3Dトリックアートによる日本の疑似体験で訪日観光促進「Japan Week 2018」
日本政府観光局(JNTO)では、ニューヨーク市内のグランド・セントラル駅にて、訪日観光旅行促進事業の一環として「Japan Week」を毎年開催、好評を博している。
今年で7回目となる「Japan Week 2018」では、今回は「3D トリックアート」を目玉に日本を幅広い角度で身近に体験できる空間を出現させ、米国人に向けて訪日旅行を力強く訴求。会場には日本の様々な風景やイメージをデザインした3Dトリックアートを設置し、写真撮影を通して日本が疑似体験できるとともに、SNSでの拡散が図られた。
参加は旅行会社、航空会社、国内の鉄道会社といった輸送関連、ラーメンやお茶、チョコレートなどの食品関連、手ぬぐいや鋳物製品などの日本の伝統的小物、さらに訪日客にこのところ人気が高い「桜」をテーマに連携した東北の3都市といった出展者が集い、多様な訪日観光の魅力をアピールした。 (続きを読む…)
中小製造業が技術を競う喧嘩コマの大会「全日本製造業コマ大戦 第三回県別対抗戦 岐阜大会(特別場所)」
3月24日、岐阜県岐阜市の「じゅうろくプラザ」で、「全日本製造業コマ大戦 第三回県別対抗戦 岐阜大会(特別場所)」が開催された。「全日本製造業コマ大戦(以下、コマ大戦)」とは、2012年より開催されている、各企業や団体が自分たちでコマを作り対決させる喧嘩コマの大会のこと。運営・出場者とも中小町工場が中心となり、実施されている。県別対抗戦は、コマ大戦を多くの地域に広げ、一般の人々に関心をもってもらえるきっかけを作り、大会を通じて県内の企業の連携を深めることを目的として、開催。コマ大戦の公式大会(G1,G2,G3)とは異なり、イベントや展示会場などで開催される「特別場所」の大会で、第三回県別対抗戦 岐阜大会の来場者数は494名。「特別場所」では、他に子ども大会やレディース、高校生の大会なども実施されており、独自ルールの採用も可能となっている。公式大会では、2015年、横浜港大さん橋国際客船ターミナルで、初の世界大会「全日本製造業世界コマ大戦2015」を開催。2017年の「G1 Japana Cup~第3回全国大会」は、5万人を集客し、製造業に馴染みのない市民も巻き込む、ビッグイベントとなった。中小企業の連携により始まったコマ大戦が、なぜ、これほどの広がりを見せたのか。コマ大戦の概要とともにレポートする。
崎陽軒 創業110周年・シウマイ誕生90周年 記念企画
横浜名物のシウマイで知られる崎陽軒は、今年4月、創業110周年、シウマイ誕生90周年を迎えた。崎陽軒では、この二つの節目を記念した記念ロゴを制定し、1年間を通し、さまざまな記念企画プロジェクトを展開していく予定だ。創業110周年にちなみ、ムック本「崎陽軒Walker」(KADOKAWA刊)を発売。崎陽軒本店では特別記念メニューの提供も行う。4月1日(日)から5月上旬までは、一部の商品を除いて、全てのシウマイの商品が、「記念ロゴ入りパッケージ」となって登場。なかでも、一番人気の「昔ながらのシウマイ 15個入」(税込620円)では、パッケージの中の崎陽軒の“ 崎 ”の文字が、“ 寿 “に変わり、崎陽軒のシウマイのキャラクター“ひょうちゃん”が、紅白のデザインとなって隠れた特別仕様となっている。また、中に封入されている、磁器製の“ひょうちゃん”のしゅう油入れも、周年に合わせ、「創業110周年・シウマイ誕生90周年記念ひょうちゃん」に変身。鯛や花束などを持った、7種類のデザインの今だけの「記念ひょうちゃん」で周年を盛り上げている。日頃から“ ひょうちゃん”を集めているファンは多く、反響が大きいという。崎陽軒では、今後もさまざまな企画・新商品を出していく意向で、横浜周辺の企業や施設とコラボした110周年企画も実施予定だ。
「東京ミッドタウン日比谷」グランドオープン
3月29日(木)、たくさんの劇場や映画館が密集するエンターテインメントの発信地である日比谷に、「東京ミッドタウン日比谷」がオープンした。“東京ミッドタウン”とは、三井不動産が開発する都心部における複合用途型の街づくりのブランド。伝統的な劇場空間を参考にデザインされたアトリウムがエントランスに広がる「東京ミッドタウン日比谷」は、地上35階、地下4階のオフィス・商業店舗などから構成される大規模複合開発で、ONとOFFを融合するさまざまな機能が備わっていることが特徴だ。商業フロアには、11スクリーン約2,200席の「TOHOシネマズ 日比谷」をはじめとする60店舗が出店。「TOHOシネマズ 日比谷」は、隣接の東京宝塚ビル内の2スクリーンと一体運営することで、都心最大級のシネマコンプレックスが誕生した。また、同施設は、国家戦略特別区域として内閣府より区域認定を受けており、エンターテインメントにとどまらず、「国際ビジネス・芸術文化都心」となることも期待されていることから、施設内にビジネスの連携拠点となる「BASE Q」を展開。ベンチャー企業や大企業等、多種多様な人材が集結するコミュニティを形成し、新産業を創出する仕組みと環境を提供する。
4月26日(木)~5月20日(日)には、日比谷が街をあげて観劇をもっと身近にする初の試み、「Hibiya Festival」を開催。メイン会場となる屋外の「日比谷ステップ広場」でのオープニングショーは、この日のために書き下ろした宮本亜門さん演出のショーを特別公演。帝国ホテルや日比谷公園など、日比谷の街の髄所でも公演が実施される予定で、ゴールデンウィークは日比谷の街が劇場となり、エンターテインメントで満ちあふれる。 (続きを読む…)
文化・芸能の復興を観光・交流のツールに「おおつちバラエティーショー in 軽井沢」
震災から7年。全国的に震災の風化が叫ばれるなか、東日本大震災で被害を受けた岩手県大槌町が、震災以降、さまざまな支援を受けている長野県軽井沢町・御代田町、全国の人々へ、復興の歩みの中で取り戻した「大槌町の元気」と「感謝」を伝えようと、音楽やオリジナル演劇を披露する「おおつちバラエティーショー」が軽井沢町の大賀ホールで開催された。
ショーは、避難や仮設住宅住居により離ればなれになってしまった町民同志の再開のきっかけ作りとして、2015年にスタート。かつての盛り上がりを思い出してもらうため、埋もれていた演劇文化を掘り起こし、歌やダンスなどの町内活動団体が共演するにぎやかなショーとして町民若手有志が企画運営している。震災で活動を休止していた町内団体の復活の機会となり、これまでの総動員数は2,230名。本公演は初の県外出張公演となる。
内容は、音楽部門と演劇部門の二部構成。これまでキャストやスタッフには、ボランティア活動を機に移住したIターン者、町外から町役場へ赴任している応援職員、復興工事関係者も参加した。将来的には、復興を果たした大槌町と、軽井沢町と御代田町とのさらなる友好・観光資源の発展化につなげていく新しい連携の可能性を、文化・芸術面の交流を通して紡いでいきたいとしている。
20の職業の話が聞ける!子どものためのおしごとコレクション「ゆめコレ」
株式会社ECCは子ども向け英会話教室「ECCジュニア」を運営し、2020年度より始まる新学習指導要領に向け、最近は「新学習法CLIL(クリル)」導入など、幅広く子どもたちの学びを支援する事業を行っている。今回、子どもたちが将来について考えるきっかけを提供する職業イベント「ゆめコレ」を初開催した。1部約2時間のプログラムではTV局アナウンサー、警察官、保育士、ファッションデザイナーなど20の職業に就く現役のプロフェッショナルに話が聞ける。合わせて人気お笑い芸人が夢をかなえるまでの道のりを語るトークショーも実施した。参加は無料だが事前予約制のところ、定員を大きく上回る応募があったという。会場は各職業のブースが設置され、合同就活会場さながら。参加者は小学校低学年が比較的多かったが、どの子も「おしごとの先生」の講義をとても真剣にきいていた。 (続きを読む…)
日本機械学会が主催・機械系女子のキャリア形成支援イベント「メカジョ未来フォーラム」
理系の女子学生やワーキングウーマンのことが「リケジョ」と呼ばれ注目が集まるようになったが、今度は「メカジョ」。メカジョとは理系の中でも機械系を専門とする女性のことだ。理学・化学・薬学などの分野では女性学生比率がかなり増えているのと比べて、機械系は4.5%(日本機械学会誌2017年3月号より)と低い割合にとどまっている。日本における女性の社会進出の重要性という観点からも、企業のグローバルな競争に不可欠なダイバーシティの面からも、「メカジョ」の活躍を支援することが不可欠ということで、昨年本イベントが初開催され、今回は2回目となる。会場には、2019年の就活に臨む多くの女子学生と、売り手市場を反映して学生以上に熱心にPRする企業担当者たちとが集結し、「交流セッション」ではじっくりと意見交換する姿が見られた。日本機械学会会長で本イベントの推進者である大島まり東京大学大学院情報学環・生産技術研究所教授がコメントしているように、「女性の活躍推進は福利厚生ではなく日本の生産性向上のための経営戦略」であることは疑いなく、こうした取り組みが各分野で加速化することを期待したい。 (続きを読む…)
XFLAGスタジオ 初冠試合「B.LEAGUE 第 21 節 千葉ジェッツ vs サンロッカーズ渋谷」
3月3日(土)と4日(日)、株式会社ミクシィの「XFLAGスタジオ(以下、XFLAG)」は、昨年、パートナーシップ契約を終結したBリーグ所属の「千葉ジェッツふなばし」が船橋アリーナで開催したホームゲーム「B.LEAGUE 第21節 千葉ジェッツふなばし サンロッカーズ渋谷」において、初の冠試合を開催した。千葉ジェッツふなばしは、Bリーグの中でも、1試合の平均観客動員数ならびに年間観客動員数で最多の人数を集客する、千葉県船橋市と拠点とする人気チーム。”ケタハズレな冒険を。”を旗印に、「モンスターストライク」を中心に、ゲーム・アニメ・映画・リアルイベントなど、さまざまなエンターテインメント事業を展開するXFLAGが、当日の冠試合を、“スポーツエンターテインメントショー”として、総合プロデュースした。 3月3日(土)の試合では、「XFLAG Entertainment Partner(XFLAG エンターテインメントパートナー)」に、きゃりーぱみゅぱみゅさんが就任したことを発表。ゲームキャラクターが登場するダンスショーや、その世界観をコートに映したプロジェクションマッピング、バスケットボール・パフォーマンス集団によって結成された「XFLAG ダンカーズ」によるLEDダンク・パフォーマンスの演出などで、会場を大きく盛り上げた。今後も、XFLAGスタジオと千葉ジェッツふなばしだからこそ実現できる、さまざまなコラボレーション企画の展開が予定されているという。 (続きを読む…)