Arts&Life:生きるための家展 Where will we live tomorrow?
東京都美術館がリニューアル後、初めて行う企画展。昨年の震災を機に生活(=すまい)の価値観が変わりつつある今、「生きるための家」というテーマで新しい価値観を持った近未来のすまいを提案。会場には、公募した中から公開審査を経て選ばれた39案の住宅モデルが展示され、原寸大の最優秀賞の受賞作はリアリティに富み来館者の視線を釘づけにした。今後、企画展の開催にも力を入れていくという、東京都美術館の新たな運営方針にも注目したい。 (続きを読む…)
Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2012
横浜市では、新たなシンボリック事業として、「美術」「音楽」「ダンス」をテーマにした3つのアートフェスティバルを毎年夏から秋にかけて開催し、「文化芸術による賑わいの定着」と、「横浜経済の活性化」を目指している。第一弾となる今年は、ダンスの祭典「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2012」を開催。トップアーティストによるプログラムから広く市民が参加できるものまで、さまざまなジャンルのダンスプログラムを用意。市民、アーティスト、NPO、企業、行政など「オール横浜」で取り組む大掛かりなフェスティバルの全容をレポートする。 (続きを読む…)
館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技
スタジオジブリの企画協力のもと、毎年日本テレビとともにアニメに関する企画展を実施している東京都現代美術館。今夏は、「特撮」をテーマにした展覧会を行なっている。CG全盛期の現代において、失われつつある特撮技術やミニチュアを一同に展示する“博物館”というコンセプトで、日本が世界に誇る特撮技術を余すところなく紹介している。博物館の“館長”には「エヴァンゲリオン」シリーズでおなじみの庵野秀明氏が就任。 (続きを読む…)
てっぱく in 横浜ランドマークタワー
日本における鉄道開業140周年を機に、埼玉県さいたま市にある鉄道博物館と連携して開催された、鉄道愛好家からファミリーまで楽しめる鉄道イベント。館内各所に初公開品を含む鉄道車両模型や関連グッズのほか、鉄道博物館の「ヒストリーゾーン」を再現したジオラマ模型の先行展示も行っている。また、ファミリー層を意識した体験型企画も実施され見どころ満載。商業施設と鉄道博物館の異例ともいえるコラボレーションの内容をレポートする。 (続きを読む…)
リアル脱出ゲーム×バイオハザード「ある廃病院からの脱出」
日本各地・海外で15万人を動員している大ブレイクイベント「リアル脱出ゲーム」の最新公演。世界的人気ゲームソフト「バイオハザード」とコラボレーションし、廃病院を会場に原作の世界観がリアルに再現されたことと相まって、チケット12,000枚がわずか数日で完売した。極限状態の中、チームワークを発揮し、レベルの高い謎に挑むというゲームスタイルは20~30代の参加者に大受け。今後もさまざまな展開が予想される、注目度大のイベントだ。
江戸東京博物館 開館20周年記念 二条城展
江戸東京博物館開館20周年記念企画の一環として開催。現在、築城以来の大修復中という二条城の数多くの美術作品や資料から選りすぐった約100点を展示。東京では初披露となる障壁画、門の上、欄間部分の精巧な彫刻、大政奉還上意書など、江戸幕府の始まりから終わりまですべてに関わってきた二条城らしい内容の濃い展示構成となっている。 (続きを読む…)
藤浩志の美術展 セントラルかえるステーション ~なぜこんなにおもちゃが集まるのか?~
約30年以上にわたって社会や地域、日常を見つめ続け、「循環社会への転換」「地域社会の変革」といった命題に取り組んでいるアーティスト、藤浩志氏。本展では、藤氏が13年間取り組んでいる活動「かえっこ」で集まった約5万点のおもちゃを素材とし、インスタレーションやワークショップを展開する。「かえっこ」は、これまでいらなくなったおもちゃで地域にさまざまな活動をつくり出してきた。膨大な数のおもちゃが集まる社会に疑問を投げかける展示の様子をレポートする。 (続きを読む…)
科学で体験するマンガ展 ~時を超える夢のヒーロー~
1960年代~70年代に描かれた、「怪物くん」「サイボーグ009」「鉄腕アトム」「ドラえもん」「ひみつのアッコちゃん」(作品50音順)の5作品のマンガの中で、ヒーロー・ヒロインが使いこなす能力を科学技術で再現した企画展。子どもはもちろん、かつて子どもだった人たちに、未来を描く力、マンガ文化のすばらしさ、科学技術の可能性を伝える。夢のある体験型展示の全貌と主催者の思いをレポートする。 (続きを読む…)
夏休み毎日イベント in 東京ドームシティ 50Days
さまざまなエンターテインメント施設を有する東京ドームシティの特性を生かし、シティ内の施設・店舗を会場として、バラエティに富んだ参加型イベントを50日間日替わりで開催。近隣住民を対象とした東京ドームシティ初となる試みをレポートする。 (続きを読む…)
有明そらスタジオ(通称:そらすた)
日建リース工業の自主興業で、事業展開する「アミューズメントレンタル」の遊具や仮設ハウスで構築した、“日本初の重力体感アトラクションイベント”。スリルや爽快感、達成感を味わえる14もの体感型アトラクションを展開している。BtoCの体裁をとりながら、「アミューズメントレンタル」の業界認知を図ることが狙い。オリジナルの指針に沿って安全管理を徹底するとともに、暑さ対策にも注力する。課題は集客で、ウエブ環境の充実による口コミの拡散に力を入れている。
神奈川新聞70周年記念事業 ヨコハマ恐竜展2012 ~福井県恐竜博物館コレクション~
福井県恐竜博物館の全国展開の第2弾として開催され、県外のコレクション展としては過去最大級。“世界3大恐竜博物館”のひとつである同館の収蔵品から、32体の全身骨格を含む約100点の恐竜標本を展示し、見応え十分の恐竜展となった。子ども向けの企画も多数盛り込み、特に最新ロボットを集めた「インタラクティブ恐竜」ゾーンは大人気。行政・公共交通機関などの協力で横浜市挙げての告知が行われたことも動員に結びついている。
大英博物館 古代エジプト展―「死者の書」で読みとく来世への旅
大英博物館が誇るエジプト・コレクションから、世界最長37mの「死者の書」である〈グリーンフィールド・パピルス〉の全容を日本初公開。その長さを効果的に体感できる展示を実現した。また、死者がたどるとされた「冥界の旅路」を追体験させるような構成・演出で、ミイラや棺、副葬品など約180点を展示し、古代エジプト人の死生観を紹介した。新聞ならびにテレビ番組と連動させるととともに、六本木ヒルズが持つ情報発信力を生かして幅広い周知活動を展開。特に夏休み期間中の家族連れの取り込みに力を入れている。
アメリカン・ナッツ・カフェ
アメリカ大使館農産物貿易事務所(ATO)によるアメリカ産のナッツとドライフルーツの販促イベント。カフェを模した会場で、人気スイーツショップやパティシエが、ナッツ・ドライフルーツを使用したオリジナルスイーツを試食として無料提供。合わせてステージショーを実施し、エンターテインメント性を打ち出した。注目は「スイーツ」「無料」というキーワードと会場立地の良さなどから、予想をはるかに上回る約2,000人を動員した点。実行委員会の2人にインタビューした。
原鉄道模型博物館 オープン
2012年2月に竣工した横浜三井ビルディングの2Fに、世界最大級の鉄道模型博物館がオープン。鉄道模型の世界では国際的にも有名な原信太郎氏の名を冠し、同氏の膨大かつ貴重なコレクションからさらに選りすぐった展示物で構成した。 (続きを読む…)
オヤノコト.エキスポ2012
そろそろ「親のこと」が気になりはじめる、あるいはすでに親の面倒を見ている世代に向けた商品、サービスを集めた展示会。「人が幸せに、生きがいをもって生きていくことを真摯に応援したいと考える企業(サプライヤー)と生活者を結びつけるプラットフォーム」がコンセプトで、今回で5回目を数える。日常生活用品、金融商品、住宅、介護・福祉用品など、これからの人生を親子でともに歩むための様々な情報を提供した。 (続きを読む…)
東京ジョイポリス リニューアルオープン
国内最大級の屋内型テーマパークである「東京ジョイポリス」が、開業16年にして初の大幅リニューアル。「デジタル」と「リアル」を融合させた「デジタリアル」をコンセプトにこれまでのイメージを一新させ、近未来をイメージした、よりスタイリッシュな空間に変貌を遂げた。非日常体験を最新技術で提供する東京ジョイポリス。そのリニューアルのポイントを紹介。 (続きを読む…)
シネマ・ミーツ・シンフォニー 海猿 ザ・コンサート
名作映画のハイライト映像と生のオーケストラ演奏による音楽が融合したコンサート「シネマ・ミーツ・シンフォニー」シリーズの最新作。フジテレビ制作の超人気作品「海猿」をフィーチャーし、初めて邦画をテーマに開催した。演奏は新日本フィルハーモニー交響楽団、指揮者は梅田俊明という豪華な内容。新作「BRAVE HEARTS 海猿」の公開を直前に控え、羽住英一郎監督らによるトークショーに加え、主要キャストが客席に登場するというサプライズも満載で、「海猿」ファンの女性を中心に約5,000人が熱狂した。
ハイサワーde女子会! inお台場
「わ・る・な・らハイサワー」でお馴染みの博水社が、ニフティが運営するイベントハウス、東京カルチャーカルチャーで開催した参加費無料の女子会イベント。酒7種と割り材9種を用意し、セルフサービスのオリジナルカクテルを飲み放題で提供。ニフティと小学館「DIME」のクロスメディア企画「酒コミュ」の専用ページで参加者を募集し、ハイサワーを飲んだことがない20~30代の若い女性に、いろいろな酒を割って飲む楽しみをアピールした。