江戸東京博物館 開館20周年記念 二条城展
江戸東京博物館開館20周年記念企画の一環として開催。現在、築城以来の大修復中という二条城の数多くの美術作品や資料から選りすぐった約100点を展示。東京では初披露となる障壁画、門の上、欄間部分の精巧な彫刻、大政奉還上意書など、江戸幕府の始まりから終わりまですべてに関わってきた二条城らしい内容の濃い展示構成となっている。 (続きを読む…)
大英博物館 古代エジプト展―「死者の書」で読みとく来世への旅
大英博物館が誇るエジプト・コレクションから、世界最長37mの「死者の書」である〈グリーンフィールド・パピルス〉の全容を日本初公開。その長さを効果的に体感できる展示を実現した。また、死者がたどるとされた「冥界の旅路」を追体験させるような構成・演出で、ミイラや棺、副葬品など約180点を展示し、古代エジプト人の死生観を紹介した。新聞ならびにテレビ番組と連動させるととともに、六本木ヒルズが持つ情報発信力を生かして幅広い周知活動を展開。特に夏休み期間中の家族連れの取り込みに力を入れている。
ドキュメンタリー映画公開記念展 ちひろ 27歳の旅立ち
ちひろ美術館・東京の開館35周年事業として制作されたドキュメンタリー映画の公開記念展。映画の内容に合わせて、作品や遺品、本人の言葉でちひろの人生や作品に込めた想いを紹介する。記者会見やブックフェアなど、映画と連動したプロモーションを全国規模で展開。予算をかけず、パブリシティに注力することで、発信力を高めた。
絵師100人展 02
“現代の浮世絵”である、CGによるイラストを一挙に展示。現在第一線で活躍中の「絵師」100人超の描き下ろし作品を集めた展覧会の第2回目は、7日間で約26,000人を集めた。今回のテーマ「四季」をもとにした個性的な作品がそろった。
大正100年記念 大正から始まった日本のKawaii(カワイイ)展~ファンシー・グッズを中心に~
世界共通語となった「kawaii」の原点は大正時代にあった――明治末~戦後の挿絵画家の作品を多数収蔵し、「“レトロカワイイ”の殿堂」と呼ばれる弥生美術館が、日本発祥の文化「カワイイ」の変遷をファンシー・グッズ約600点を通して紹介。元「少女」たちの声や愛用品を盛り込むことで、日本の少女たちの歴史も浮き彫りになった。
大友克洋GENGA展
国内外のクリエイターに多大な影響を及ぼし、「ジャパニメーション」の立役者となった漫画家・大友克洋がデビューから39年を迎えて初めて開く総合原画展。震災チャリティー企画展として、未発表の初期作品から最新カラー作品、そして『AKIRA』の全原稿など、約3,000枚の原画を一挙に展示した。
大河原邦男作品展
稲城市市制施行40周年の記念事業として、「機動戦士ガンダム」をはじめ日本のロボットアニメを代表する作品のメカデザインを担当し、現在も第一線で活躍する稲城市在住のメカデザイナー、大河原邦男氏の作品(原画、立体物)を展示。本人が参加してのトークショーや上映会、メカバトルなどのイベントも多数開催した。
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ポコラート全国公募展vol.2
「障害のある人×ない人×アーティストが相互に影響し合い、自由な表現の場をつくる」をテーマにした、第2回目となる全国公募展。障害の有無、作品のジャンルを問わず全国から公募した1,267作品より237作品を選出して展示。障がいのある人に発表の場を提供し、次世代のアーティストの発掘を目指すと同時に、アーティスト同士や来場者との積極的な交流を後押しする。
メタボリズムの未来都市展: 戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン
1960年代の日本で、丹下健三に影響を受けた黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦などの建築家を中心に展開された建築運動「メタボリズム」を振り返る展覧会。戦争で荒廃した日本が復興し高度経済成長期へ向かうその時代に、理想の都市を通じてよりよいコミュニティをつくろうとした運動の全貌を500点以上の資料で紹介。震災を機に転換期を迎えた、現代日本に通じる建築や都市のヒントを探す。