「和のあかり×百段階段」展 ~日本の祭り、12のあかり~
昭和初期を代表する126枚の日本画に囲まれた百段階段の7つの色彩空間を舞台に、「日本の祭りのあかり」「和紙のあかり」「草木のあかり」など日本人が愛してきた12のあかりを灯し、幻想的な景色を展開する。釘一本打てない有形文化財・百段階段に展示された青森ねぶたをはじめ、約500個の江戸風鈴のライトアップ、部屋いっぱいに飾られた可愛らしい金魚ちょうちんなど、息を呑む迫力と風情ある日本の美意識に間近で触れることができる。また、百段階段で実施される企画展では初となる、「全時間帯・写真撮影可能」とする試みも話題を集めている。
「シネマブックの秘かな愉しみ」
120年になろうとする映画の歴史―その誕生の瞬間から、書物は映画とともにあった。映画はそれまでの諸芸術やテクノロジーを貪欲に吸収し、あらゆる人々に開かれた大衆性を持ったことで、20世紀以降の文化をリードするとともに数えきれないほどの言葉と書物を生み出した。《映画》と《映画の本》は、離れられない運命的な仲といえるだろう。国内最大の映画専門図書室を擁するフィルムセンターでは、こうした映画の書物をめぐる展覧会を開催。映画史を知るための基本文献、明治・大正期の貴重書や無声映画時代の“映画文庫”、豪華な大型本・愛らしい豆本、こども向けの本や優れたデザインの書籍、映画という職業をめぐる本まで、映画史と寄り添って脈々と生み出され、さまざまな魅力を放つ日本の映画書を一堂に集めて展示。ゲストを迎えた連続講座も交えて、書物という切り口から、映画という豊穣な知の体系に触れられる絶好の機会となるだろう。 (続きを読む…)
シンプルなかたち展:美はどこからくるのか
六本木ヒルズのシンボルとして森タワー最上層に開館して11年半。国内外から1,350万人もの来館者を迎え、日本を代表する現代美術館としてその名が挙がるまでに成長した森美術館のリニューアル・オープン記念として開催された展覧会。パリにあるポンピドゥー・センター初の分館として、フランス北東部ロレーヌ地方の首都、メスにオープンした近現代アートに特化した文化複合施設「ポンピドゥー・センター・メス」×「エルメス財団」の共同企画の日本初の巡回展として実施された。先史時代の石器から現代アーティストによるダイナミックで先鋭的なインスタレーションまで、古今東西の「シンプルなかたち」約130点を、「形而上学的風景」「孤高の庵」「宇宙と月」「生成のかたち」「動物と人間」「かたちの謎」など、9つのセクションによって構成。地理的なひろがりと歴史的なつながりを示しながら展望し、時空を超えた普遍的な美を描き出した。展示は、森美術館のために再構成され、展示作品の内、4割は、今回の日本初巡回のためのオリジナル展示品。仙厓の円相図、円空仏、長次郎の黒樂茶碗に二月堂の根来のお盆など、日本美術史を彩る名品も展示された。
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「神の手●ニッポン展」
「神の手●ニッポン展」~人間技とは思えない<神の手を持つ日本人作家、6 人の合同展>が、目黒雅叙園内の東京都指定有形文化財「百段階段」にて、2015 年5 月29 日(金)から6 月28 日(日)まで1ヶ月間に渡って開催した。匠を感じる。繊細さが見える日本のものづくりスピリッツを受け継ぎながら、現代のセンス&フィールドで意欲的に創作活動を行ってきたアーティストたちの作品を一同に集めた本合同展は、とても人間技とは思えない、神の手によって創られたような高度な技術に裏打ちされた作品群を通し、日本人ならではの手先の器用さや感性の豊かさ、探究心や真摯さにあらためて気づいていただくことで、日本人としての誇り、元気や勇気、感動を与えることを狙いとしています。今後、「日本発・新たなアートムーブメント」として世界に発信することを目的に開催された。 (続きを読む…)
「現代演劇ポスター展 -演劇の記憶、時代の記憶、都市の記憶-」
3周年の渋谷ヒカリエ ヒカリエホールにて、ポスターハリス・カンパニーの所蔵する2万点にも上る現代演劇ポスターコレクションから、1960年代後半のアングラ演劇全盛の時代から、70年代、80年代の演劇ブーム、静かな演劇など、現在までの現代演劇のポスター約300点を選び展覧いたします。60年代後半、劇団の旗印として登場し時代を挑発したアングラ演劇のポスターから、70年代を経て時代の流れともに劇団やそのポスターはどう変化したのか? 過去の演劇ポスターは、公演が終了すれば、その後なかなか見る機会がありません。時代の記憶装置として,また演劇そのものを活性化するツールとしてポスターの可能性を再認識する。渋谷の街と演劇・劇場はきっても切り離せない。シアターコクーン、パルコ劇場、青山劇場・青山円形劇場、東急シアターオーブ…古くは金王八幡宮で実施されたテント公演も。演劇の記憶、美術の記憶、時代の記憶、劇場の記憶、都市の記憶を振り返る。
一枚マンガのクールジャパン展―日本の良さ再発見!?
国内外で活躍する漫画家・イラストレーターが「クールジャパン」をテーマに描き下ろした60作品を展示し、ユーモアと批判精神あふれる「一枚マンガ」の魅力を発信。クール(COOL)は、「かっこいい」「洗練された」というポジティブな意味と、「冷たい」「冷淡な」というネガティブな意味を併せ持つ。海外ではアニメやマンガ、アイドルなど、若者を魅了する日本独自の文化が称賛される一方、国内では若者が将来に希望を持ちにくいさまざまな現実を抱えている。そのような両面性を持つ「今の日本=クールジャパン」を、30人の漫画家・イラストレーターが独自の視点で描き下ろした。奥深い「一枚マンガ」の 世界を楽しむことができる。併せて、日本新聞博物館が所蔵する明治・大正期の新聞漫画も展示。会期中の4月26日には、漫画家による似顔絵プレゼントイベントを実施した。
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「バナナがアート!バナナでアート?」
果物といえば、「バナナ!」と1、2番目に出てくるくらいバナナは身近な果物ですが、実は99.9%以上が輸入をされているもので、輸入果物の約6割を占めている。そんな身近な食べ物であるバナナをテーマに「バナナがアート!バナナでアート?」を開催し、バナナに彫刻をほどこしアート作品にしてしまう山田恵輔氏の作品から、バナナの生産風景や日本にバナナが輸入されるまでの過程を、さまざまな角度からご紹介します。会期中には、実際に山田氏をお招きしバナナ彫刻のパフォーマンスを行ったり、食の大切さや楽しさを通して、生きていく力を育む食育プログラムのイベントを開催しました。 (続きを読む…)
デザインフェスタvol.41
プロ・アマチュア問わず、「自由に表現出来る場」を提供するアートイベントとして1994年から始まった、オリジナルであれば審査なしで誰でも参加ができる、今年で21年、通算41回目を迎える一大アートの祭典。毎年、春と秋の2回開催されている。会場では、年齢や国籍・ジャンル・スタイルを問わず、12,000人のアーティストのありとあらゆる表現に出会うことができる。作品審査がないため、偶然見つかる“掘り出し物”や人との出会いを求めて、今年は2日間で59,000人が来場した。アート作品や雑貨、アーティスト、ライブパフォーマンスやグルメなどとの交流を通じて、新しい出会いの輪を広げていくためのアートイベントとなっている。また、開催20周年を機に、昨年から、“夏のデザインフェスタ”と称し、小学生アーティストから社会人学生、留学生まで、年齢・国籍・ジャンルを問わず、学生を対象とした新たなアートイベント「學展」を立ち上げた(※今年は8月8日・9日開催)。「デザインフェスタ」の原点となるイベントとして、学生だからこそできる表現や、純粋な作品の数々を見ることができる。 (続きを読む…)
写真展「曖昧☆美少女アート展」
TODAYS GALLERY STUDIOが、アーティストに無料で開放するフリーギャラリーイベント第二弾として『曖昧☆美少女アート展』を開催した。本展には、【水中ニーソ】、【フロントジッパー競泳水着】、【ふともも】、【絶対領域光るスカート】などそれぞれ、少女、アイドル、そしてフェティシズムに溢れた作品を発表している5組のアーティストが参加し全150点以上の作品を展示。世の中はさまざまなフェティシズムであふれていて、フェティシズムとは見る人によっては何かを感じたり、何も感じなかったりとすごく曖昧です。あえて顔を映さない作品や、普段見ることの出来ない水中での神秘的な身体の曲線など、見る側の想像力に委ねられた“曖昧”さこそ、究極のアートと言えます。本展ではタイトルにあえて“曖昧”とつけることで、そのアートの可能性に注目した。
戦意喪失!スーパーヨロイ展
徳川家康の没後400年を記念し、駿府城跡に隣接する静岡市クリエーター支援センターで行われた、家康と鎧をテーマにした展覧会。2010年に同会場で行われた「東海道工作展」に参加した9人のクリエーターが、闘う者の戦意を失くす「カワイイ」「フシギ」「?」な鎧を各自創作、展示する。また、会場の中央に展示された、ボランティアの一般参加者と共につくった高さ2.5mの巨大な「家康用スーパーデコYOROIスペシャル!」も圧巻。本展は、ユニークな中に平和へのメッセージを感じさせる、クリエーターそれぞれの発想力、表現力を体感できて実に刺激的。本展に参加したアーティストが出演するライブイベントも開催され、盛況を博した。
特別展「ぴちょぴちょカワイイ展~ぴちょカワ展~」
「胸キュンするくらいカワイイ!」「キラキラキレイでカワイイ!」「ほんわか癒されてカワイイ!」など、さまざまな「カワイイ」生き物を紹介する特別展。会場はテーマを持った3つの空間に分かれ、雑貨やアクセサリー、インテリアなどを使ってそれぞれ異なる世界観を演出し、その中で「カワイイ」生き物を展示していく。カワイイ生き物とその表情を引き出すこだわりの演出が相まって、通常の水族館にはないインパクトとエンターテインメント性を感じる展示となっている。
Familiar × Qusamura – 植物のあたらしい可能性 ワークショップ「~あたらしいサボテンをつくろう~」
“いい顔してる植物”がコンセプトの植物屋「叢 – Qusamura」による「接ぎ木」の展示。接ぎ木とは、2つの異なる植物をつなぎあわせたもの。今回はそのなかでも、想像を超えた大きさや形になったものなど、規格外のおもしろさを感じさせるものばかり100点を集めた。展示スペースの奥では、4月4日、5月4日・5日に子ども向けのワークショップを開催。サボテンのオブジェなどを創作している陶芸家藤川稔氏の指導のもと、接ぎ木をモチーフにした土台に陶土を貼りつけたり模様をつけたりして、空想上のサボテン(接ぎ木)づくりを行った。 (続きを読む…)
横浜発掘物語2015―君も今日から考古学者!
横浜市内では、これまで2,316の遺跡が見つかっており、古くは約30,000年前から人が生活していたことが分かっている。旧石器時代から近代まで市内の発掘調査によって見つかったいろいろなモノ(=横浜市の考古学の成果である考古資料)を通して、横浜30,000年の歴史を感じ、また全時代を通じて横浜市の遺跡発掘の成果を見ることができる内容となっている。春は小学校6年生の児童が多数来館することから、小学校高学年に見てもらえる展示を目的として企画し、今後この時期に恒例化したいと考えている。小学生に考古学や発掘調査に興味を持ってもらえるように、通常ではまずさわることができない、実物の縄文土器や石器(※石器は休日のみ)を自分の手に取って間近で観察するコーナーを設置するとともに、「火起こし」、「親子向け展示解説」と「土器の重さ当てクイズ」など、休日に親子で見学することができる関連企画も充実している。
エクステリア・エキシビション(EXE)2015
エクステリア業界関係者および一般ユーザーに向けて、家まわりと庭まわりの最新情報を提供する国内最大級のエクステリア総合展示会。第10回を迎える今回のテーマは、「最高の贅沢は、我が家の庭です。」。住宅・公共・店舗エクステリアを扱うメーカーが多数出展し、エクステリア&ガーデンの価値と認知度を高め、業界の発展に貢献できる展示会をめざしている。
企画展 未公開資料展 -帰国にまつわる資料を中心にー
終戦時、兵士・戦後強制抑留者・引揚者の「帰国」にスポットを当てた企画展。南方の捕虜収容所で帰国を待つ兵士たちが綴った雑誌や、抑留者の留守家族が帰国を促進するために起こした運動に関する書類など、常設展やこれまでの企画展では公開していない貴重な資料を展示。併せて、過去の企画展の中から、終了後も展示を望む声が多かった、「星輝中学校」をはじめとする満州(現・中国東北部)の学校に関する資料を再度展示する。
さくら ~王子で楽しむ花見~
紙の博物館がある北区王子の飛鳥山は、江戸時代から人気の花見の名所。この地に1875年に抄紙会社が開業し、これを契機に多くの製紙関連工場が周辺に建設された。王子は文明開化を象徴する名所となり、飛鳥山の桜と、山から見下ろす西洋建築の製紙工場の姿が王子のシンボルとなった。抄紙会社が開業して今年でちょうど140年、洋紙発祥の地・王子で、桜と紙の共演による紙の博物館ならではの花見を楽しむ。
大アマゾン展 THE GREAT AMAZON
「ついに、冒険の時が来た。」をキャッチフレーズに、3月14日(土)から6月14日(土)までの3カ月間にわたって開催されている過去最大級規模のアマゾン展。アマゾン川流域に生息する生物の多様性にスポットを当て、アマゾンを総合的に紹介している。アマゾン地域が成立する以前に生息していた翼竜、魚類、昆虫や植物の化石から、現世のオオアナコンダやアルマジロ、ミユビナマケモノの剥製、アマゾン固有種であるアマゾンカワイルカの全身骨格、水草やピラニアの生体展示、美しい鳥の羽がついた先住民の頭飾りなど、約400点もの貴重な資料が展示されている。 (続きを読む…)
企画展示「大ニセモノ博覧会-贋造と模倣の文化史―」
私たちの日常生活では、お金をもうけるためだけの「食品偽装」や「ニセブランド」など、他人を騙す「ニセモノ」の話題に事欠かない。しかし本来、「ニセモノ」と「ホンモノ」は非常に微妙な関係にあり、「明と暗」「黒と白」といった単純なわけ方ができない場合もたくさんある。
「ニセモノ」は、暮らしの中で重要な役割を持ち、さまざまな歴史を持っている。また、「ニセモノ」が「ホンモノ」を乗り越え、文化的な創造性を発揮することもある。さらに、博物館でつくられる研究目的の「ニセモノ」は、「ホンモノ」よりもむしろ研究価値が高い場合さえある。
この企画展示では、「ホンモノ」に対する「ニセモノ」を単に展示するのではなく、「ニセモノ」と「ホンモノ」の複雑な関係が、時代や社会背景によってどのような原理で振幅してきたのかを明らかにする。
アニメ「サザエさん」放送開始45周年 「ありがとう45周年!みんなのサザエさん展」特別協賛JAバンク
サザエさんの放送開始45周年(2014年10月)を記念し、2013年10月から2年にわたり全国35都市(予定)を巡るイベント。アニメのサザエさんにまつわるエピソードや放送秘話を紹介する「あさひが丘商店街」、磯野家の門前やお茶の間を再現した「磯野家へようこそ!」など、サザエさんに象徴される、日本の家族の絆の素晴らしさを体感できるコーナーを多数展示。 (続きを読む…)
第1回 男の雑貨&ライフスタイル EXPO
男性のハートをつかむ雑貨や小物、玩具、ファッション小物、化粧品、健康グッズなどを扱うメーカーが出展する初開催となる展示・商談会。実用性だけでなく、斬新さ、おもしろさ、懐かしさを兼ね備えた、雑貨バイヤーからも注目され、ヒットの可能性を秘めた商品が一堂に会する。
また、肌ケアや健康、自己表現としてのファッション小物への関心も高まりつつあり、男性のライフスタイルに関する製品市場の成長が期待される今、販売チャンネルを増やしたい、販路開拓をしたいと考えるメーカーに対して商談の機会を提供する。 (続きを読む…)