PIECE OF PEACE -「レゴ®ブロック」で作った世界遺産展PART-3-
2003年にスタート、全国のパルコを主会場に27会場をキャラバンし、約150万人を動員しているチャリティアート展の第三弾。レゴ®ブロックで作った 「世界遺産」やアート作品を展示し、若者を中心に幅広い世代へ世界遺産や地球の大切さをアピール。来場するだけで寄付につながる新しいチャリティの仕組み を作り、気軽に社会貢献できるチャンスを提供した点も注目される。今回は新作12点を含む39点の「世界遺産」を展示するなど、よりスケールアップした。
東京スポーツタウン2012
スポーツの楽しさを再認識し、興味関心をもってもらうことを目的とした大型野外イベント。浅草寺境内の特設会場で、五輪メダリストらトップアスリートがデモンストレーションを披露し、ほかのスポーツイベントにはない「意外性」「迫力」を演出した。寺の動線を遮断しない会場づくりを徹底させ、観光地での開催を実現している。
2012味の素スタジアム6時間耐久リレーマラソン
東京都調布市にある味の素スタジアムとその敷地内を走る、市民参加型のマラソンイベント。過去の東京オリンピックでは、マラソンの折り返し地点となった歴史のある同地で、今年で2回目となるスポーツの祭典が開かれた。種目は、一定時間内の走行距離を競う「6時間リレー」と、フルマラソンの時間を競う「42.195kmリレー」に分かれる。1人でも参戦可能だが、最大10人までのチームで参加できることが、同イベントの最大の特徴となっている。健康志向が高まる中、参加しやすい新しい形のマラソンとして定着していくのか、主催者側のねらいと共に追ってみたい。 (続きを読む…)
レゴ スター・ウォーズ イベント
半年前に開業したレゴランド・ディスカバリー・センター(LDC)東京による、施設と「レゴ スター・ウォーズ」シリーズのプロモーションイベント。レゴ・ブロック製の特大スター・ウォーズキャラクターの展示やダース・ベイダーら帝国軍に扮したパフォーマーたちのパレード、巨大ジオラマでのトレジャー・ハントなど、スター・ウォーズの世界観とLDCのブランドを融合させたコンテンツを展開。レゴファンとスター・ウォーズファンの双方に訴求した。
東京ミュージック花火2012
ファッション誌のシェアトップを走る(株)宝島社が、日本初となる女性向け花火大会を開催。色や形にこだわった花火の数々はもちろん、女性が楽しく快適に過ごせる飲食物販、パウダールームの設置、BMWのオープンカーによる特別鑑賞席など、他の花火大会とは一線を画す取り組みを様々なかたちで実施し、初回ながら38,000人もの来場者数を記録した。 (続きを読む…)
東京ラーメンショー2012
日本全国から個性豊かなラーメンが一堂に集まる日本最大級のラーメンイベント。4回目を迎える2012年は「日本のご当地ラーメン再発見」をテーマに、10日間の会期を第1幕、第2幕に分け、それぞれ20種類、計40種類のご当地ラーメンを紹介。またラーメン1杯に付き40円を東日本大震災の被災地へ義援金として送るなど、震災支援、さらには地域活性化につながるような試みがなされた。加えて、「東京2020オリンピック・パラリンピック招致」協力イベントの一環として、トークショーなども実施。
シブカル祭。2012 ~女子のミックスカルチャー祭~
2011年秋、渋谷の街を舞台に、ファッション&カルチャー界の新しい未来を切り開いていく女子クリエイターの才能を一堂に集結させた文化祭、「シブカル祭。」が開催された。2012年は、カルチャーとカルチャーの出会いをテーマに、女子クリエイター同士のコラボレーションやアパレルブランドとの共同制作、さらには同時期に開催するファッションイベント「SHIBUYA FASHION FESTIVAL」と連動した大ミックスカルチャー祭に昇華。多種多様な個性が交差する渋谷の街にマッチした、ジャンルレスなイベントになっている。 (続きを読む…)
roomsLINK
ランウェイショーと合同展示会を主軸に、メディアやパーティーなどあらゆるファッションコンテンツにLINKする、東京コレクションウィーク最大のファッションイベント。主会場のベルサール渋谷ガーデンでは、ビューティフルピープルやノゾミイシグロ タンバリンをはじめとしたランウェイショーの他、クリスチャン・ダダなどによるインスタレーションなどが行われる。また、渋谷各所でも、ミキオサカベ、リトゥンアフターワーズ、エ モモナキアなどが最新のファッションを披露。そして、クリエイティブで独自性のある国内外の約120ブランドが出展する展示会スペースを設けるだけでなく、パーティーのコンテンツ充実や異業種企業ブースの展開など、イベントとして独自の価値向上を図っている。 (続きを読む…)
クロスオーバーミステリーシリーズ ドラマチック推理ゲーム「推理カフェ NAZEDA」
五感で味わう参加体験型ゲーム「リアルゲーム」を展開するエンターテインメント集団WonderQによる、業界初となるWEBと施設を融合させたリアルゲーム。遊び方は、WEBで起こった事件からヒントを得て、現実の街を巡って謎を解明する遊びと、実際の会場で役者と絡みながら謎解きに挑戦する遊びの2種類。3つのミステリーが存在する。総合プロデュースはWonderQが担当。初のコラボレーションとして、WEB&街巡り謎解きゲームを体験型謎解きゲーム制作チーム「謎組」が制作。また、実際の会場でのシナリオは、役者でもありドラマや舞台の脚本・演出・振り付けも手掛ける小野真一氏が演出する。 (続きを読む…)
むさしの吉祥寺映画フェスティバル
「観る映画から創る映画に」をテーマに、クリエイター育成と地域活性を目的とした映画祭の第1回。武蔵野市を舞台に24時間ノンストップで短編映画を制作する「ムービンピック24 in むさしの吉祥寺」をメインコンテンツに、プロから映画作りの基礎を学べる「映画・アニメ制作学校」、国内外の映画祭受賞作品の上映会などを実施。「ムービンピック24」の1日を追った。
特別展「出雲-聖地の至宝-」
『古事記』編纂1300年と来年の出雲大社大遷宮を機に、島根県の文化財を通して聖地・出雲を紹介する展覧会。東京初公開となる宇豆柱をはじめ、国宝の青銅器79点など、聖地・出雲を物語る文化財約130点を展示した。限られたスペースのなか、作品を厳選し、印象的な見せ方やパネル・模型の併用で、来館者が古代から近世の出雲をイメージしやすい展示を実現している。
TEDDY BEAR -天空の森 展-
テディベア生誕110周年の記念イベントとして、大パノラマを臨める東京シティビューに5つのコンテンツを展開。メインコンテンツのミュージアムでは、これまでの展示にはなかったテディベアの魅力を五感で感じられる体験型の演出・企画を盛り込み、新旧のファンに訴求した。 特別企画のチャリティオークションも実施。シュタイフ社が本展のために提供し、企業・著名人がデザインしたオリジナルコスチュームをまとったオリジナルベア11体が出品・展示され、人気を集めている。
日活映画の100年 日本映画の100年
戦前の時代劇や、石原裕次郎ら数々の銀幕スターで知られる日活の、生誕100年を記念した企画展。1912年に設立されて以来、関東大震災や戦争など、激動の一世紀を駆け抜けてきた同社の軌跡を、時代ごとに分けた6つのコーナーで紹介している。世界的にも稀有な歴史を誇るこの映画会社を、初公開となる貴重な資料や歴代の作品に触れながら、主催者の思いと合わせてレポートする。 (続きを読む…)
マイケル・ジャクソン展 The Collection of Tompkins and Bush: MICHAEL JACKSON
“King of POP”、マイケル・ジャクソンの衣装を一堂に集め、世界5都市で開催された遺品展のクロージング。ワールドツアーのステージ・コスチュームやミュージックビデオの最高傑作「スリラー」の衣装など、総額推定30億円のアイテム約100点以上が集結した。アイテムとじっくり対峙できる展示に注力し、ファンそれぞれが記憶の中のマイケルを偲べる展示会となっている。
Japan All In
48年ぶりに日本で開催された「国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会2012」の機会に、総会参加者をはじめとする訪日外国人をメインターゲットとして開催された、インバウンド誘致のキャンペーン。丸の内に日本全国の特産品や郷土芸能が集結し、日本博覧会のような7日間となった。同時期に開催されたイベントとの相乗効果もポイント。
第29回全国都市緑化フェアTOKYO
建設省(当時)が提唱し、都市緑化意識の高揚、都市緑化に関する知識の普及等を図ることにより、国、地方公共団体及び民間の協力による都市緑化を全国的に推進し、もって緑豊かな潤いのある都市づくりに寄与することを目的として1983年度より毎年開催している。東京での開催は1984年以来2回目。6つのメイン会場と400の協賛会場で大々的に展開した。
Moe1グランプリ
日本全国の“萌えキャラ”を一堂に集めてグランプリを決定する地域振興イベントの第一回。 “萌え”の聖地、秋葉原で開催して地域ブランドの発信力を高め、地域と秋葉原の企業・自治体をつなげるネットワークづくりを狙った。特設ステージでの声優イベント・地域アイドルライブに来場したファンが各ブースを回遊したことも、成功の理由。
お台場学園祭2012
クルマ・バイクファンを拡大しようと、誰もが楽しめる“学園祭”をコンセプトに開催。体験型イベントを中心に、お台場の商業施設や文化施設、公園など13会場で各種イベントを繰り広げ、若年層やファミリー層など、ふだんクルマ・バイクに関心の薄い層へその魅力を訴求した。来年の「東京モーターショー」の集客も見据え、各社が一致団結し、トップ自ら参加してイベントを盛り上げた点も注目される。
Arts&Life:生きるための家展 Where will we live tomorrow?
東京都美術館がリニューアル後、初めて行う企画展。昨年の震災を機に生活(=すまい)の価値観が変わりつつある今、「生きるための家」というテーマで新しい価値観を持った近未来のすまいを提案。会場には、公募した中から公開審査を経て選ばれた39案の住宅モデルが展示され、原寸大の最優秀賞の受賞作はリアリティに富み来館者の視線を釘づけにした。今後、企画展の開催にも力を入れていくという、東京都美術館の新たな運営方針にも注目したい。 (続きを読む…)
TOKYO PHOTO 2012
国内外のギャラリーが出展するアジア最大級のフォト・フェア。アートとビジネスを融合させた、刺激的な空間を提供している。4回目の今年は会場スペースを前年の2倍に拡張し、世界主要10都市から各地域を代表するアートギャラリー29が集結。パリ、ニューヨークの写真市場と連動した会場構成がさらに鮮明になり、世界のフォト・シーンの最先端が十分体感できた。