市民アートイベント「フリージア・インフィオラータ2014in八丈島」
SPECIAL REPORT
頑張れ、ニッポン!イベントが「地域おこし」をサポートする~その①
花が育てる、「街人文化」。
地元の高校生が島特産のフリージアで描く「花絵」、観光再生の起爆剤に。
いま、日本は超高齢化社会・人口減少・右肩下がりの経済というこれまでに経験したことがない新たな時代を迎えようとしている。地域を取り巻く環境も課題の多様化、高度化、複雑化など大きな変化に遭遇している、といっても過言ではない。しかし、これを時代の“画期”と捉え、新たな時代に即した地域コミュニティ、活性化策を打ち出し、衰えた経済力や賑わいを取り戻している元気な地域も誕生している。そして、イベントをひとつの活性化の起爆剤にして「地域おこし」に成功している事例もみられるようになった。このシリーズは、イベントが「地域おこし」をサポートする、というテーマでイベント責任者の声を紹介していく。第1回は花をテーマにした市民アートイベントを観光事業活性化策と考えた「東京・八丈島」の事例を報告する。
八丈島特産のフリージアの花を並べて絵を描く「インフィオラータ」が4月5、6日に八丈島空港や町役場に登場。毎年開催される「フリージアまつり」の最後を飾る企画で都立八丈高校の生徒が絵柄をデザイン、運営までプロデュースした。 (続きを読む…)
AnimeJapan 2014
日本のアニメ産業、および、関連産業の発展と振興を目的とし、国内外アニメファン、国内外ライセンシー・バイヤー、すべての人を対象に、エンターテインメントもビジネスもひっくるめて開催された世界最大級のアニメの祭典。「国際アニメフェア」と「アニメコンテンツ エキスポ」の二つのアニメイベントが4年ぶりに統合して開催され、2日間で予想を上回る11万人以上の来場を記録した。各メーカー・関連企業・自治体等の出展社ブースでは、ユーザー向け・ビジネス向けのさまざまな施策を展開。新作映像発表やアニメグッズ販売を実施したほか、アニメ作品とコラボした商品や企画を紹介し、ビジネスの提案も行った。また、アニメビジネスの現状や業界の成功事例などを紹介するビジネスセミナーや、各社の新作発表などのステージプログラムを多数展開。コスプレファンのためのコスプレイヤーズワールドも設け、日本のアニメ名作や周年作品も上映した。子どもから大人まで、一般からビジネス来場者まで幅広く楽しむことができた一大アニメイベント。 (続きを読む…)
みんなのスーパーマーケット-47都道府県のご当地スーパー展-
渋谷ヒカリエから、47都道府県の魅力を発信しているデザインミュージアム、d47 MUSEUMの企画展。立体造形家・雑貨コレクターの森井ユカさんが、日本全国47都道府県のスーパーマーケット140軒を巡ってコレクションした、「その土地らしさ」があふれる商品約1,000点を紹介。スーパーという身近なテーマを通して、各県の個性が見えてくる。会場内に特設されたミニスーパーマーケットも人気を集めている。
きゃりーぱみゅぱみゅーじあむ
「HARAJUKU」のアイコン、きゃりーぱみゅぱみゅの歴代衣装を集めた初の大型展覧会。メガヒット曲「つけまつける」「ファッションモンスター」の衣装や紅白歌合戦で話題になった巨大衣装、その世界を彩るステージセットなどを大公開し、幅広いファン層の注目を集めている。衣装が際立つように展示会場にコントラストを演出し、会場構成に合わせたストーリーを創作。来場者がきゃりーになれる「着る」展示や、巨大リボン付きの本人音声ガイド、会場に隠された4つの記号集めなど、衣装への注目を高める様々な仕掛けを施している。
日経メッセ 街づくり・店づくり総合展
次世代の店舗や街づくりに関する最新の製品・サービスを集めたアジア最大級の展示会で、今年から総称を改めてよりコミュニティーを意識した見本市へとリニューアルした。商空間デザイン・建材・照明・流通情報システム・NFC・セキュリティ・フランチャイズビジネスの全7専門展を同時開催し、1,279社・3,640小間が集結。4日間で242,353人が来場した。省エネ・防災関連、スマートデバイスを活用した商材が拡大したことが、今回の大きな特徴。
東京ミッドタウン開業5周年記念 「SPECIAL WEEKS」 「Midtown Blossom 2012」
3月30日(金)に開業5周年を迎えた東京ミッドタウン。恒例の春のイベント「Midtown Blossom 2012」(昨年は震災の影響で中止)に加え、5周年記念企画「SPECIAL WEEKS」も開催。巨大なプレゼントボックスを芝生広場に登場させたり、施設のいたるところに現代アート作品を展示するなどして5周年を祝った。 (続きを読む…)
UIA2011東京大会(第24回世界建築会議)
UIA(国際建築家連合)は、約140万人の建築家と、約50万人の学生から成る国際的な組織。1948年にスイス・ローザンヌで初めて開催されて以来、ほぼ3年に一度、世界の各都市で開かれ、24回目となる今回、日本で初開催が実現した。東京大会のメインテーマは「DESIGN 2050」。サブテーマは、「環境」「文化」「生命」。3月11日の東日本大震災を踏まえ、2050年にあるべき未来像を描き出し、持続可能な建築環境や生活の質をデザインする道筋を探る。
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DESIGN for LEFTY
『自動改札機でまごつく」「お玉でうまくスープがすくえない」。右利き社会において,何かと不便を強いられる「左利き」。右利きが, 普段なかなか理解することができない「左利き」の不満や苦労を,さまざまな資料や体験コーナーを通して知ることができるイベント。また企画に関連したワークショップ,トークイベントなども用意。会場では企画制作を担当した,デザイン集団delibabによる左利き専用商品の紹介・販売なども行なわれた。
ドコモデザイン展
㈱NTTドコモが初の携帯電話を発表して23年が経った。のべ5,600万人といわれるユーザーに愛されてきたりーデイングカンパニーが,2010年夏モデルリリースと合わせ,これまでリリースしてきた500台以上の機種を一堂に集めて,デザインの変遷を振り返ろうという企画を表参道ヒルズで実施。時代とデザイン変化をひとつのプロダクトデザインを通じてたどる,ユニークな展覧会を紹介する。
DESIGNING 2010 FUKUOKA DESIGN RELAY 5DAYS
今年で6回目を迎えるデザインエキシビション。生活にかかわるデザインという共通テーマのもと,著名なアーテイストから発展途上中のクリエイターまでのさまざまな作品が,メイン会場のイムズプラザを中心に,福岡の街のあちこちで、表現された。
カー・デザインの歴史 -NISSAN情熱と機能の美-
カーデザインに光をあて、アートに関心が薄い人にも、美術館を利用してほしいという思いで企画された本展。今回、クルマという異業種とのコラボレーションによってその願いが形となり、美術館と疎遠だった家族連れやクルマファンにも足を運ばせる結果となった。会場には、戦後のカーヒストリーに名を連ねる実車を展示。また水彩画からデジタル技術へと推移するデザイン技法の変遷などを辿る中で、エクステリアデザインだけでなく、内装やクレイモデルのデザインにも触れ、車作りの裏側を詳しく紹介。そして、社会の将来を見据えた電気自動車も展示され、過去を懐かしむだけでなく可能性に富む車の未来についても言及している。