TOKYO数寄フェス
博物館、美術館、芸術大学、動物園、音楽ホールなど、文化芸術拠点が密集するエリアとして発展してきた上野を、パリ、ロンドン、ニューヨークに並ぶ都市「芸術文化発信拠点UENO」として世界に発信しようと大型イベントが開催された。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、その後も含め、文化・芸術の力で盛り上げていくことを目的に、上野恩賜公園に関わりのある各機関・団体が協力して作り上げた上野「文化の杜」のプロジェクトの一環だ。近代日本美術の発展に大きな功績を残した岡倉天心が著した『茶の本』の思想を背景に、“数寄”をキーワードにしたアート作品やワークショップ、コンサート等を、公園敷地内に広がるさまざまな文化施設を舞台に展開。上野の杜にARTが集い、日本や東京を「数寄(=好き)」になるコンテンツを繰り広げた。期間中には、公園内の一部の施設で夜間開館も実施した。
春画展
春画は、江戸時代に笑い絵とも呼ばれ、性描写と笑いが同居したユーモアで芸術性の高い浮世絵になります。特に海外から高い評価を得ており、2013年から2014年にかけて大英博物館で行われた 「春画 日本美術の性とたのしみ」は大きな話題を呼びました。今回、日本で初めて開催する『春画展』は、海外からは大英博物館およびデンマーク、また、日本の美術館や個人コレクションより、鈴木春信の清楚、月岡雪鼎の妖艶、鳥居清長の秀麗、喜多川歌麿の精緻、葛飾北斎の豊潤といった「春画の名品」133点(前後期)を5つの章に分けて展示します。「肉筆の名品」では、版画のように印刷された春画ではなく、人の手で線と色を描き出された「肉筆」を40点展示、「版画の傑作」では、名だたる浮世絵師が筆をふるった版画、版本の数々が展示されるほか、縦9センチ、横13センチ弱の小さな春画を集めた「豆判の世界」など、これまでに春画を観たことがない方にもわかりやすく紹介しています。浮世絵の大家たちによる作品や徳川将軍や大名家の絵画を担った狩野派の作品など、大名から庶民にまで広く愛された春画が一堂にそろった展示会になります (続きを読む…)
ペコちゃん展
誕生から65年、日本企業の代表的キャラクターであり、子どもたちのアイドルでもあったペコちゃん。その容貌やファッションは、時代や季節を通じて多彩に変化し、昭和から平成へ続く世相や日本の生活を表してきた。本展はこうした「ペコちゃん」を、昭和という時代や世相のなかで捉えた「過去」(「ペコちゃんと昭和」、「生活の中のペコちゃん」)と、気鋭の現代アーティスト17名がペコちゃんにインスパイアされて制作した27点による「現在」によって紐解いていく。また、ミルキー関連パッケージなどのコーナー展示、不二家とゆかりの深いデザイナーのレイモンド・ローウィ、建築家のアントニン・レーモンドの紹介、東京モード学園の協力による、ペコちゃんのオリジナル衣装デザインの募集と展示なども行う。併せて1959年のCM映像や多彩なワークショップなどによって昭和という世相を追い、アートなペコちゃんの新たな側面を追いながら、幅広い世代が楽しめる展覧会となっている。
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「動く、光る、目がまわる!キネティック・アート」
機械じかけで動いたり、光ったり、目がまわるような錯覚をもたらしたり・・・私たちの感覚に直に訴えかけてくる実験的な世界「動く芸術」キネティック・アート。終戦後、進歩する科学技術を芸術に取り入れようとする気運のなか、1950年代後半から60年代にかけて、ヨーロッパを中心に盛んに制作され、その多くは幾何学的な形や線をもとにしている。作品の角度や視点の移動によって思いがけない見え方があらわれるので誰もが楽しめ、見る人と作品の相互の関わりを鮮やかに浮かび上がらせます。この展覧会は、ジョセフ・アルバース、ブルーノ・ムナーリなど先駆的な作家も紹介しながら、主にイタリアで活躍した作家たちの作品を通して、キネティック・アートをふりかえります。ほぼ半世紀前に未来を夢見たこれらの作品からはレトロな雰囲気が感じられる一方、現在のメディア・アートに通じる先鋭的な感覚を見出すこともできるでしょう。 (続きを読む…)
一枚マンガのクールジャパン展―日本の良さ再発見!?
国内外で活躍する漫画家・イラストレーターが「クールジャパン」をテーマに描き下ろした60作品を展示し、ユーモアと批判精神あふれる「一枚マンガ」の魅力を発信。クール(COOL)は、「かっこいい」「洗練された」というポジティブな意味と、「冷たい」「冷淡な」というネガティブな意味を併せ持つ。海外ではアニメやマンガ、アイドルなど、若者を魅了する日本独自の文化が称賛される一方、国内では若者が将来に希望を持ちにくいさまざまな現実を抱えている。そのような両面性を持つ「今の日本=クールジャパン」を、30人の漫画家・イラストレーターが独自の視点で描き下ろした。奥深い「一枚マンガ」の 世界を楽しむことができる。併せて、日本新聞博物館が所蔵する明治・大正期の新聞漫画も展示。会期中の4月26日には、漫画家による似顔絵プレゼントイベントを実施した。
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デザインフェスタvol.41
プロ・アマチュア問わず、「自由に表現出来る場」を提供するアートイベントとして1994年から始まった、オリジナルであれば審査なしで誰でも参加ができる、今年で21年、通算41回目を迎える一大アートの祭典。毎年、春と秋の2回開催されている。会場では、年齢や国籍・ジャンル・スタイルを問わず、12,000人のアーティストのありとあらゆる表現に出会うことができる。作品審査がないため、偶然見つかる“掘り出し物”や人との出会いを求めて、今年は2日間で59,000人が来場した。アート作品や雑貨、アーティスト、ライブパフォーマンスやグルメなどとの交流を通じて、新しい出会いの輪を広げていくためのアートイベントとなっている。また、開催20周年を機に、昨年から、“夏のデザインフェスタ”と称し、小学生アーティストから社会人学生、留学生まで、年齢・国籍・ジャンルを問わず、学生を対象とした新たなアートイベント「學展」を立ち上げた(※今年は8月8日・9日開催)。「デザインフェスタ」の原点となるイベントとして、学生だからこそできる表現や、純粋な作品の数々を見ることができる。 (続きを読む…)
クリエイティブリユースでアート!―市内の端材や廃材をアートな目線で見直そうー
前年度、スタートした「クリエイティブリユースでアート!─市内の端材や廃材をアートな目線で見直そう─」の第2弾。「クリエイティブリユース」とは、身近に眠っている廃材をアート作品として生まれ変わらせる活動のことを指す。前回実施された、市内のさまざまな事業所やお店を訪問して端材や廃材を譲ってもらうワークショップで集めた材料をもとに、高校生やアーティストのたまごたちが自由な発想で、それぞれの思いを込めて作品づくりに挑戦。プロのアーティストと公募制作者の作品展示のほか、クリエイティブリユースの体験コーナーを設けた。本展の作品を通じて、「調布」というまちの魅力を新たに発見したり、「アート」が自分たちの身近にあることを知ってもらうことを目指す。 (続きを読む…)
WHITE KITTE
屋内日本最大級の高さ約14.5mのクリスマスツリーが、クリスマスシーズンが本格化する11月、KITTE1Fアトリウムに登場し、音楽と照明によるライトアッププログラムや、クリスマスライブを開催し、来場者を楽しませた。また多くの人が訪れる事でも話題となっている丸の内イルミネーションをKITTE外構部でも行い、丸の内が“シャンパンゴールド”で輝いた。 (続きを読む…)
チームラボ 踊る! アート展と、学ぶ! 未来の遊園地
チームラボは、デジタル領域を中心に独創的な事業を展開するウルトラテクノロジスト集団。本展は、「踊る! アート展」と「学ぶ! 未来の遊園地」の2つのゾーンで構成され、これまでに発表されたデジタルアート作品と遊園地作品を一度に体験できる世界初の企画展となる。
また、開館以来、科学技術を文化ととらえて活動をしてきた日本科学未来館が、本格的に取り組む初の「アート展」としても注目度が高い。チームラボのつくり出す新たな表現との出合いは、科学技術の新しい見せ方や、テクノロジーが切り拓く表現の可能性を感じさせるものであり、デジタル技術とアートの未来、そして日本文化の再解釈に思いを馳せる絶好の機会を提供してくれる。
なお、2月1日(日)には、来場者数が15万人を突破。好評につき、会期が5月10日(日)まで大幅に延長された。 (続きを読む…)
高円寺の大文化祭「高円寺フェス2014」
阿波おどりを始めとし春夏秋冬を通しビッグイベントを企画している高円寺の秋のイベント「高円寺フェス」は高円寺の商店主を中心とした有志で 2007 年にスタートし、今年で8回目の開催を数える。 日本のインドとも形容され、個性的な店舗が集う高円寺の街中を会場に、駅前広場の特設ステージ、古着ファッションショー、漫画イベント、親子ワークショップまつり、伝統こけしフェア、ストリートライブ、トークショー、本の産直市などイベントは多岐に渡る。また、「しりとりスタンプラリー」を開催し、高円寺一帯の参加約200店舗に配置されたスタンプをしりとりでつなぐゲームを取り入れるなど、多様なイベントを同時開催しガイドブックを片手に、誰でもが楽しめる参加型のイベントとなっている。 (続きを読む…)
第19回 東京ガールズコレクション 2014 AUTUMN/WINTER
今年10周年を迎える、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマにしたファッションフェスタ「東京ガールズコレクション(TGC)」が開催され、14ブランドが参加。メインモデル96名、ゲストモデル8名、シークレットモデル1名がランウェイを歩き、ゲスト32名、アーティスト11組が出演。ドラマや映画ともタイアップし、7時間を越える一大イベントとなった。また、新しい試みとして日本中の女の子のために全国31都道府県、34スクリーンにてライブ・ビューイングを実施した。 (続きを読む…)
ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014 “障害者”と“多様な分野のプロフェッショナル”による現代アートの国際展
鋭い知覚や能力のある障害者が、高い技術を持つ多様な分野のプロフェッショナルと出会い、協働して新たな芸術表現を生み出すことを目指す新感覚の国際アート展。第1回となる今回は、「first contact –はじめてに出会える場所-」をテーマとし、これまで出会うことのなかった人々が、出会い、ともに試行錯誤しながら新しい表現を生み出すためのさまざまなプロジェクトをスタートさせる。また、時間をかけ、多くの人を巻き込みながら進化することをコンセプトとし、今年出会った表現者たちは、継続して活動に取り組み、3年ごとの発展的開催を目指す。 (続きを読む…)
ワンダーフェスティバル2014[夏]
年に2回(冬期と夏期)開催される、世界最大級のガレージキットコンベンション(通称ワンフェス)。近年は中古トイの売買、コスチュームプレイ、映像企画のプレゼンテーション等、ガレージキット以外の分野でも急速に規模を拡大しており、すでに“世界最大の造形の祭典”と呼べる規模にまで成長している。会場の幕張メッセ国際展示場は1~8ホール全てがガレージキットをはじめとする様々な造形物の展示で埋め尽くされ、その賑いぶりはまさに圧巻のひと言。また屋外やホール間のフリーゾーンには、コスチュームプレイヤーと彼女たちを写真に収めるファンが大挙し、会場全体が熱気に包まれた。 (続きを読む…)
Interpets(インターペット)~人とペットの豊かな暮らしフェア ~
ペットのライフスタイルを彩る最新アイテム・アイデアが一堂に会する日本初のペット産業国際見本市。ペット業界はもちろん、自動車、住宅、IT・家電、レジャー・観光など、さまざまな領域の企業が出展し、ペットとの快適な暮らしをサポートする内容となっている。こうした異業種の出展を積極的に募集することで、ペットビジネスの裾野を広げ、出展者、ビジネス来場者双方に新たなビジネスチャンスを創出し、さらに一般来場者に向けて人とペットの暮らしをより豊かにする最新のライフスタイルを提案する。
本展は、ペット同伴での来場が可能となっており、ペットと楽しめるアトラクションも人気。また、日々の暮らしに役立つセミナー、ペットの相談室、しつけ教室など愛犬・愛猫の飼育に役立つ実用的な情報を多数発信している。 (続きを読む…)
トイレ? 行っトイレ! ボクらのうんちと地球のみらい
日常生活から地球環境に至るまで、あらゆる側面で私たちの「生きること」と関わっている『トイレ』。赤ちゃんからお年寄りまで、それぞれの年齢層で抱える排泄の問題、そして世界で約25億人がトイレを使えない環境にある現実を前に、地球上の一人ひとりにとって“幸せなトイレ”とはどんなものなのかを、オープンに愉快に語り合う。これまで大きな声で語られることのなかった『トイレ』という存在を軸に、子どもから大人までが学び、楽しめる企画展となっている。夏休みの自由研究の場としても大いに活用できそうだ。 (続きを読む…)
ハンドメイドインジャパンフェス2014
「世界でたった一つのハンドメイドアイテムを大切なあの人へ」。アクセサリー、ファッション、ジュエリー、雑貨など、全国約2万人の作家が出店し、約50万点の作品に出会えるオンライン・クリエイターズマーケット「クリーマ」が開催する“日本最大級のクリエイターの祭典”。2回目を迎えた今年は、日本各地で創作活動に取り組む3,000名の個人クリエイターが一堂に集結し、「マーケットエリア」でオリジナル作品を展示販売。日本各地の伝統工芸職人や人気クリエイターによる作品づくりを体験できる「ワークショップエリア」や、クリエイターがライブで絵を描き上げる「ライブ・ペインティングエリア」も展開した。屋外展示場では、新進気鋭のアーティストから人気バンドが出演するライブを実施したほか、肉体派クリエイターとして文化系プロレス団体「DDTプロレスリング」が参戦! ものづくりのクリエイターだけでなく、音楽のアーティストやプロレスのパフォーマーにも自己表現活動をするクリエイターとしての光を当て、“one & only”という新しい“個”の時代のライフスタイルの提言を投げかけている。 (続きを読む…)
MID DAY
1年の真ん中、7月2日は「MID DAY」。都会の真ん中の街「東京ミッドタウン」で「MID DAY」を笑顔で祝うイベントが初開催された。「MID DAY」は、「東京ミッドタウン」が主催するデザインとアートのコンペティション「Tokyo Midtown Award」の2013年度デザイン部門グランプリ受賞作品である。「HAPPY MID DAY!」を合言葉に、イベントやプレゼントなど、新しい半年を笑顔で迎えるための34個のサプライズを館内や芝生広場で展開。芝生広場では「MID DAY」のロゴが登場。残り半年への想いを込めたリボンを結ぶことができた。また、ガレリア館内のアトリウムでは、突然始まるオペラや、ゴスペルライブな どのフラッシュモブを実施。館内19店の店舗では、「MID DAY」スペシャルプレゼントを用意した。会期中は、インフォメーションカウンターのアテンダント、警備や清掃のスタッフも一緒になってサプライズを実 施。サプライズは「探す楽しさも楽しんでほしい」と、イベントは突如行われることをキーワードに展開。館内では、あえて大きく告知せず、来場者が思わず出 会って笑顔になれるイベントを目指した。
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文化誌が街の意識を変える展
日本各地で発行されている「文化誌」をテーマにした企画展。日本全国のローカル誌のなかから、その土地の個性を外に広く、真剣に発信しているものを「文化誌」と位置付け、47都道府県からそれぞれ1冊ずつ選んで展示する。自治体が発行する冊子から地元企業による企業広報誌まで、有料無料に関わらずその土地の人による、その土地の真剣な思いを発信する文化誌を47の展示台で紹介。また、各冊子の内容や特色を紹介するだけでなく、「文化誌とは何か」「なぜ文化誌を発行するのか」といった制作の背景にもフォーカスし、各地域が抱える課題や未来への課題を浮き彫りにし、考える機会を与える。 (続きを読む…)
六本木アートナイト2014
六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴。様々な商業施設や文化施設が集積する六本木の街に、アート作品をはじめ、デザイン、音楽、映像、パフォーマンスなどを含む様々な作品を点在させ、非日常な体験を通して生活の中でアートを楽しむという独自のフェスティバルのスタイルを構築している。2014年は「動け、カラダ!」をテーマに「アートの持つ身体性」という側面に目を向け、コアタイムの時間帯に夜を徹してフェスティバルに参加することで、多様なアートとの積極的な触れ合いの場を創り出す。アーティスティックディレクターは昨年に引き続き、アーティストの日比野克彦氏が担当。 (続きを読む…)
フラワーアートアワード2014特別企画 フラワーアートショーケース アワード in Tokyo Midtown
今年で15周年を迎える「フラワーアートアワード2014」の特別企画として開催。才能ある花作家の発見と応援を目指し、東京ミッドタウンのメインショッピングエリア“ガレリア”にある、普段はアート作品が展示されている柱ショーケースを特別に解放し、ショーケースを彩る優れたフラワーアートディスプレイを発表。プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーなど、生花以外の花を取り入れて制作した独創的な作品がパブリックスペースを華やかに彩る。才能溢れるフラワーアーティストたちには作品発表の場を、訪れる人には花を身近に感じてもらう機会を提供していく。また、「フラワーアートアワード2014」関連企画として、「ローズアレンジメントコンペティション “BARACON.”」や「フラワーアートアワード15周年記念Live「エモーションズ20×5」も開催される。 (続きを読む…)