子旅きっぷ・みさきまぐろきっぷ)のお土産には、このキャンペーンでしか手に入らない「オリジナル指人形」を期間限定・数量限定で追加。8月9日には、最新作:劇場版『 ONE PIECE STAMPEDE(スタンピード)』も公開されたこの夏、京急沿線では、京急に乗って『ワンピース』の世界へ旅立つ、沿線を〝宴〟線に変えるほどの熱い宴の数々が繰り広げられた。
c尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
累計50万人以上が来場。「下北沢カレー王座決定戦2019」
2012年から開催されているカレーの祭典「カレーフェスティバル」には累計で50万人以上の人が来場し、今やカレーの聖地ともなった下北沢で、「下北沢で一番美味しいお店はどこなのか」を決定する「カレー王座決定戦」が12日間、開催された。エントリーした出場店舗は、カレー専門店だけでなく、ラーメン店、中華、バー、カフェなど個性的な飲食店が40店舗。各店舗が考案した自慢のミニカレー(500円)を参加者が食べ歩き、美味しいと思ったカレーに投票して王座を決定する店舗回遊型のイベントとなっていた。
イベントに参加するためには、事前に300円のカレーパスの購入が必要。参加者は、駅に設置された受付やWebサイト、参加店舗でカレーパスを購入し、専用アプリをインストールして参加コードをスマホ画面で表示すると、参加店舗のミニカレーを食べることができた。各店舗でエントリーカレーを注文し、卓上の参画ポップのQRコードを専用アプリで読み込むとスタンプを1個ゲットすることができ、スタンプ3個ごとに、1回、投票が行えた。スタンプを30個貯めると「カレーアンバサダー」の称号が与えられる。
カレーパスは、参加特典として、前売りを購入すると、先着1,000名にカレー専用福神漬け(やまう株式会社)などをプレゼント。また、3店舗を回ると、スタンプラリープレゼントとして先着3,000名にゴールデンカレーレトルト(エスビー食品)がもらえた。取材当日となった平日は、一人で回る男性のほか、カップルの参加者が多かった様子。参加店舗の中には、バーや居酒屋など夜遅くまで(なかには朝まで)営業している店舗もあり、昼だけでなく、夜までカレーの食べ歩きを楽しむことができた。
世田谷線50周年イベント、沿線での催しを多数開催、「世田谷線フェス」
「玉電(たまでん」」の名称で親しまれた玉川線が廃止され、世田谷線としての運行開始から50周年を迎えたことを記念して、世田谷線の全10駅を思いのままにめぐって、沿線の名物店舗が集まるマルシェや沿線の商店街で実施されているミニイベントなどが同時多発的に楽しめる2日間のイベントが開催された。
当日は、沿線を自由に散策できる、大手私鉄初となるリストバンド型1日フリー切符(大人330円、子ども170円)を販売。リストバンド提示で、対象店舗の特典が受けられるサービスもあった。また、2017年9月に玉電開通110周年記念イベント時に運行した「幸福の招き猫電車」を5月12日より運行再開。沿線名所の一つで、招き猫発祥の地といわれている「豪徳寺」の招き猫をデザインした車体ラッピングと、吊革には招き猫型の吊り手、床面には猫の足跡を施す遊び心にあふれた電車で、小学生以下を対象に、「幸福の招き猫電車」での乗務員体験もできた。イベントは沿線各地の地元商店街と連携し、「世田谷線沿線マルシェ」(三軒茶屋駅前広場)のほか、沿線ミニイベントとして、「松陰 街バル」や「松栄会世田谷線祭り」(松陰神社駅/松陰神社通り松栄会商店街)、「ぼろいち通りミニマルシェ&フリマ」(上町駅/ボロ市通り松栄会商店街・上町天祖神社境内)、「山下 春の味覚まつり」(山下駅/山下商店街)などを開催。
当日は、他の東急沿線上に住むファミリー層などが訪れ、これまで世田谷線は一つの駅しか降りたことがなかったという人も、今回のイベントをきっかけに複数の駅での街歩きを楽しんでいたようだ。
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多摩・島しょ地域における「新たなツーリズム開発支援事業」スタート&キックオフイベント
東京都と公益財団法人東京観光財団は、多摩・島しょ地域で、新たに体験型・交流型の観光スポット開発等を行う事業に対し、必要な経費の一部助成等の支援を行う「新たなツーリズム開発支援事業」を開始する。プロジェクトの申請受け付けは、9月10日(月)から10月19日(金)まで。申請後、審査を経たうえで、特に優れた事業をモデルプロジェクトおよび助成対象事業として4件程度、採択。助成対象期間は最長3年間とし、1年目は、助成対象と認められる経費の3分の2以内(助成限度額500万円)、2年目は助成対象と認められる経費の2分の1以内(助成限度額375万円)、3年目は助成対象と認められる経費の3分の1以内(助成限度額250万円)が受けられるほか、事業プロモーターから、広報に向けての実施のアドバイスもある。
9月12日には、支援事業の開始に伴ったキックオフイベントを実施。ケーススタディとして、多摩地域・島しょ地域で、グランピング(=「グラマラス×キャンピング」:豪華なテントにベッドなどの家具を備え付け、食事も提供されるキャンプ)の施設やゲストハウスの開設の取り組みを行う事業者や、全国でゲストハウス文化を広めているコンセプトメーカーが登壇。観光ビジネスとしての多摩・島しょ地域の可能性についてのトークセッションも行った。東京都の観光の一事業のなかで、全国からのゲストも招いたキックオフイベントが実施されるのは、珍しい。
オリンピック開催を一つの契機とし、多摩・島しょ地域にも観光客を呼び込める事業を定着させていく意向だ。
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東京鵜飼釣り in 東京スカイツリータウン®
4月27日(金)から29日(日)の3日間、日本のランドマークである東京スカイツリータウン®で、関市の伝統漁法「小瀬鵜飼(おぜうかい)」の体感型イベントが開催された。「鵜飼」とは、かがり火の灯りだけに照らされながら、縄でつながれた鵜が次々と水中に潜って魚を捕まえる伝統的な漁法のこと。「小瀬鵜飼」は1千有余年の歴史があり、醍醐天皇や織田信長も鑑賞したという。鵜飼のなかで、皇室御用達の鵜飼を行う鵜匠は、全国でも関市の「小瀬鵜飼」と岐阜市の「長良川鵜飼」の鵜匠のみ。本イベントは、全国で9人しかいない宮内庁式部職の鵜匠が東京で鵜飼を披露する初の試みとなる。関市では、5月11日(金)から10月15日(月)まで行われる関市有数の資産である「小瀬鵜飼」を全国に発信し、実際に足を運んでもらうきっかけにしたいとしている。通常の鵜飼は魚が休む夜間に行われるが、イベントは日中にパフォーマンスを行い、写真撮影もできる貴重な機会となった。鵜飼の実演は、鵜が来場者の注目を浴びながら、何度も水槽の中に潜り、鮎を捕らえる元気な姿を見せていた。
3Dトリックアートによる日本の疑似体験で訪日観光促進「Japan Week 2018」
日本政府観光局(JNTO)では、ニューヨーク市内のグランド・セントラル駅にて、訪日観光旅行促進事業の一環として「Japan Week」を毎年開催、好評を博している。
今年で7回目となる「Japan Week 2018」では、今回は「3D トリックアート」を目玉に日本を幅広い角度で身近に体験できる空間を出現させ、米国人に向けて訪日旅行を力強く訴求。会場には日本の様々な風景やイメージをデザインした3Dトリックアートを設置し、写真撮影を通して日本が疑似体験できるとともに、SNSでの拡散が図られた。
参加は旅行会社、航空会社、国内の鉄道会社といった輸送関連、ラーメンやお茶、チョコレートなどの食品関連、手ぬぐいや鋳物製品などの日本の伝統的小物、さらに訪日客にこのところ人気が高い「桜」をテーマに連携した東北の3都市といった出展者が集い、多様な訪日観光の魅力をアピールした。 (続きを読む…)
世界的な浮世絵師葛飾北斎と日本航空のコラボレーション「Journey to the World of HOKUSAI」
ニューヨーカーに日本航空を知ってもらい、日本航空を利用してもらうことを目的に開催されたPRイベント。今回このPRのために日本航空が選んだものは葛飾北斎であった。葛飾北斎は周知の通り海外でも人気の高い、江戸時代の浮世絵師。2017年にはロンドンの大英博物館で日本の美術展としては大規模な展覧会も開催されている。その北斎の「富嶽三十六景」と並ぶ代表作である絵手本「北斎漫画」の高精細のデジタルデータを活用し、北斎が持つ「伝統、革新=日本の心」というフィロソフィーを、様々なサービスに挑戦する日本航空の姿勢に重ね合わせることにより、ニューヨーカーに日本航空をアピールする内容とした。会場のイベントホールがあるグランドセントラル駅は郊外に住む富裕層の通勤客が利用する駅で、このあたりの層に対してマッチしたイベントとなっていた。
文化・芸能の復興を観光・交流のツールに「おおつちバラエティーショー in 軽井沢」
震災から7年。全国的に震災の風化が叫ばれるなか、東日本大震災で被害を受けた岩手県大槌町が、震災以降、さまざまな支援を受けている長野県軽井沢町・御代田町、全国の人々へ、復興の歩みの中で取り戻した「大槌町の元気」と「感謝」を伝えようと、音楽やオリジナル演劇を披露する「おおつちバラエティーショー」が軽井沢町の大賀ホールで開催された。
ショーは、避難や仮設住宅住居により離ればなれになってしまった町民同志の再開のきっかけ作りとして、2015年にスタート。かつての盛り上がりを思い出してもらうため、埋もれていた演劇文化を掘り起こし、歌やダンスなどの町内活動団体が共演するにぎやかなショーとして町民若手有志が企画運営している。震災で活動を休止していた町内団体の復活の機会となり、これまでの総動員数は2,230名。本公演は初の県外出張公演となる。
内容は、音楽部門と演劇部門の二部構成。これまでキャストやスタッフには、ボランティア活動を機に移住したIターン者、町外から町役場へ赴任している応援職員、復興工事関係者も参加した。将来的には、復興を果たした大槌町と、軽井沢町と御代田町とのさらなる友好・観光資源の発展化につなげていく新しい連携の可能性を、文化・芸術面の交流を通して紡いでいきたいとしている。
ビギナーもコアな歴史ファンも楽しめる「お城EXPO 2017」が横浜で開催
歴史ブームが盛り上がり、日本の「城」や「城跡」にも注目が集まっているなか、「お城EXPO 2017」が2017年の暮れに開催された。城郭文化の振興と発展、城郭を擁する地域の観光振興、お城ファンの交流などを目的として昨年初開催され、今年は第2回目となる。メイン展示となる「城めぐり観光情報ゾーン」「城下町物販ブース」には62団体が出展した。その他、明治時代に陸軍省が作成した「陸軍省城絵図」、日本100名城と続日本100名城のパネル展、真田信繁が兄に宛てた直筆の書状、ワークショップ・セミナー、お城シアターなどの多彩なコンテンツを揃え、会場であるパシフィコ横浜会議センターの1階から5階までにわたり見どころが満載。ディープな歴史ファンも気軽にイベントを訪れた人もそれぞれに楽しめる内容で、3日間で延べ約19100人が「来城」した。昨年に引き続き2度目の来城という人も多く、第2回目で早くも定番イベントとしての盛り上がりを見せていた。 (続きを読む…)
「1000 Days to Go!」月間イベント 東京2020参画プログラム「文化オリンピアードナイト」
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、「1000 Days to Go!」月間中となる11月26日(日)、東京駅の行幸通りにて、東京2020参画プログラム「文化オリンピアードナイド」を開催した。会場となった舞台は、歴史的建造物でもある東京駅舎の中央口から皇居に続く行幸通り中央帯の特設ステージ。オールジャパンで、今後、展開されていくことになるオリピック・パラリンピックの文化プログラム(文化オリンピア―ド)を盛り上げるきっかけとし、2020年4月から9月に全国で実施予定の「東京2020 Nipponフェスティバル」に向けての期待感を高めるべく、日本を代表する象徴的な場所で一夜限りの文化イベントを行った。イベントは、演出家の宮本亜門さん、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんらによる文化プログラムをテーマにしたトークセッション「Tokyo2020 DIALOGUE」と、コンサート「Tokyo 2020 All JAPAN CONCERT」の二部構成。コンサートは、東京ニューシティ管弦楽団の演奏に、バイオリン演奏の宮本笑里さん、ソプラノ歌手の森谷真理さん、ミュージシャンのMIYAVIさん、高校生ゴスペルシンガーの鈴木瑛美子さんなどがコラボし、福島県立福島明成高等学校と宮城県石巻好文館高等学校の生徒も出演。サプライズゲストには人気デュオの「ゆず」が登場。被災地もつなぐ贅沢な音楽の共演で観客を楽しませた。
横浜セントラルタウンフェスティバル“Y158”
5月27日(土)と28日の二日間、横浜の馬車道・関内・山下公園通り・中華街・元町・山手の商店街のエリアの総称である横浜セントラルタウンが一体となって実施しているイベントが、メイン会場となる山下公園と5つの商店街等で開催された。今年の来場者数は延べ152万人。 2009年の横浜開港150年記念イベント「開国・開港Y150」以降、毎年開催しており、開港200年まで継続開催の予定だ。今年のイベント企画は、「南国アーバンリゾート」。メイン会場にサブステージを設置し、「開港カクテル」を飲みながら芝生デッキでフラダンスのショーを楽しむことができた。また、横浜市内の小学生に開港200年を迎えた横浜の街並みを描いてもらう「Y158夢の街 絵画コンテスト」を実施。入賞作品は横浜銀行元町支店と横浜マリンタワー、中華街で展示され、その表彰式がメインステージで行われた。各商店街でも、フェスティバルやスペシャルセールなど、趣向を凝らしたイベントを展開。5つのエリアの碑を回る「Y158ウォークラリー」もある。今年は、5エリアをワイキキトロリーバスで回遊させる新たな試みも実施した。メイン会場のステージと各商店街のイベントは連動しており、横浜セントラルタウン全体の回遊がテーマだ。
Japanese たまてばこ
大田区蒲田にある日本工学院専門学校は、羽田空港国際線旅客ターミナルで2日間にわたり日本文化を紹介するイベントを開催した。イベントの企画・運営は、イベントに関わる全てを徹底した実践形式で学びながらイベントプロデューサー、イベントスタッフを目指す、同校のミュージックカレッジ コンサート・イベント科「イベント企画コース」の学生のみで行った。羽田空港とのコラボイベントとなる本イベントの両日共通のタイトルは「Japanese たまてばこ」。2月11日(土)のイベントタイトルは、「和の文化をTake away」。和をテーマに殺陣のほか、津軽三味線や大道芸のステージを展開した。12日(日)のイベントテーマは「Do you know HINAMATSURI」。ひな祭りをテーマにした紙芝居や落語、着物のファッションショーを実施した。学生が登場したファッションショーでは、3人官女、お雛さま、お内裏さまが勢ぞろいした現代風リアルひな壇を完成。また、会期中には、子どもを対象とした手裏剣ゲームや、大人や家族も楽しめる折り紙や塗り絵の体験教室も行った。屋台ブースでは、昔懐かしい金太郎飴やおかきにひなあられ、新作の和サブレのほか、ご当地コスメの販売もあった。日本文化を目や耳で感じて、また触れることができ、小さな子ども連れの家族からシニア層までイベントを楽しんだ。 (続きを読む…)
遊ぶ。暮らす。育てる。SATOYAMA & SATOUMIへ行こう2017
モーニング娘。OGやモーニング娘。’17をはじめ、アップフロントグループに所属する多数のアイドルやタレントが参加するSATOYAMA & SATOUMI movementのイベントが、幕張メッセで3月25日と26日の二日間、行われた。MC役は、自らも自然の中でのライフスタイルを送る、林マヤさん、まことさん(シャ乱Q)などが務めた。アップフロントグループ全体で取り組む本イベントでは、最新の里山&里海ライフを若い人も楽しく気軽に参加できる企画を多数用意。里山や里海での生活や文化、産業の再認識と美しい景観の中での暮らしやすさの提案などをテーマに、協力自治体や企業・団体によるステージや体験コーナーなどを展開した。開催5回目を迎え出展自治体も増加している。当日は、「Hello! Project ひなフェス 2017」も同時開催。各ブースではアイドルが登場して地域の商品のPRも行った。ご当地キャラクターも多数登場し、ファンはもちろんのこと、子どもから大人、家族までイベントを楽しんた。
「浅草オープンカフェ」~道路空間を活用した社会実験(第3期)~
かつて、大衆娯楽や映画等、日本のエンターテイメントの中心地であった“興行街”、浅草六区の再生に向け、六区ブロードウエイ商店街振興組合は、国家戦略特区事業認定に向けた社会実験「『浅草オープンカフェ』~道路空間を活用した社会実験(第3期)~」を開催した。本社会実験は、浅草六区の街全体を劇場と捉え、浅草六区ブロードウエイがホワイエの役割を担っていくという構想の下、2016年に実施した1期、2期に続き、道路空間の活用に関する効果・継続性・課題等を明確にし、国家戦略特区の「道路法の特例による道路占用許可等の緩和」事業認定の取得を目指すもの。夜の道路活用法の検討を視野に入れた第3期のテーマは、「夜も始動!エンターテインメントの街へ!」。第3期開催に合わせ、浅草-上野間を23万キロ無料巡回したパンダバスがキッチンカーとして登場。ホットドリンクやアルコールメニューを提供した。また、ラスベガスで多く行われている無料ショーを浅草六区でも開催。六区=69ということで夕方の6時9分からの開始とした。また、パフォーマーのグランプリを決定する「浅草六区 六芸神 グランプリ」、毎週入れ替わりで全国25の自治体のPRブースが集結する「さとふるMeetings&PR Events~全国各地から浅草へ集結~」なども展開。浅草六区ブロードウエイを活用し、その地域をPRする「浅草六区メディアプロジェクト」の第一弾として、群馬県の「桐生八木節まつりin浅草」を開催した。エンターテインメントを中心に、国内外観光客の憩い・休息の場となる空間や賑わいの創出を目指す。
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「銚電倶楽部」スタート
2006年、車両運行維持のため、「ぬれ煎餅を買ってください!!」とウエブサイト上で呼びかけて副業であるぬれ煎餅の購入が殺到、経営危機を乗り越えた銚子電気鉄道株式会社(以下、銚子電鉄)が、12月1日から新たに会員制となる「銚電倶楽部」をスタートさせた。路線継続のため、これまでも「銚電サポーターズ倶楽部」「銚子電鉄応援団」といった有志や市によるサポーターズ組織が存在したことがあったが、銚子電鉄が主導して立ち上げる応援組織は初めて。銚子電鉄のこれからのチャレンジを応援する会員により構成される組織で、年会費は一口1,800円。専用HPから入会できる。「駅舎修繕プロジェクト」、「デキ3(さん)を走らせるプロジェクト」等、5つのプロジェクトの中から会員が選んだプロジェクトに年会費が「銚電倶楽部ファンド」として全額積み立てられ、随時プロジェクトの実施に使用される予定だ。会員特典として「銚電倶楽部会員証」を発行。「無料乗車DAY」の実施や会員口数に応じたプレゼント、イベントでの優先特典や限定イベント招待等の進呈のほか、銚電イベントの企画提案をすることもできる。近年は、東日本大震災以後の風評被害を受けて観光客数が激減。イルミネーション電車やお化け屋敷電車の運行、ネーミングライツ募集の取り組みでも注目を集めた、日本最東端のローカル鉄道、銚子電鉄の新たなチャレンジを取材した。
ミャンマー祭り2016~「写真展」「民族衣装体験」から「ビジネス」まで、多彩な催しで賑わう
「ようこそ、リアルなミャンマーへ」と題して開催されるミャンマー祭りは今年で4回目。会場の増上寺境内にはミャンマー伝統食を堪能できる屋台、支援活動を続ける企業やNPO団体など60以上のブースが出展。建物内ステージでは伝統芸能披露、NPOの活動報告などのプログラムが実施された。ミャンマー祭り実行委員会名誉会長である安倍昭恵氏は「寺子屋で学ぶ10人のこどもたち」を初めとする各種催しやセレモニーに登場して大きな役割を果たしていた。一般の人が撮影した写真がミャンマーの文化、民俗、日常の姿を伝える「日本・ミャンマー交流写真展」、ミャンマーの8つの民族の衣装を着ることができる体験コーナーなど、工夫された催しが随所に見られた。 (続きを読む…)
もしもしにっぽんフェスティバル2016 in TOKYO
日本のポップカルチャー(ファッション・音楽・アニメ・フード など)を世界に向けて発信するプロジェクト「もしもしにっぽん」が展開する、世界が注目する日本の“KAWAII”をキーワードに、日本のカルチャーから生まれたさまざまなコンテンツを、見て・体験して・楽しめるポップカルチャーの祭典。3回目を迎えた今年は、2020年の東京オリンピック開催に向け、あらゆる角度から日本のインバウンド・アウトバウンドについて考えるBtoBのシンポジウムを初開催。経営者をはじめ、文化人からクリエイター、ミュージシャン等、幅広いジャンルのトップランナーが登壇した。フェスティバルでは、外国人をターゲットに、海外に進出しているアーティストを中心としたキャスティングを実施。アーティストのライブに加え、昨今の体験型旅行ブームを受け、書道や和楽器、茶道のワークショップも展開。さらに、今年は、アーティスト× ITとして、きゃりーぱみゅぱみゅの海外公演をVR体験できるなど、最新テクノロジー体験ブースも登場。また、YAGURA(櫓)ステージでは、盆踊りや阿波踊りの祭りのショーを行い、外国人にさまざまな日本文化を楽しんでもらう内容となっていた。初開催のシンポジウムの模様を中心にレポートする。
「鎮守府 横須賀 呉 佐世保 舞鶴フェス in 東京」~日本遺産に認定された旧軍港四市のブランドを国内外に情報発信
横須賀、呉、佐世保、舞鶴の4市は、明治時代に海軍の鎮守府が置かれ、その後軍港都市として発展してきたという共通点を持つ。4市が交流を開始したのは40年近く前の1980年。文化庁が2015年に新設した日本遺産への登録を申請し、本年4月に認定された。軍港施設は、今なお現役で使用されているものが多く、日本近代の優れた技術を今に伝えている。6月、4市は観光協会等と「旧軍港市日本遺産活用推進協議会」を設立し、同会の事業計画を策定。この一環として、本イベントが開催された。今後も人材育成、海外への情報発信などの取り組みが予定されている。離れた自治体同士がひとつの価値観を共有して地域活性化を図る広域連携の事例としても大いに注目したい。 (続きを読む…)
イベントで見る北海道新幹線開業までの道のり
2016年3月26日に北海道新幹線が開業した。新青森カラ新函館北斗、148.8キロを整備計画が決まったのは45年前。東京−新函館北斗は最速4時間2分で運行され、東北や関東とのビジネスや観光の拡大が期待できる。地域の活性化を期待する北海道民にとっては悲願の開業だった。
JR北海道は、北海道新幹線の開業式典と出発式を新函館北斗駅、木古内駅、奥津軽いまべつ駅で開催。 その他の駅、仙台・盛岡・新青森駅でも、それぞれ出発式が行われた。
同様に東京駅21番ホーム上でも東京発の一番列車の出発式が行われ、早朝にもかかわらず新幹線を見ようと多くの人が訪れた。出発式にはJR東日本の冨田哲郎社長や石井啓一国土交通相らが出席。 また、ゲストとしてお笑いコンビのサンドウィッチマンが登場した。
冨田社長は「JR東日本がスタートしたとき、東北新幹線は盛岡までだった。東日本大震災でストップした時期もあったが、そうした苦難の時期を乗り越え、今日いよいよ北海道の地に新幹線が乗り入れる」と語った。多くの人に見送られる中、はやぶさ1号は出発した。一日を通して、駅のホームでは新幹線の写真を撮ろうという人が足を運んでいた。
北海道新幹線の開業に合わせ、関係する地域で多くのイベントが行われていたことはいうまでもない。今回は北海道新幹線開業までの道のりを盛り上げたイベントや、現在・これから行われる北海道関連のイベントを紹介する。
WHITE KITTE
屋内日本最大級の高さ約14.5mのクリスマスツリーが、クリスマスシーズンが本格化する11月、KITTE1Fアトリウムに登場し、音楽と照明によるライトアッププログラムや、クリスマスライブを開催し、来場者を楽しませた。また多くの人が訪れる事でも話題となっている丸の内イルミネーションをKITTE外構部でも行い、丸の内が“シャンパンゴールド”で輝いた。 (続きを読む…)